今回のことば
「ATOK 2013は、日本語入力が必要されるあらゆる場面において、誰でも使えて、最も身近で、最善の環境を提供できるものになる」
(ジャストシステム・福良伴昭社長)
新たな発想を与える「一太郎2013 玄」
ジャストシステムは、日本語ワープロの一太郎の新製品として、「一太郎2013 玄(げん)」を、2013年2月8日に発売する。
年内に新製品を発表し、2月に出荷するというのが、ジャストシステムの恒例のパターン。今年もそのスケジュールに則って、新製品が発表され、来年2月に新製品が出荷されることになる。
一太郎では、現行製品で「承」の言葉を用いたのに対して、今年の新製品では「玄」の言葉を用いてみせた。
同社では、「優れた作品は、言葉では言い尽くせない情緒や趣を持つとして幽玄の境地と表される。一太郎2013 玄では、書き手の発想を支援し、感性を刺激する機能を搭載しており、新鮮な気持ちで言葉に向かい合い、言葉の背景に思いを馳せることで、より洗練された文書作成が行えるようになる。その意味から、玄とネーミングした」と説明する。
「幽玄」という言葉から、「玄」という名称が採用されたというわけだ。
ジャストシステムの福良伴昭社長は、「一太郎2013 玄では、新たな体験によって、新鮮な驚きを感じてもらえるはず。実際に使ってもらうことで、これまでに経験したことがない感覚を味わってもらえる」と語る。
この連載の記事
-
第606回
ビジネス
テプラは販売減、でもチャンスはピンチの中にこそある、キングジム新社長 -
第605回
ビジネス
10周年を迎えたVAIO、この数年に直面した「負のスパイラル」とは? -
第604回
ビジネス
秋葉原の専門店からBTO業界の雄に、サードウェーブこの先の伸びしろは? -
第603回
ビジネス
日本マイクロソフトが掲げた3大目標、そして隠されたもう一つの目標とは? -
第602回
ビジネス
ボッシュに全株式売却後の日立「白くまくん」 -
第601回
ビジネス
シャープらしい経営とは何か、そしてそれは成果につながるものなのか -
第600回
ビジネス
個人主義/利益偏重の時代だから問う「正直者の人生」、日立創業者・小平浪平氏のことば -
第599回
ビジネス
リコーと東芝テックによる合弁会社“エトリア”始動、複合機市場の将来は? -
第598回
ビジネス
GPT-4超え性能を実現した国内スタートアップELYZA、投資額の多寡ではなくチャレンジする姿勢こそ大事 -
第597回
ビジネス
危機感のなさを嘆くパナソニック楠見グループCEO、典型的な大企業病なのか? -
第596回
ビジネス
孫正義が“超AI”に言及、NVIDIAやOpen AIは逃した魚、しかし「準備運動は整った」 - この連載の一覧へ