ドワンゴとニワンゴは10日、両社が運営する動画サービス「niconico」の「ニコニコ動画」に「再生前動画広告」を取り入れると発表。広告の販売を開始した。
「再生前動画広告」は、ユーザーがニコニコ動画で動画を視聴する際、動画再生を始める前に一定の割合で動画広告を表示させるもの。広告は表示された5秒後にスキップできるほか、プレミアム会員には任意で非表示設定が可能。なお、「再生前動画広告」は「ニコニコ生放送」には対応していない。同広告での収益は、niconicoが取り組んでいるクリエイター創作活動支援制度「クリエイター奨励プログラムで支払う奨励金の原資に追加するという。
シード・プランニングの調査結果によると、国内のインターネット動画広告市場は、2012年の40億円から13年に132億円と約3倍に規模が膨らんだ。今後も14年に200億円、15年に300億円を超え、17年には13年比で約5倍、640億円規模にまで拡大すると予測している。この背景に考えられるのは、パソコンのみならずスマホやタブレットで動画共有サイトの動画を視聴するユーザーが増加傾向にあること。どれだけの広告効果と売上を得られるのか、ニコニコ動画による「再生前動画広告」の今後の動向に注目したい。
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