生活レベルの防水・防塵にとどまらず、米国防総省の調達基準であるMIL規格に「防水」「防塵」「耐衝撃」「耐振動」「耐日射」「防湿」「低温/高温」「低圧」「塩水」と多数の項目で対応。日本の都市生活者には縁遠さすら感じる、真の高耐久性スマホが「TORQUE」だ。
米Sprint向けに供給されるなど、アメリカではすでに人気のラグド系端末だが、今年1月に登場したドコモのネットワークで利用できるSIMフリー版につづいて、au向けにも「TORQUE G01」としてリリースされた(ただし2台のスペックは異なる)。
性能的にはキャリアアグリゲーションやWiMAX 2+に非対応。CPUも若干非力なSnapdragon 400(MSM8928) 1.4GHz(クアッドコア)だが、言うまでもなく、見どころはそこではない。手袋を付けていても、手が濡れていても操作可能なタッチディスプレーに大型のハードキー、握りやすいグリップなど、他にはない圧倒的な外見、そして機能だ。
京セラ端末ではおなじみの機能である、画面全体が震えて、音が発生する「スマートソニックレシーバー」は、騒音が激しい場所はもちろん、ヘルメット越しなどでも声が聞こえるケースがあるほか、本体下部に大音量のステレオスピーカーがついているので、ハンズフリー通話も可能。
と、ここまで書くと、日常使いは困難? という風に感じるかもしれないが、実は厚みは13.5mmで、重量は約185gと、ちょっと(かなり?)大きめのスマホと考えれば許容範囲内とも言える。個性的という部分では夏スマホ中では断トツNo.1の1台だ。
(次ページでは、ブラックの写真や詳細スペックなど)