プリセット音源もあり
プリセット音源も用意されている。音源は3~4分程度の長さだ。iTunesの音源だと著作権の問題が発生するが、プリセットであればその心配は不要。また動画全体の色味の変更や、動画自体のフェードイン/アウトでアクセントをつけられる。
さらにテロップの挿入もできる。編集する動画を選んだ画面で「new Title」を選択し、テキストを書き込むだけだ。
ガイドを参照すれば動画の流れがわかる
基本的な動画編集機能に加え、Adobe Premiere Clipならではといえるモードが付いている。それが「ガイド」だ。
ガイドでは動画のテンプレートが用意され、インタビューやニュースなどの動画を作る際に、どういうシーンを入れ込めばいいかを教えてくれる。
初めての動画編集におすすめ
Adobe Premiere Clipで編集した動画は、Creative Cloudを経由してAdobe Premiere Proなどで引き継げる。簡単な撮影・編集はiPhoneでし、その後PCで編集ができるようになるのだ。
機能を見る限り、凝った作りでなければAdobe Premiere Clipでもクオリティーの高い動画が作れそうだ。まさにこれから動画を手軽に始めたい人向けで、YouTubeやニコニコ動画にアップする人がこれまで以上に増えそうな気がしている。
とはいえ複雑なことをするには不向き。手軽に動画を作ってみて、その魅力にはまったらAdobe Premiere Proで本格的な動画制作をしてみる、という流れがいいだろう。デモでうたっていた「iPhoneで初めての動画制作」という言葉がまさにぴったりなアプリといえる。