キヤノンマーケティングジャパンは5月14日、オンラインフォトブックサービス「PHOTOPRESSO」で制作した作品を、無料で出品・販売できるサービス「オンザマーケット」を発表した。同日からサービスを開始している。
PHOTOPRESSOは、ウェブサイトやアプリ上でオリジナルのフォトブックが作れるサービス。B6サイズでジャケットや帯が付く、本格的な装丁の本を1冊から注文できる。
今回開始したオンザマーケットにより、PHOTOPRESSOで作成したフォトブックを販売できるようになった。誰でも購入できる一般公開が基本だが、「ゲストルーム」機能を利用し、招待された人だけが購入できる設定も可能だ。
作品の出品(ウェブ上での公開)は無料で、フォトブックの注文が入るたび製本を行なうため出品者が在庫を抱える必要もない。
販売するフォトブックの価格は、製本料プラス350円から、製本料含め30万円までと幅広く設定できる。販売状況に応じて、後から金額を変更することも可能だ。
また、SNSのようにユーザー同士でつながれるのも特徴のひとつ。「お気に入り」「スタンプ」機能を使ってフォトブックの感想を伝えたり、気になる著者の新刊発売を知らせる「フォロー」機能もある。
キヤノンマーケティングジャパンによると、フォトブックサービスの国内市場規模は2014年でおよそ108億円。2015年はおよそ119億円と、今後もさらに拡大していく見込みだという。同社は今回のオンザマーケットのほか、会員限定の高級フォトブックサービス「PhotoJewel」もあわせてサービスを充実させていくという。