今回のカメラは富士フィルムのミラーレス一眼「X-T30」
2019年春の新製品ミラーレス一眼で猫を撮ろうシリーズ(今そういう名前がついた)、第2弾は富士フイルムの「X-T30」。前回のα6400に引き続き、APS-Cサイズセンサーのミラーレス一眼だ。このカメラ、なかなかかわいいのである。
小さくて中央のEVF部分がぴょこんと飛び出てて(ここにはストロボも内蔵されてる)、細めの単焦点レンズを付けると実にいい感じだ。ただ中身は本格的。上位モデルのX-T3とほぼ同じの高性能なのだ。ボディーはコンパクトになり、ボタンやダイヤル類がちょっと減り、防塵防滴などタフな現場仕様ではなくなってるが、普通の人にはちょうどいい感じに凝縮されたミドルクラスモデルと思えばいい。
届いて最初に撮ったのはうちの猫。長細い三脚が入ってた箱が気に入ったみたいで、こうして自分の家にしてしまったのでそれをさっと撮影。
ボディー内手ぶれ補正がないのは残念
新しいカメラが来たらまず猫を撮りに「保護猫シェルターqueue」へ。ラクをしてしまって申し訳ないが、なんか自分の中で恒例になってきてます。まずは撮りやすいお昼寝猫から。キジシロが気持ち良さげに寝てたのでそっと撮影。寝てる猫はシャッタースピードを上げなくていいので室内でも撮りやすい。そうそう、ボディー内手ブレ補正がないので(それだけは残念)、ぶれないよう気をつけるのは必須です。
AF枠操作用のスティックがついてるのでそれを動かして猫の目元にピントを合わせて撮ってみた。
モニタがチルトするのでローアングルも得意。冒頭写真は一緒に行った友人が這いつくばって猫を狙ってたので、その様子を撮ったもの。大きなレンズフード(あるいはレンズに写る自分の姿?)が気になって覗き込んでるキジトラの図だ。
こういう写真って猫がじっとしてるし、こっちも這いつくばって肘を床についてカメラを安定させてるのでシャッタースピードは抑えめでもぶれない。でも猫って急に動くじゃない。ほわーっとアクビをはじめたら口を思い切りあけた瞬間を撮りたいし。
この連載の記事
-
第905回
デジカメ
テレビロケ先の名古屋で出会ったお寺猫 日なたでぬくぬくしてる姿を収録合間に撮影 -
第904回
デジカメ
室内猫の一瞬をブレずに写せるOPPO「Find X8」は最強の猫撮りスマホかもしれない -
第903回
デジカメ
漁港にいる子猫をスマホの望遠カメラで! 「iPhone 16 Pro」も「OPPO Find X8」も相当なクオリティだった -
第902回
デジカメ
2025年正月、小さな漁港にいる膝猫を撫でながら「iPhone 16 Pro」と「OPPO Find X8」で片手撮り -
第901回
デジカメ
新年の最初は景気づけにソニーのフラッグシップ機「α1 II」 チルト式モニタと賢いAFで猫に集中して撮れる -
第900回
デジカメ
2024年のお気に入り猫撮りカメラはソニー「α7C II」 画作りもカスタマイズ性も良好で散歩の友にぴったり! -
第899回
デジカメ
フラッグシップ機も入門機も! 今年登場のミラーレス一眼で撮った猫写真で2024年を振り返る -
第898回
デジカメ
スマホカメラは年々レベルアップ! ハイエンド機で撮った猫写真で2024年を振り返ってみた -
第897回
デジカメ
ミニドローン「HOVERAir X1 Smart」で猫と遊んでみた! 猫は興味津々で画質もなかなかいい -
第896回
デジカメ
速いAFのおかげで撮りやすい! チャーミングでほほえましい猫のあくびの瞬間を集めてみた -
第895回
デジカメ
ニコン「Z50II」はベーシックながら動く猫もしっかり撮れる“ちょうどいい”ミラーレス一眼だ - この連載の一覧へ