日本への投資で他社の規範目指す
さらに、ベニオフ会長兼共同CEOは「これまでの日本での成功は、信頼関係とカスタマーサクセスを前面に打ち出すことによってなしえたものである。日本には2つのデータセンターがある。また、これまでに日本のスタートアップ企業に投資してきたが、さらに1億ドルを投資していくことになる。
2020年には、セールスフォースのエコシステムによって、15万3000人の新たな雇用が日本で生まれることになる。そして、1000億ドル以上の新たな売上げのチャンスを作っていくことになる。これは、日本に対する投資という意味で、他社の模範になるものだ」と、日本における新たなコミットメントを明らかにした。
小出会長兼社長も「セールスフォース・ドットコムは、社会貢献のための1:1:1モデルを推進しており、日本では14万時間を社会貢献活動に費やし、1250を超える非営利団体に製品を使ってもらっている。また、2億5000万円以上の助成金をNPOに提供している。ボランティア活動はさらに加速させたい。そして、これからも5年、10年に渡り、日本の企業のデジタルトランスフォーメーションを支援したい」と語った。
この連載の記事
-
第606回
ビジネス
テプラは販売減、でもチャンスはピンチの中にこそある、キングジム新社長 -
第605回
ビジネス
10周年を迎えたVAIO、この数年に直面した「負のスパイラル」とは? -
第604回
ビジネス
秋葉原の専門店からBTO業界の雄に、サードウェーブこの先の伸びしろは? -
第603回
ビジネス
日本マイクロソフトが掲げた3大目標、そして隠されたもう一つの目標とは? -
第602回
ビジネス
ボッシュに全株式売却後の日立「白くまくん」 -
第601回
ビジネス
シャープらしい経営とは何か、そしてそれは成果につながるものなのか -
第600回
ビジネス
個人主義/利益偏重の時代だから問う「正直者の人生」、日立創業者・小平浪平氏のことば -
第599回
ビジネス
リコーと東芝テックによる合弁会社“エトリア”始動、複合機市場の将来は? -
第598回
ビジネス
GPT-4超え性能を実現した国内スタートアップELYZA、投資額の多寡ではなくチャレンジする姿勢こそ大事 -
第597回
ビジネス
危機感のなさを嘆くパナソニック楠見グループCEO、典型的な大企業病なのか? -
第596回
ビジネス
孫正義が“超AI”に言及、NVIDIAやOpen AIは逃した魚、しかし「準備運動は整った」 - この連載の一覧へ