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新清士の「メタバース・プレゼンス」 第90回

画像生成AIで年賀状 リアルな人物も簡単に

2025年01月01日 07時00分更新

文● 新清士

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 あけましておめでとうございます。

 編集部から、お正月の挨拶をかねて、画像生成AIで手軽に年賀状を作るとしたらどれぐらいのことができるのか、というのを紹介してほしいというお題をいただいたので、各種画像生成AIで年賀状を作ってみます。画像生成AIが商用サービスとして登場した2022年7月と比べて、様々なサービスやツールが各社から登場しており、またその描画能力も飛躍的に向上しています。それらを使うことで、思ったような画像を使った年賀状を手軽に作れるようになっています。

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グーグル「ImageFX」は簡単でリアル ただし「女性と蛇」は拒絶傾向

 最も手軽で誰にでも作れるツールとしては、グーグルの「ImageFX」が挙げられます。無料で使えて、簡単なプロンプトで、かなりリアルで品質の高い画像を作ってくれます。8月にリリースされた「Imagen3」が内部モデルとして動作しています。テキストの出力も指定すると、それも理解して作成してくれます。

 ただ、今年の干支である蛇と女性を組み合わせた画像を作ろうとしたら、ポリシー違反として生成が拒絶されることが何度もありました。通る条件もあったりするようなので、プロンプトには工夫が必要です。構図などは完全にランダムでコントロールが難しいのですが、出てくる画像の水準が高いので、これで十分ではという気分になります。

ImageFXの年賀状。「Year」がダブっていますが、これぐらいのミスは普通です。PhotoshopのAI機能の「削除ツール」を使うときれいに消せる

プロンプトは、日本語で作成し、翻訳AI「DeepL」を使って翻訳している。「テキスト『Happy New Year!』を背景に、笑顔で赤い和服を着た可愛らしい日本人女性、全身ショット、映画のようなショット、写実的なショット」

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