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介護施設や在宅医療における見守り負荷の軽減を目指す、介護領域向け「AI離床センサー」提供開始

 株式会社QuantumCoreは1月29日に、同社のミリ波レーダー活用ソリューション「RD Qore」をベースとした介護領域向けの新製品「AI離床センサー」の提供およびOEM提供を開始したと発表した。

 本製品は、ベッドサイドに設置するだけで「寝ている/起き上がる/ベッドを離れる」といった動作を、エッジ単体でリアルタイムに検知して既存のナースコールやBluetooth、Wi-Fiを通じて即座に通知を行う。介護見守りシステム事業者1社へのOEM提供を始めており、実際の設備導入検証を進めていくという。

 QuantumCoreでは、ミリ波レーダーや超音波など各種電波系センサーと自社開発のリザバーコンピューティング技術を組み合わせた非接触センサーソリューション「RD Qore」を提供してきた。カメラを使用しないためプライバシーリスクを軽減でき、接触センサーが要らないので衛生面でメリットがあるとする。

ベースとなるミリ波レーダーソリューション「RD Qore」

 今回リリースした「AI離床センサー」は、介護施設や在宅医療などにおける「見守り負荷軽減」を目指した製品。小型デバイスをベッド周辺に置くのみで、高齢者や要介護者がベッドから起き上がる前の動きや離床した後の行動を即座に検知でき、転倒防止や事故の未然防止など迅速なケア・対応に役立てられるとしている。

 同社では、今後もエッジAIの性能向上や効率化を追求しながら、介護・福祉現場の課題解決につながるソリューションを開発していくとしている。

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