Windows OSに標準搭載されているハードウェア仮想化(サーバ仮想化)技術が「Hyper-V」ですが、基本的な構成やその管理方法などを知っていないとせっかくの機能を効果的に使用できません。そこで今回は、「Hyper-Vホスト」の構成や管理機能を学び直していきます。
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前回はWindows OSに標準搭載されているハードウェア仮想化技術「Hyper-V」の歴史や概要を振り返りました。今回は、「Windows Server 2025」のHyper-Vを題材として、Hyper-Vの構成や管理機能を解説していきます。
何はともあれ、便利な機能であるHyper-Vをインストールしてみましょう。Windows ServerのHyper-Vは、GUI(グラフィカルユーザーインタフェース)の管理ツール「サーバーマネージャー」の「役割と機能の追加」から簡単にインストールできます。
以下のように「サーバーの役割」で「Hyper-V」を選択してインストールし、サーバを再起動するだけで完了します。また、以下の画面1のように、Hyper-Vと同時に管理ツールをインストールすることも可能です。
もちろん、「Windows PowerShell」(以下、PowerShell)でもインストールは可能で、その場合は「Install-WindowsFeature」コマンドレットや「Enable-WindowsOptionalFeature」コマンドレットを使用します。例えば、ローカルホストで「Install-WindowsFeature」コマンドレットを使用する場合は、以下のように実行します。
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