「売り上げアップのためにInstagramを頑張っても、なかなか集客できない」「反応は悪くないのに、なぜか商品ページやリンクに移動してもらえない…」こんな風にお悩みのショップオーナーも多いのではないでしょうか？
Instagramは計画を立ててしっかり運用することで、ユーザーを集客したり購入へつなげたりできます。
今回は、Instagramを活用した集客のメリットや集客の流れ、押さえておくべきコツを紹介します。ぜひ参考にして、短期間で集客を成功させましょう！
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Instagramを活用した集客のメリット
いまや、大手企業や有名人、ネットショップまで、Instagramを有効活用して集客に成功しています。Instagramを活用して集客を行うメリットは、おもに次の5つです。
Instagramを検索ツールとして利用するユーザーが多い
Instagramは国内でも多くのユーザーが利用しています。総務省が実施した「令和５年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」によると、Instagramの利用率は56.1%と、FacebookやＸ（旧Twitter）を上回っています。
また、最近では、検索エンジンで「ググる」よりも、Instagramの発見タブから「タグる」人が増えています。LINEリサーチが日本全国の13歳～79歳までを対象に行った2023年の調査によると、20代〜30代の女性が、「スマホで調べものをする際に使うもの」の2位はInstagramであるという結果が出ています。
このように、Instagramは「見て楽しむもの」だけでなく、「調べるもの」に変化しつつあるのです。
低コストで集客ができる
Instagram広告は1日100円から配信できます。予算の上限は自分で設定することができ、上限に達したら自動的に広告の配信が停止されるので、「いつの間にか広告費用が膨大になっていた」といったトラブルが起きる心配はありません。
ほかにも、BASEの「Instagram広告 App」を活用すれば、Instagramで複数枚の写真や動画から構成するフィード投稿の「カルーセル広告」をかんたんに配信できます。
購買意欲の高いユーザーが多い
Instagramを利用している男女を対象に株式会社ホットリンクが実施した2024年の調査によると、約55%のユーザーが、Instagramをきっかけに商品を購入、または店舗に来店したことがあると回答しています。というのも、Instagramには、画像や動画に商品をタグ付けできる「ショッピング機能」があり、気になった商品をすぐに購入できる仕組みがあるからです。
「Instagramを活用して買い物がしたい」と思っているユーザーの動向は、いくつかのパターンが存在します。
- Instagramのハッシュタグからほしいものを検索する
- ショップページだけではわからない情報を得るために、ショップのInstagramを見る
- 口コミや購入者の声を確認するために「タグ付けされた投稿」を見る
- 実店舗で商品を買いたいときに、ネットショップとInstagramの情報を参考にする
また、すぐに購入にはつながらなくとも、『じっくり見返すために「コレクション（保存）」しておいて、あとで購入を検討する』こともあります。
BASEではInstagramの投稿に商品をタグ付けできる「Instagram販売 App」という機能があります。BASEに登録した商品情報を自動で連携でき、商品タグには「BASE」の商品販売ページへのリンクが設置可能です。
投稿を見て商品に興味を持ってくれたユーザーにすぐ販売ページをチェックしてもらえるため、Instagramを活用した集客に役立つでしょう。
インサイトでフォロワーやユーザーを分析できる
プロアカウントに切り替えると、投稿を見てくれたユーザー数や、フォロワーの増減といったデータを確認できるインサイト機能を利用できます。こまめにデータを確認して、ユーザーの反応を分析することで、ターゲットが求めている投稿ができるようになります。
心の距離が縮まってファン獲得につながる
Instagramにはユーザーとコミュニケーションが取れる機能が豊富です。一般的なSNSにある「いいね」やコメント、DMといった機能のほかに、ストーリーズでのコミュニケーションに使える機能もあります。
ストーリーズとは24時間で消える動画が投稿できる機能で、スタンプ機能を使えば質問やメンション（特定のユーザーを紐付ける機能）、アンケート、クイズなどでユーザーと交流することができます。コミュニケーションで信頼関係が構築できれば、ファンになってもらいやすくなります。
Instagramで集客する流れ
Instagram集客は次の5ステップで進めることができます。あれこれ取り組むよりも、1つずつ進めていくのが集客の近道です。
STEP1：インスタグラムのアルゴリズムを理解する
Instagramには、おすすめする優先順位を決めるルール「アルゴリズム」が存在します。まずは、アルゴリズムを理解して、アカウントや投稿の方向性を明確にしておきましょう。
STEP2：フォロワーを増やすコツを覚えておく
ただ投稿するだけでは、フォロワーを増やすことはできません。やるべきことをコツコツ行って、フォロワーを増やしていきましょう。
STEP3：アカウントの設計をする
たくさんのユーザーをアカウントに集めるために必要なのが、アカウント設計です。ユーザーが自然に集まってくるような導線を引いて、効率的な集客を実現しましょう。
STEP4：コンテンツを作る
何よりも大切なのが魅力的なコンテンツ作りです。ユーザーが集まっても、興味を惹かれなければすぐに離脱してしまいます。コンテンツの方向性をしっかり決めて、興味を持ってもらえるコンテンツを作りましょう。
STEP5：気になる疑問は1つずつ解消する
わからないことや気になるところは、運用しながら、1つずつ解消していきましょう。また、定期的にアカウントや投稿の見直しを行うと、集客が成功しやすくなります。
▶︎関連記事：売上0→10までガイド STEP6 インスタ運用
Instagram集客のコツ
Instagramで集客するコツは、おもに次の4つです。
ネットショップ用とInstagram用で画像を使い分ける
ネットショップとInstagramをうまく活用しているショップ／ブランドを見てみると、同じ商品に対して
- ネットショップ用の写真：着用画像
- Instagram用の写真：平置きの画像
を使い分けているケースが多く見られます。
（ネットショップ用の写真）
（Instagram用の写真）
とくにファッションを扱うショップの場合、縦のサイズを活かした全身の着用写真や動画を掲載すると、購入者が買ったときのイメージがわきやすくなりそうです。
商品写真を撮影するときは、「ネットショップ用とInstagram用を使い分ける」ということを意識し、できれば違うカットの写真を複数枚撮るようにすることがおすすめです。
1日1回以上の投稿・アクションを心がける
アカウントを稼働させて、ユーザーの目に触れる機会を増やすのも効果的です。できれば1日に1回以上は、次のうちどれかのアクションができるように心がけましょう。
- ストーリーズ、フィード、リールの投稿
- 自分から「いいね」やコメントをする
- 「いいね」やコメント、DMの返信をする
- インスタライブを行う
リソースに合わせて、できることをコツコツと続けてみてください。
リール動画は滞在時間を伸ばすことにこだわる
リール動画を長く視聴してもらうことで、ユーザーのアカウントへの滞在時間を伸ばせます。ユーザーがアカウントに滞在してくれる時間が増えると、ユーザーのおすすめに投稿やストーリーズ、リールなどが表示されやすくなります。ユーザーの滞在時間を増やせるようなリール動画にするための取り組みは以下のとおりです。
- 冒頭にインパクトを持たせる
- 「詳しくはコメントへ」というテキストで動画を締めて、コメント欄への移動を促す
- 動画の再生速度を速めて、テンポのいい動画にする
- 字幕をつけて、ミュート状態でも楽しめるようにする
- リール動画をアップしたことをストーリーズで報告する
※動画とキャプションでフィード投稿をした後にリールに動画をアップするときは、最大60分までの動画をアップすることができます。
リンクやショッピング機能で導線をつくる
ショップやホームページのアクセスを増やすなら、投稿からの導線づくりが大切です。投稿の画像やキャプションに「商品の詳細はプロフィールのリンクからどうぞ」という一言を添えて、誘導するのも一つの方法です。
また、Instagramの「ショッピング機能」を活用すれば、画像や動画に商品をタグ付けできるようになります。画像や動画で商品に興味を持ったユーザーが1タップで商品ページに飛べるので、商品を購入してもらえる可能性が高くなります。
BASEではInstagramの投稿に商品をタグ付けして、「BASE」の商品販売ページにリンクさせることができる「Instagram販売 App」という機能があり、かんたんにショップの商品とInstagramを連携できます。
Instagram集客の事例
BASEに出店しているショップの中で、Instagramを活用して集客しているショップの事例を紹介します。
KENVY
メンズアパレルブランドの「KENVY」は、Instagramのフォロワー数が1.5万人と、たくさんのファンがいるショップの一つです。Instagramは女性ユーザーが多いという特徴がありますが、男性フォロワーの割合が7〜８割の「KENVY」はInstagramでの活動が商品購入につながっているといいます。
運用面では、自分から積極的に「いいね」をすることで、「いいね」を返してくれるユーザーが増えたのだそうです。
また、投稿する写真は、被写体を少し左右どちらかにズラして撮影することで、雰囲気のある投稿づくりを心がけているそうです。
TASTY BLUE
アクセサリーやアパレル商品の販売を行なっている「TASTY BLUE」のInstagramアカウントのフォロワー数は9,000人です。
ただ、「TASTY BLUE」代表の阿部さんは、Instagramや「PAY ID」、LINE＠などどの媒体においても、フォロワー数という数字だけで判断するのではなく、顧客1人ひとりとの親密度を高めるためのコミュニケーションを心がけているといいます。
また、ブランド用のアカウントでは、写真にフィルターなどをかけず、実際の色味や雰囲気を伝えることを心がけているとのこと。ただ、自身の個人アカウントでは、フィルターをかけて雰囲気を大事にするなど、アカウントの棲み分けをしっかりすることに重点を置いているそうです。
インスタグラムの集客についてよくある質問
Instagramの集客について、よくある質問を紹介します。不安な気持ちや疑問を解消して、着実に集客していきましょう。
インスタで集客をする際フォロワー数目安はどれくらい？
インスタで集客を目指す場合、一般的には「1,000フォロワー」が一つの目安といわれています。コツコツアカウントを運用すれば、1,000フォロワーは、1ヶ月〜3ヶ月ほどで達成できるケースが多いようです。中には1ヶ月もしないうちに1,000フォロワーを突破するアカウントもあります。
インスタ集客が思うようにいかないときの対策は？
集客がうまくいかないのには必ず原因があります。原因を特定しないまま見当違いの施策を行ったり、アカウントの方向性を大きく変えたりすると、さらに集客がうまくいかなくなる可能性もあるので注意しましょう。
集客に行き詰まったら、まずはインサイトでアカウントの分析を行うのがおすすめです。ユーザーはどんな投稿に反応しているか、どの時間帯の投稿をよく見ているかを分析して、集客したいターゲットに合った施策を行ってみましょう。
インスタグラムの集客効果はどれくらい期待できる？
Instagramの集客効果は業種やターゲット層によって異なります。とはいえ、Instagramでの集客に成功しているショップや企業、団体がたくさんあるのは事実です。とくにInstagramは画像や動画で視覚的にアプローチできるのが強みなので、写真や動画で魅力伝わりやすい商品は、Instagramとの相性がいいといえます。
まとめ
Instagramは1枚の写真から長尺の動画まで、幅広いコンテンツで視覚的にアプローチできるSNSです。Instagramの機能は、ショップオーナーが集客する上で欠かせないツールと言っても過言ではありません。
実際にInstagramを利用して集客に成功しているショップオーナーはたくさんいるので、ぜひ本記事を参考に、Instagram集客の成功につなげていきましょう！
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