ふと、数日前でしかないと、思えてしまうあの時代。 今を生きながら、遠く過ぎ去った時代に、俺は生きつづけている。
===================鮎川さんの全詩集。初めの詩は『死んだ男』です。 たとえば霧や あらゆる階段の跫音のなかから、 遺言執行人が、ぼんや…
===================ジャズを聴くと、心が休まります。休まるという表現は、少し違うかもしれませんが。それでも、その中に入り込んでしまいます。…
===================もう七日も過ぎたのですね。七草粥はなくとも、爪を切ります。 そして爪を切りながら、きっと思い出すでしょう。わたしも共有…
===================転居前の家の庭には、鳥たちがいつも来ていました。零れ落ちた小さな紅の実や、イチジクや柿を啄んでゆきました。 けれどそこ…
===================元旦の日には、近くの小さな神社へ行き、お参りをしてきました。神道や仏教など、信仰は一切持ってはいませんが、なぜか初詣に…
===================たぶん引いていたお御籤は、吉もあれば凶もあったと思います。記憶は曖昧ですが、どちらかに多く傾くことはないでしょう。 そ…
===================下記ブログと俳句を書いた十五年前も、この今と変わらないことに驚きます。元旦から三日までの間、他の一日とは異なるように感…
===================十五年前、過ぎた時間を見つめた時、何が見えたのか、思い出すことは出来ません。 自分なりに、懸命に生きてきましたが、それ…
===================元旦です。 外へ出て、雲が邪魔をしていなければ、美しい富士の姿を、見ることが出来るでしょう。 本当の意味での、「富士の…
===================もう今日という日の夜であるからと、「第九」を聴くことを行わなくなりました。 一つの死が、これほどまでにも心を打ち砕くの…
===================もう今は、十五年前の不安はありません。 他の人から見れば、とても不安定な生き方をしていたと思います。高校時代は二年生の…
===================もう夢を、見ることもなくなりました。失った大切な家族に、夢の中に遊びに来て欲しいと、毎日声をかけ続けています。けれど彼…
===================小さな嫌われ者の「蠅」。 わたしには何故か、冬の寒さの中で動けない蠅を、わたしであると思えてしまうことがあります。何も…
===================十五年前にも、過去を振り返っています。そして、この今も。 この十五年のあいだに起こったこと。それは絶えられない思い出で…
===================エゴン・シーレの{哀しみの女」は、とても好きな作品でした。そこには、エゴン・シーレの狂気が埋め込まれていると、見つめて…
===================「賢者の贈り物」。とても懐かしく感じます。 小学校高学年か中学生の頃、読んだ作品です。初めて読んだ時の気持ちと、今読み…
===================若い人たちは、何を見つめているのだろうと、不安を感じることもあります。けれど一昨日のNHKニュースを見て、しっかりと社…
===================15年前と重複して書いてしまうことを、お許しください。 ある映画監督の方が、とても親しくしてくださいました。週に二回か…
===================ソ連の時代、レーニンが死んだ後、スターリンとトロツキーが政権を争いました。そしてスターリンが政権を手に入れます。トロツ…
===================15年前は、「海辺の恋」を口ずさんでいたのかもしれません。けれど今は、口ずさむことはないでしょう。 中学生の頃から、大…
ひととせ===================もう残り十日なのですね。この一年も、わたしは何が出来たのかと、自身に問うてしまいます。 少なくとも、十五年前に書…
===================佐藤春夫さんの「海辺の恋」。とても久しぶりに読み、ふとその世界に入り込みたいと、そんなことを想ってしまいました。 NH…
===================渋谷の駅前に、プラネタリウムがありました。まだ幼い頃、プラネタリウムは毎月そこに映し出される星座が変わるので、両親が月…
===================今はもう、庭のある所に住んではいません。女郎蜘蛛と、出会うことも出来なくなっています。 そして言葉はなくとも話していた…
===================15年前の今日は、新月だったのですが、今年は昨日が満月でした。昨日は出かけ、3時を過ぎた頃だろうと思いますが、帰りの電…
===================冬が始まっているこの時に聴きたい音楽について、15年前にはジャズに行き着いていました。今はより強く、わたしを引きつけて…
平和のための===================チャップリン監督が、わたしたちに何を語って語っていたのでしょうか。映画の中の兵士たちだけではなく、観客である…
===================中学時代も、多くの友達がいました。しかし、わたしがこの社会を見つめる目線と同じように見つめる友達はいなかったのです。 …
===================紅の葉は、もう舞い散ることもなくなりました。黄金色の葉は、まだ舞い落ちてきます。どこかに、幼い頃の風景と異なる情景を、…
=================== 「 どうしようもないわたしが歩いてゐる」 種田山頭火さんの俳句です。この句の中に、わたしは、わたし自身を映してしまい…
===================多くの「わたしたち」が、あの時の状況を少しでも変えようと、叫びました。けれど何も変わりはしないで、叫んだ人たちの多くは…
===================アンジェイ・ワイダ監督の「カティンの森」。日本では2009年12月5日に公開されました。カティンの森で、ポーランド将校…
===================1941年の今日という日。 アジア戦争が、アジア太平洋戦争へと変わりました。そして、あまりにも無残な死を積み上げました…
==================アジア太平洋戦争の時、激しい空襲で家を失った人たち用に、東京都が下町の焼け跡の広大な土地を借り、そこに多くの数の一軒が四…
===================15年前に書いたように、『あの時代』はもう消えているのでしょうか。 『否』と言いたいです。けれど、もう失われた時代なの…
===================写真と、その下にある文と俳句は、15年前にわたしが写し、書いたものです。それなのに、もう自身で、その文の要となる所が、…
===================今はもう、果たせなかった夢を見ることも、掻き抱くことも無く、終える時を待っています。そうです。膝を抱え横になる。二度と…
===================まだ若かった頃、よく父親から平山郁夫さんが描いた絵の写真を見せてもらっていました。そして父は嬉しそうに、シルクロードの…
===================幼なじみの死から、もう15年以上も経ってしまったのだと、かつてのブログを読み、痛切に感じるしかありません。幼なじみの顔…
===================転居する前は、すぐ隣がお寺さんの裏山でした。心筋梗塞で退職する頃は、土曜日は半日だけの仕事でした。その少し前には隔週と…
===================社会派推理小説と言われると、わたしの世代では、松本清張さんや水上勉さんが思い浮かびます。この方々以外でも、この社会の中…
===================季節の変わり目なのでしょうか、疲れがたまっています。こうして書きながらも、すぐに、手が止まってしまいます。 十五年前に…
Wilhelm Furtwangler & The Doors
===================年末になりますと、いつもベートーヴェン作曲の交響曲第9番「合唱付き」を聴いていました。体に大きな問題を持ちながら、交響…
===================転居したこの家から見える景色も、転居前とそれほど変わってはいません。 窓から見ている山並みの木々が、懸命に生き、次に続…
===================子どもの頃からの友人でした。小学校から高校まで、同じ学校に通いました。 彼が就職した職場で、二度ほど問題を起こし、行方…
===================イソップ物語の「北風と太陽」。 旅人が外套を着ているのでしたら、季節は冬なのでしょう。 北風が強ければ、しっかりと外套…
===================田英夫さんという方は、日本で初めてのニュースキャスターでした。年配の方でしたら、ご存じだと思いますが。 南・北ベトナム…
===================もう今は、ブラジルの情報が入らなくなってしまいました。けれど、どのように国際的に情報を飾ろうと、先住民の人たちにとって…
===================十五年前、もう一度読みたいと探し、見つけ出せず読めなかった小説。ずいぶんと長い時間、読むことが無かった作品を、この俳句を…
===================新しく整備された道を歩くと、山並みの奥に、夏は美しいシルエットをはっきりと表し、冬は頂を白く装われ、裾野を広げた富士が…
===================もう15年も経ったからでしょうか。レイモンド・チャンドラーのことすら忘れています。愛する連れ合いに先立たれ、苦しみの中…
===================あれは高校時代だったと思います。駅から家へ帰る道を歩いていると、突然、水のカーテンが現われたのです。立ち止まれば晴れて…
===================転居した時には、過去をずいぶん捨て去りました。それでもまだ、捨てきれない過去が、山のように残っています。 失った大切な…
===================若い頃は、お酒はとても弱かったです。知り合いがアルバイトをしていたので、ターミナル駅の裏にある、立ち飲みも出来る酒屋に…
涙のごとく===================転居したことで、河原からは離れてしまいました。同じような河原に行きたければ、電車やバスなどを利用しなければなり…
===================下記に記載の、15年前と比べるならば、やはりおかしな気温の動きです。テレビの気象予報も、つい最近まで「異常気象」という…
===================10日前に、白竜さんのことも書く機会を持ちたいと書いていたのに、これほどにも早いことに驚きました。今日は書けそうもあり…
===================社会問題と向き合ってきたロック歌手が、亡くなってゆきます。尾崎豊の死は、驚きでした。そしてその後、何人もの社会と向き合…
===================この日、わたしは友人と二人で羽田まで行きました。京浜急行で羽田空港までゆきました。 京浜急行の大鳥居駅に、わたしたちが…
===================たぶん、この俳句を詠んだ数年ぐらい前に、植木屋さんで柿の苗をみつけ、玄関前に植えました。「桃栗三年柿八年」という言葉が…
===================転居前は、丘の頂上付近で生活していました。南にあるベランダからの世界は、季節ごとに山々の木や葉の姿も、変わってゆきます…
===================ビートルズ。わたしたちの世代にとり、それぞれの内面に入り込んでいたでしょう。大学を捨ててから、どのくらいの時間が経って…
===================「頭脳警察」のことは、再結成でのアルバム発売日が延びたことで、10月27日に書いています。2009年の今日か昨日に、予…
CHEGA DE SAUDADE (No More Blues)
===================初めてボサノヴァを聴いた時、そのリズムの美しさと、裏面にある哀しみを感じた気になりました。ファドとは異なる歌。踊りたく…
===================昨日は病院で、いくつかの診療科を廻り、大量の薬を購入してきました。病院へ行くことで、やはり疲れ切ってしまいます。 そし…
===================今はもう、下記の欄に貼り付けているブログを書いてから、十五年も経っています。愛も、夢も、ささやく相手も見失ったと書いて…
===================正しい生き方とは、どのような生き方なのでしょう。解らないまま、ここまで生きてきました。 それでも懸命に、現実から逃げぬ…
===================「さようなら世界夫人よ」のCDは無かったろうかと、探し回ってしまいました。ドーナツ盤のレコードはありましたが、やはりC…
===================世の中とは、こういったものなのでしょう。コガネムシと同じ事を、わたしたちもしているのでしょう。 コガネムシは幼虫の頃、…
===================庭のないところで生活しだして、もう十年ほど経っています。無信仰者であっても、仏壇の遺影や位牌を見つめると、いつの間にか…
===================今日の題目の「ラスコーリニコフ」とは何だろうと、考えた方も多いのではないでしょうか。わたし自身、十五年前のブログの題目…
===================高校二年の、年末に消えた友人は、わたしにこう言いました。 「山谷へ行け。そして、ヒロシマにも」と。 十日ほど前に、山谷…
===================秋の空は、何故これほど貧しく感じられるのでしょうか。気候変動のせいでしょうか。そうでは無く、わたしたちの心の貧しさが.…
===================ここのところ、本を読むことがなくなってきています。内容も、辛く感じるものが多いですが、文字が小さく感じてしまい、読むこ…
===================十五年という時間を見つめます。まだ若さの最後の力が残っていた時代と。今という時代の自分の在り方を考えてしまいます。「引…
===================洗濯物を取り込むと、その中にカマキリがいました。動くこともしないで、ただじっとしたまま、洗濯物の中にいます。 色は朽葉…
===================イヴ・モンタンの「枯葉」の入っているLPを、友人の部屋でみつけて何度もかけ、フランス語の発音を懸命に真似しました。なんと…
===================小学校二~三年の頃、姉が中学生の雑誌で読んでいた付録に、薄い文庫本が付いていました。 映画にもなり、三島由紀夫さんも絶…
===================もう今では、「鮎川信夫」という詩人を知っている人は少ないでしょう。はじめの頃にも書きましたが、鮎川信夫さんの詩を読んでい…
===================今日は、「秋風秋雨人を愁殺す」を書かなければならないのでしょうが、昨日録画した「アリス」の特集番組を見始めて、心は、そ…
===================季節の変化が、あまりにもおかしくなっているからでしょうか、とても大切なことには、きちんとメールを送れるのですが、今は頭…
===================可憐で、小さめの花。けれど秋になり、花開く美しさ。 転居前の庭に植えていました。そして花開くと、いろいろな言葉を、開い…
===================はじめの頃は、面白いと思って観ていました。けれど、いつの間にか面白いとは思わなくなり、観なくなってしまいました。 テレ…
===================勤めだした頃だったと思います。NHKのFMが放送した、ショパンのフランス時代のラジオドラマを聴き、ショパンに、大きな力…
===================岡林信康さんの「手紙」を聴くと、とても複雑な気持ちになります。 1960年代に「山谷ブルース」や「友よ」などを歌い、「…
===================わたしは一切、信仰などは持ってはいません。そうであるのに、十五年前には、もう使われることもない言葉を多用して書いていま…
===================生態系が崩れてゆきます。人が、他の生き物たちの生きる場を奪っています。 以前にも書いた気がするのですが、雀を全く見るこ…
===================少し前までは、春には春の、秋には秋の優しさがありました。けれど今、四季という感覚がなくなりつつあえうように感じます。 …
===================もっと、もっと、友人たちの横にいるべきでした。おかしな所に気づけなかったのです。職場でも、NGO運動の時も。 最後に失…
===================どれ程、わたしは偽りを重ねてきたでしょうか。どれ程、わたしは偽りの言葉を信じた振りをしてきたでしょうか。自身の思いを通…
===================アンドレ・ブルトンの『ナジャ』という作品を読みたいと、高校の頃から、ずっと思っていました。シュルレアリスムの作品です。…
===================ホアキン・ロドリーゴの、アランフエス協奏曲が、今日のテーマであったので、久しぶりに聴いてみました。 やはり胸に、静かに…
===================いったい何度、挫折したでしょうか。そして今、最期の時間が迫ってきています。 先に行ってしまった大切な家族。まだ若すぎる…
===================1960年6月15日 国会議事堂の敷地内で、一人の東大生が亡くなりました。 樺美智子さん。 そして 1967年10月…
===================数日前にも、下村湖人さんの「次郎物語」のことを書いていました。長編小説ですが、何度も何度も読み返していました。どれほど…
===================今回の転居の前に住んでいた家の庭に、ビワを食べた後に種を二粒植えました。もっとずっと昔で、全く別の家で生活していた時も…
===================高校2年の2学期、消えてゆく彼と、誓い合ったことを忘れていました。15年前に書いたブログを読み返すまでは。 夕空を見上…
===================以前住んでいたところは、米軍基地と自衛隊駐屯所が、それほど離れてはいない所の近くにあり、米軍と自衛隊の軍用機やヘリコプ…
===================十五年前は、「タンゴ・エン・ネグロ」でしたが、今日は「悲しきミロンガ(Milonga triste)」を書かせてくださ…
===================小学校から中学まで、子ども用に四冊に書き直された、下村湖人さんの「次郎物語を」を、むさぼるように読んでいました。子ども…
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