2014年ブエルタ・ア・エスパーニャ、9月4日の第12ステージでベルギーのスター選手、トム・ボーネン(オメガファルマ・クイックステップ)はゴールスプリント争いに挑んだが2位に終わった。
ツール・デ・フランドル、パリ~ルーベなどクラシックレースを主戦場とするボーネンは、2011年ブエルタ以来3年ぶりのグランツール出場で、グランツールのステージ優勝は2008年ブエルタ以来遠ざかっている。
この日は、終盤のクラッシュで10数人に絞り込まれたスプリントで、ボーネンはジャイアント・シマノの2人、ラモン・シンケルダム、ジョン・デゲンコルプの背後3番手につけた。
ボーネンは、デゲンコルプより一瞬先にスプリントを開始。しかし、デゲンコルプは最後までボーネンを抑え込んでステージ優勝をつかみ、ボーネンは6年ぶりのグランツール勝利に届かなかった。
ボーネンは、チームを通じ以下のように振り返っている。
「僕はいい位置にいたし、パワーもよかった。今日は勝つために最初に飛び出した。スピードは高く、最初にスタートした選手が勝つのは明らかだった。でも、デゲンコルブは僕を見ていて、技術的に彼は完璧だった。道を完璧に使い、完璧なタイミングで発射した。そして、すごく強かったね」
「もう少し早めにスタートしていれば勝てたと思うけど、スプリントはなるようにしかならないものさ。今週初めてスプリントしたし、再びスプリントを争えてうれしいよ。でも、正直喜べない。勝ちを狙っていたからね」
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