杏さんが前の夫の事を、いい人だったじゃん!と友だちから言われ『あんな無責任な人』というシーンがあって、リアリティーが凄い。
夫の人物像は出てこないからわかりませんが、とっくに違う人と再婚してそうだと思った。
奥田瑛二さんと杏さんって本当の親子だったかの様な感じの組み合わせ。
介護に虐待、本当に考え深い内容。
子供を虐待するくらいなら、本当に子供を望んでいる人に委ねてほしいと心底思う。
しかし、その様な方々は避妊はしないし、育てられなくても産むし、気に入らないと虐待する。
裁判で実母が、夫がいないとどうしたらいいのかわからない。みたいな事言ってましたが、この手の女はみんな男がいないと生きて行けない。
で、変な男と再婚して虐待。
男も女も何か生い立ちに問題があり、もうどうにもならない負のループを繰り返す。
この映画の中では、介護を通じて親子のわだかまりが解消する様な場面があり、本当に感動したが、現実にはその様な救われる様な出来事はないに近いと思う。
実際には、憎しみさえ感じてしまい、亡くなった時に安堵するかもしれない。
杏さん、子役さん、みなさん演技が凄く上手いし、内容もとても良かった。
ラストの少年の発言もホッとした。
実の父役の安藤さんは上手いですが、ベースがイケメンなので、もっと顔から嫌なイメージの人の方がリアルで良かったかなと思いました。