カメラを正面から見つめたショットに真実が宿る。序盤が特にいい。干し草祭りの多幸感も素晴らしい。母がジムとメアリーの汽車の場面を想像して懺悔したように受け取れるが、彼女はそれを実際には観ていないはずだ…
>>続きを読むジョン・フォードの代表作のひとつだと思う。いわゆる「毒親」な母の愚かなる数々の言動と、その苛烈さに比べあまりにあっさりしている改心ぶりが腑に落ちない人も多いとは思うが私はかなり感動した。なんというか…
>>続きを読む原題「Pilgrimage (巡礼)」。息子が戦死した母のロードムービー。フォード監督が「ドクター・ブル」(1933)と同年に制作。
第一次世界大戦時のアメリカの田舎。頑固な母ハンナは息子ジムと近…
優しさと厳しさ。
悲しみと喜び。
怒りに後悔に、、、。笑顔もあって。
人間ドラマの中に、この作品の内容にはそぐわなそうなユーモアも絶妙に織り交ぜられ、主人公のおばちゃんにのっかって一気に最後まで。…
ワケわからんくらい良い。今年初見の旧作ベスト間違いない。積み重ねられていく扉の開閉/正面ショットが感情や思惑の推移を表象する。
恋人を乗せて発進していく列車の方は全く見せず、それを見送るヒロインの…