二回チャレンジして二回ともリタイアしちゃったやつ。製作中も続いていたベトナム戦争にたいする風刺コメディを目指すがスタジオからの許可が下りず、舞台設定を朝鮮戦争にずらしているという。カンヌ映画祭パルム・ドール受賞作。
先日亡くなったドナルド・サザーランドと言えば大作映画の悪役として出てくる人というイメージだったけど(多分初めてみたのはスタローン主演の「ロックアップ」)、デビュー当時は本作のようなバキバキとんがったカウンターカルチャーの若手スターだったんですね。
割と最近の映画祭の審査員か何かをやってる時の記者会見で「共産主義の終焉についてどう思うか」的質問をされててなぜそんな事を聞くのかと不思議だったが、彼の経歴をみれば納得する。答える姿もこちらのイメージとちがってエネルギッシュな理想家という感じだった。「アニマル・ハウス」での学生と一緒にマリファナをすう教授役などもその流れにあったんだな。