何でもないバイクの旅で、典型的な雰囲気映画でした。
普通のバイクの旅に最強の音楽を付ければそれなりの映画になるということを証明した作品でした。
ぶっちゃけ脚本としては、決して良いとは思えなかったです。この作品に脚本を求めること自体が野暮なんでしょうか……。
有名な作品ということで期待していたのですが、つまらない旅を長らく見せられたまま進んでいってかなりストレスでした。これなら自分で旅行けばって思いましたし、素晴らしい楽曲のPV以上の価値があるとは思いませんでした。
そして、終盤、過去見てきた作品でも最悪レベルでした。まず演出意図も不明で、ただただどういうことって感じでした。
取ってつけたようなセックスシーンが出たときにはもう続き見なくていいかなと思いました。
謎の宗教観もただただ意味不明でした。
全体的にノリとパッションで作ってる作品で、うーんって感じでした。当時の社会情勢を言い訳に、それっぽい風刺が入った作品にすればウケるだろうという制作者側の意図しか正直感じなかったです。
この作品は雰囲気と音楽が優れているとは思いますが、作品全体として決して高く評価できるものではないと個人的には思いました。
バイクの旅が好きな方は楽しめるのかもしれません！
