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ベティ・ペイジのこぅのレビュー・感想・評価

ベティ・ペイジ(2005年製作の映画)
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「不健全極まりない 有害だ
こんなものは悪でしかない!」

【アメリカン・サイコ】のメアリー・ハロン監督による、
'50年代のアメリカで、世の男達を虜にした永遠のピンナップ・ガール、ベティ・ペイジ の知られざる素顔を描いた【半生ドラマ】。


ベティ・ペイジ(グレッチェン・モル)は大恐慌只中に、ナッシュビルの貧しい家庭で少女時代を送る。
敬虔な母親の下、厳しく育てられたベティ。
その後、大学進学を断念した彼女は、地元の男性ビリー・ニール(ノーマン・リーダス)と若くして結婚する。
しかし、ビリーとの結婚生活はほどなく破局を迎え、ベティは心機一転、NYへと旅立ち、やがて写真のモデルとして名を売り始めるが…。


🙆‍♂️🙅General review (help the chooser)
アヴァンタイトル、
’55年。NY市警による、ボンデージ雑誌の摘発。

上院小委員会の会館ロビーで判決を待つベティ。
取り出した妹よりの手紙から長い回想に入るが、特定の一人称で語らるワケでは無く、展開/演出に於ける構成/形式として。

結婚に失敗し、
'40年代末、NYに移り住み、ピンナップ・ガールを始め、写真館を営むアーヴィングとポーラに出会い、ボンデージ雑誌のモデルになるが、やがてポルノ追放運動の標的に、、

ベティは、
素直/あっけらかんとした/潔い性格 で、ノリも良いのが分かる。

終盤は、
無論、冒頭に回帰する。
ロビーで待つ事、12時間。
ベティの出る幕も無く、普通に帰され、
そして、、
彼女は何に向かう⁈

作風は、
監督が意識した’50年代、サミュエル・フラー監督を目指したと言う、モノクロ映像とジャジーな劇伴にしてドライなムード作りの徹底で、肝心なパートを 色付け/ポップ化 しているのが特徴。

特に
大きな展開が待っていたり、恋愛事情も省き、突出した演出 も無いが、サラッと駆け足 にベティのモデルとしての活動/足あとを紡いでいる。
そんな中で、
野外での全裸撮影の見事なプロポーションとモザイク処理無しの アンダーヘア出し は印象的。

別にベティがヤリマンだったとか、悪事をしてきたワケでは無く、ただ素直に生きてきただけ。
彼女の影響力、世の流れでそうなった被害者。
当時は、
ボンデージ=性的倒錯/猥褻と見なされ、
今では、編み上げブーツは普通のファッション化されている。
現代で言う、インターネットの普及による、青少年への悪影響問題。
別に
ベティがヤリマンだったとか、悪事をしてきたワケでも無く、ただ ピュア に生きてきただけ。
そんな、
彼女の人柄に好感の持てる、演じたグレッチェン(33)の素朴な演技/魅力と、女性監督ならではの優しいタッチで、決して批判しない ベティ擁護/讃歌 作品に仕上がっている!


オマ毛🎁
メタルでメリクリ🎅🎸🥁🎤
https://youtu.be/ryGDzIUHhnE?si=RDMqVeUR7JDuBzBJ
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    クリップ無き(センスが合わん)者、レヴューを読んでない不要者はフォローを外していく方針だ‼︎ 2017.2Start 芸術は、観方、感性ひとつ‼︎ '70年代作品をリスペクト。 映画鑑賞と人生は似…

    クリップ無き(センスが合わん)者、レヴューを読んでない不要者はフォローを外していく方針だ‼︎ 2017.2Start 芸術は、観方、感性ひとつ‼︎ '70年代作品をリスペクト。 映画鑑賞と人生は似ている。何でも鑑賞(出会い、 経験)すればその分だけ『成長』『チカラ』に なる。 脚本、撮影、演出(演技)をこぅ察派。 また、いい映画探しは人生においての【宝探し】。 レンタルで存在しないモノはこぅ入してでも観る派。 3.0点が標準、4.0以上はリピート対象(推奨)、4.8点が 最こぅ(希少)‼︎ #ザ・'70 #死ぬまでに観る価値あり