エレファント・マン観ました。
アンソニー・ホプキンスの若々しさ素敵でした。
彼は外科医トリーヴズに扮します。
このトリーヴズは医師としてのプライドと人としての真の清廉な思いとこれらの狭間で苦悩します。
そしてこのエレファント・マンと称される青年がジョン・メリックと言います。
この哀しみのメリックを
極悪非道の雇い主が(名無し)
メリックの特異の容姿を、
怪物バケモノと利用し見世物小屋で
全身晒しものにし日銭を稼ぎます。
メリックを拷問と屈辱汚辱凌辱の日々で飼い慣らします。
marucoなんかはこいつに、
心底、殺意を持ちましたから。
前述の誠実な外科医師トリーヴズ、そして申し遅れましたが、
3人の素敵過ぎる女性との奇跡的な出逢いにより、
メリックの決して誰もが知り得なかった本来持つ透きとおるような聡明さ、人としての誇り、優しさ、品位をこのまま取り戻して生きることができるのでしょうか?
惨たらしい苛酷な運命から
解放されるのでしょうか?
幸せになれるのでしょうか?
本当に哀しく辛い作品でした。
でもその喜びと絶望の先に見えたものは…、メリックの人間としての生きざまを、彼自身メリックが静謐に物語ってくれます。魅せてくれます。
marucoにはこれは生涯残る作品と感じました。モノクロ作品の真髄を観ました。
蛇足
若きアンソニー・ホプキンスと
先日観たばかりのサイモン・ペックがあまりにも顔が似ていたので衝撃でした。やはりアンソニー・ホプキンスのほうが渋み重みが勝りました。