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メン・イン・ブラック3の福福吉吉のレビュー・感想・評価

メン・イン・ブラック3(2012年製作の映画)
3.5
◆あらすじ◆
月にあるエイリアンの刑務所から捜査官Kに恨みを持つアニマル・ボリスが脱走し、過去に戻って捜査官Kを殺害してしまう。アニマル・ボリスからKを助けるために捜査官Jは殺害前日にタイムトラベルする。

◆感想◆
捜査官Jがタイムトラベルして若い頃のKを守り、アニマル・ボリスの野望を阻むストーリーとなっており、あまり自分のことを離さないKの若い頃の姿を堪能できる作品となっています。

本作は1969年の捜査官K(ジョシュ・ブローリン)をキー・パーソンとしてストーリーが進んでいき、Kを助けるためにタイムトラベルする捜査官J(ウィル・スミス)が1969年当時の出来事や社会の慣習に振り回されながら、若いKと親しくなっていく姿が楽しい作品となっています。若い頃のKが登場中は、現在のK(トミー・リー・ジョーンズ)が登場しないので、トミー・リー・ジョーンズが好きな方には不満が残るかもしれません。

本作の敵であるアニマル・ボリス(ジェマイン・クレメント)は凶暴かつ狡猾なエイリアンで、1969年当時のボリスと話をつけて2人がかりで捜査官たちに襲いかかってきます。一方、助けてくれるエイリアンとしてグリフィン(マイケル・スタールバーグ)が登場し、彼の未来を予知できる能力がストーリーに大きく関わってきます。

本作もストーリーのテンポが速く、次々とシーンが変わっていくので飽きることなく最後まで観ることができました。アクションシーンも豊富で、このシリーズならではの近未来的なアクションも楽しめて良かったと思います。

シリーズ3作目ということで、ストーリーの変化として若い頃の捜査官Kに焦点を当てた点は面白いものになっており、十分に楽しめる作品でした。ジョシュ・ブローリンが年をとるとトミー・リー・ジョーンズになるという構図はなかなか想像できないものがあって、その部分でも面白いと思いました。

鑑賞日:2024年12月22日
鑑賞方法:U-NEXT
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