大ヒット・バトル・カーアクション待望の続編!
(※前日譚です。)
自由が欲しければ、参戦せよ。
(※一作目の時点でどういう末路か分かってるけどね…。)
犯罪者の数が急増する近未来。
マフィアの一員であるカール・ルーカスは銀行強盗の際に仲間のミスの責任を負い、仲間を逃がして警察に逮捕され、凶悪犯罪者だらけの孤島の刑務所ターミナル・アイランドに収監される。
ターミナルアイランドでは経営不振を回復する為に囚人同士の金網デス・マッチ放送が行われていた。
しかし、対戦相手側が慈悲を掛けたりするので、視聴率は低迷し続けていた。
そこでデス・マッチ主催者で女重役のセプテンバー・ジョーンズは武装車に乗りながら死のレースを繰り広げる「デス・レース」を提案する。
数多くの囚人と共にレースに参戦したカール。
5回勝てば勝ち取れる自由を得る為に、囚人たちの死のレースが始まった。
囚人同士の死のカーレースを描いた、バイオレンス・カーアクション、第二弾。
ジェイソン・ステイサムさん主演の「デス・レース」の正当続編にしてデス・レースとフランケンシュタイン誕生秘話を描いた前日譚。
監督はVシネマの続編映画を数多く手掛けるロエル・レイネさん。
主演は様々なB級アクションで主演を務めているルーク・ゴスさんにチェンジ。
他にもヴィング・レイムスさんやダニー・トレホさん等、B級アクションでよく見る人がズラリと揃ってます。
前作のステイサムさんには及ばないけど、ルーク・ゴスさんも中々いい感じのハゲマッチョ俳優ですね。
この人がステイサムさんと並んだらややこしい事になりそうなので是非とも共演して欲しいですね。w
(どんな理由だよ)
以前は一作目だけ見てスルーしてきましたが、流石にVシネ続編の耐性が出来てきたし、予告を見た感じだと結構ドンパチしてそうなので鑑賞。
最近、ロクにドンパチ系のアクションを見てなかったのでこういう映画がマジに恋しくなったのもあるしな。
続編となる今作は本国ではVシネマ扱いで、こちらでもビデオスルー。
実際、今作は予算の関係か本編から1時間経過しないと肝心のレースが始まらないし、映像面や舞台とかも前作に比べてもグレードダウンしている。
レース開始もかなりアッサリ気味だし、レース中のアイディアも前作に劣るし、主人公もルーク・ゴスさんにチェンジして地味になった感は否めず、ストーリーは前作に輪を掛けてカラッポだ。w
とは言え、ここ最近見たアクション物がドンパチ不足だったりしたのも相まって(特に昨日に見た奴なんか酷かった)、かなり真っ当なアクション映画に思えましたよ。
そんな思い入れを抜きにしても、Vシネマなりにお金を掛けているだけあってアクションの見せ場が多く、過去作の良い所もしっかり押さえている為、B級ドンパチカーアクション映画としては十分楽しめました。
本作は前日譚という事でレースが始まり、フランケンシュタインが誕生するまでが描かれているが、序盤からから囚人の暴徒鎮圧に始まり、捕まる前の主人公のカーチェイスや囚人同士の殴り合いバトル、そしてレース後のド派手なレースバトル等、今回もアクションでゴリゴリに押しまくる内容になっていたのが嬉しい。
囚人同士の金網デスマッチでは斧をぶん回したり火炎放射器をぶっ放したりと中々にクレイジーだし、ルーク・ゴスさんの肉弾戦も様になっている。
本編の予算の大半をつぎ込んだと思われるカーチェイスは前作同様にCGをあまり使ってないし、武骨な車をブンブン走らせてガンガン激突させ、クラッシュすれば車はひっくり返り大爆発!!!
また序盤では主人公がドライビングテクニックで逃走する場面があるが、ここでもしっかり相手の車(パトカー)が宙を舞いひっくり返り、大爆発するサービス精神が素晴らしい。
お話は前日譚としてのアレコレとして書かれているので、前作に比べると爽快感は低めだが、それでもラストでは一作目に点と線が繋がる面白さがあった。
主人公周りの囚人仲間も良い奴で好感持てるし、前作のキャラとの接点が明らかになるドラマも中々悪くない。
主人公とヒロインの濡れ場があったり、一番イヤな奴がちゃんと報いを受けたりと言ったエンタメ要素もあるので、アクション押しな内容も相まって楽しめました。
正直、Vシネマ相応にスケールダウンしてるし、難点もそこそこある。
間違っても前作レベルの完成度を期待してはいけませんが、派手に車がクラッシュしまくってくれるし、火薬の爆発もガンガン展開されるので、VシネB級続編なりに結構楽しめました。
取り合えずド派手なドンパチはそこそこに拝めるので、前作が好きなら今作も見て損は無いと思いますぜ。