Rin

左側に気をつけろのRinのレビュー・感想・評価

左側に気をつけろ(1936年製作の映画)
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ルネ・クレマンのデビュー作短編で、脚本と主演がジャック・タチ。近いうちにジャン=リュック・ゴダール『右側に気をつけろ』と井口奈己『左手に気をつけろ』(こっちは本作と関係あるかわからないけど)を鑑賞予定なので先に観ておこうと思ったのだけど配信されておらず、ジャック・タチのDVD BOXかBlu-ray BOXを購入するしか鑑賞方法がなさそうだったので、せっかくだからと思ってBlu-ray BOX買いましたよ。ほんと高かったからこの場で自慢させてもらいます。

本作は農民の青年が腕自慢のボクサーに教則本のチラ読みで挑むコメディ。呑気で明るい作品。子どもたちがわらわらと駆け寄ってくるところとか、豊かな多幸感に満ちている。これまでシルヴァン・ショメ『イリュージョニスト』のタチシェフさんでしかジャック・タチを認識していなかったので、まずは動いている生身のジャック・タチを見ることができてよかった。ちなみに『イリュージョニスト』は人生ベスト級に好きな作品。久しぶりに観返したいな。

劇伴が三谷幸喜『THE 有頂天ホテル』の劇伴と似てる気がする。
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