この映画は17世紀にオランダで大活躍した海軍の英雄、ミヒール・デ・ロイテルさんを描いた伝記ドラマ映画。
17世紀のオランダは世界トップクラスで栄えていました。それを阻止するためにイギリスやフランスなどが攻撃を仕掛けてオランダを苦しめようとしていたのです。
そのオランダを救ったのがミヒール・デ・ロイテル。提督となり策略家としてイギリスやフランスを罠にかけ海戦で勝利しオランダを救うのです。
しかし政治の圧力に負けて戦死してしまう悲劇の英雄なのです。紹介はこんな感じで。
海戦シーンは迫力と緊張感があり最高に楽しめました! 両者が見合って開戦まで今か今かと待つ時間がドキドキしました。 17世紀頃の海戦はこんな感じなんだ~と勉強になりますし、砲撃を受けた時などの衝撃で人や物が飛んでいくのがその凄さを実感できます。
海戦のシーンも興味深かったのですが頭に残ってしまうのがデ・ウィット兄弟の虐殺シーンですね。政治の指導者だったのですが失脚し民衆に取り囲まれバラバラに... 実際にあったのか調べてみましたがあったみたいです。とても恐ろしい。
英雄になったのですが国王のお気に入りにはしてもらえず少数で地中海へ行くことに。その海戦で死んでしまいます。とても家族思いだっただけに一層悲しいですね... 遺体が街中を進み運ばれ、妻と娘達が棺に手を添えていたのが心に染みます...
長々となりましたが風景などとても良くオランダの中世から近代あたりを学べて海戦もリアルな映画でした!