これは、トルコのお見合い結婚の話ではなく、
「名誉殺人」や「名誉に基づく暴力」が部分的に残るトルコの保守的な地域に生きる女性たちの葛藤の物語。
そこを履き違えたらそりゃ正当な評価もレビューも与えられない。
これだから家父長制はだめなのよ。
祖母や叔母たちも迎合しているように見えるけど、それは監獄の中でなんとか生きようとする彼女たちの対抗手段だったと読める。
ラーレは命を危険に晒してでもそんな世代間連鎖を断ち切ってやる、という力強い怒りを抱えた少女。
だからエルドアンじゃなくてアタトゥルク派なの^_^
いい映画でした。