ゴン吉

ラブ&ドラッグのゴン吉のレビュー・感想・評価

ラブ&ドラッグ(2010年製作の映画)
4.1
製薬会社の営業マンと難病の女性の恋を描いたラブロマンスヒューマンドラマ。 
原作はジェイミー・レイディの実話をもとにしたノンフィクション小説。
エドワード・ズウィックが監督を務め、ジェイク・ギレンホールが主演、アン・ハサウェイがヒロインを演じ、オリヴァー・プラット、ハンク・アザリア、ジョシュ・ギャッド、ガブリエル・マクトらが共演。

1997年、ジェイミー(ジェイク・ギレンホール)は給料が高い大手製薬会社ファイザーに営業マン(MR)として転職する。病院を訪問している際に、美しい女性患者(アン・ハサウェイ)と出会う。当初は彼女が不治の病である若年性パーキンソン病を患っているということもあり、二人は割り切って付き合っていたが、次第に心を惹かれ合うようになる。しかし彼女は病状が進行して徐々に手が震えるようになっていく…

「ようこそファイザーへ」
製薬会社の営業マンと難病女性とのラブロマンス。
コロナワクチンでもお馴染みの世界最大手製薬企業ファイザーに務める営業マンの実話ベースの物語。
ジェイク・ギレンホールとアン・ハサウェイの体を張った演技が素晴らしく、ジェイク・ギレンホールが逞しく、アン・ハサウェイが美しい。
ライバル製薬会社イーライリリーの営業マンとのセールス競争や新薬の勃起不全治療薬バイアグラを活用した販売戦略などが興味深い。
また不治の難病との葛藤や心情も丁寧に描かれており、重厚なヒューマンドラマが展開する。
難病がテーマだけにコミカルを絶妙に織り交ぜながら作品がシリアスになり過ぎないように上手く演出しており、感動のフィナーレに続く。
「大事なのはこの瞬間 この瞬間があること」  
最後は涙が止まらない。
「たった一人の出会いで 人生が変わることもある 永遠に」  

2024.11 BS松竹東急で鑑賞(吹替)
ゴン吉

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