カタクチイワシ映画レビュー

夏の夜空と秋の夕日と冬の朝と春の風のカタクチイワシ映画レビューのレビュー・感想・評価

3.4
四季を背景に四つの人間ドラマを描くオムニバス映画。
夏でキュンキュン、秋でアツく、冬でほっこり、春でしんみり。でも最後はそれでも爽やかにしてくれます(全部どっかで観たことあるとか言っちゃダメ!)。

いやマジな話し、各ストーリーはホントありがちな話なんだけど、それぞれが約25分程にまとまってて飽きることなく観れました。凝った画はなくとも映像は美しかったし、それが特に青春モノの色合いが強い夏・秋パートにはとてもマッチしてたと思います。
物語を通して終始BGMがかかっているので、長いPVを観てる様にも感じましたね。

最初の3話の『ナツヨゾラ』『時々もみじ色』『冬のふわふわ』のヒロイン、若手女優さん達が皆んな可愛くて良かったです。そういう意味でアイドル映画としても申し分無し。
4話の『桜咲くころに君と』。子供達が良い子過ぎる! 天使かテメーら‼︎
私にあんな心のこもった行為が出来るかどうか…。彼等は絶対素晴らしい大人になりますわ。
そしてまさか市原隼人さんで泣かされるとは思ってもいなかった…。疲れてんのかなぁ。


近頃忙しく映画を観られず、観たら観たでうんちの様な作品ばっかだった自分には、一服の清涼剤となった作品でした。
夕暮れに一杯やりながら観るのがオススメです。