心を病んだ母のもと、幼い頃に引き裂かれた姉妹ホンとラン。 母の死を機に20年ぶりに再会し、他人も同然になった姉妹の奇妙な同居生活が再び始まる。 ある朝 姉のホンが目を覚ますと、そこに妹ランの姿はなかった。 数年後、ホンのもとに知らせが届く。ランの遺体が日本で発見されたと言うのだ。 居てもたっても居られず、仕事も家庭も放り出して日本へ旅立つホン。 初めて訪れる街を彷徨いながら亡き妹の姿を思う。 ある男、ある女、残された日記、懐かしい白のサマードレス… その向こうに浮かび上がる、彼女の謎めいた微笑みと眼差し。
緑豊かなジャングルに覆われた西表島に暮らしている橋間良子、90歳。人生のほとんどを島で過ごし、子どもたちはみな島を離れ、家の一室は島に流れ着いたアメリカ人の青年に貸し与えている。彼女は不器…
>>続きを読む日本人の父と韓国人の母の間に生まれた一卵性双生児の姉弟の空(そら)と海(かい)。現在、中国・上海に暮らすイラストレーターの空は、出版社に勤める日本人の男性、望月(阿部力)と出会う。異郷の地…
>>続きを読む身寄りのない子供たちが暮らす家で育った18歳の花(小川未祐)は、そこで暮らせる最後の夏を迎えていた。そこに8歳の少女・晴海(花田琉愛)が入所してくる。かつての自分を重ねた花は、晴海と過ごす…
>>続きを読む台東の沖にある、美しい島・緑島で生まれたユーナンとユーメイ兄妹。二人に毎日のように人魚の物語を話して聞かせる母は、息子と夫を置いて幼いユーメイだけを伴い台北へと去り、間もなく他界した。月日…
>>続きを読む幼少期をロンドンで過ごした吉田は閉塞的な日本の空気に馴染めないまま、高校生活を送っていた。次第に学校から距離を置く吉田にとって唯一HIP HOPだけが彼の拠り所だった。海外での活躍を目指す…
>>続きを読む夫と思春期の子供二人とフランスで暮らすアリスの元に、長い間旅に出ていた弟ナタンが戻ってきた。ナタンは日本で生きる意欲を見つけたと幸せそうに語る。しかしその数日後、彼は突然この世を去ってしま…
>>続きを読む最果ての海辺で吉田岬(永作博美)は朽ちかけた舟小屋を改装し、焙煎珈琲店「ヨダカ珈琲」の営業を開始する。「ヨダカ珈琲」の向かいに住むのはシングルマザーの山崎絵里子(佐々木希)と二人の子供たち…
>>続きを読む©Kuan Pictures, Asahi Shimbun, Indie Works, Mam Film