オリオンをなぞる上条さんの映画レビュー・感想・評価

オリオンをなぞる上条

オリオンをなぞる上条

ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年製作の映画)

3.6

孤独な人たちの物語。

アンガスが最初と最後で印象が全く違うのにびっくりです。
少年時代の時間は大人が思うより子供たちに影響を与えるのかもしれません。

生徒と教師の間に友情を超えた何かが生まれてて素
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世界にひとつのプレイブック(2012年製作の映画)

3.5

ブラッドリー・クーパーは病んだ男の演技が上手い。

精神を病んだ男女の物語。
女性側のサインを読み取るのが難しい。これがアメリカの「ツンデレ」かっ。

お互い情緒が不安定なので、どこから恋に発展したの
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ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期(2016年製作の映画)

3.7

シングルを卒業するまでの話…だけどやっていい事と悪いことがあるー!

ブリジット、今作はだいぶ男心を弄んでます泣
どちらのプリンスも真面目で誠実なだけに、「父親」じゃなかった方は辛いよなと。

まあ、
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ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月(2004年製作の映画)

3.6

前作よりコメディ要素も増え、ヒロインの体重も増えたように見えます。

硬派過ぎるのも考えものだなと。
あまりに隙が無いとそれはそれで不安になる…ジレンマですね。

まあ、それを差し引いても「マーク」は
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ブリジット・ジョーンズの日記(2001年製作の映画)

3.5

未婚の男女に「結婚はしないの?」と聞いてはいけない。

仕事や恋に奮闘する女性の話をリアルに描いてる…と思ったんですが、
終盤の「硬派」vs「軟派」の決闘はそんな事ある?と思いながら楽しく観させて貰い
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ゴースト/ニューヨークの幻(1990年製作の映画)

3.7

純愛だ!死んでも愛した人を守る感動的な話です。

純愛と言っても胸焼けする様な話ではなく、幽体を活かしたアクションだったりと見応えがあります。

最後のシーンは涙無しでは観れないですね。
正しい行いを
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めぐり逢えたら(1993年製作の映画)

3.6

ラジオでの相談電話から始まる物語。
息子君の父親を思う気持ちが泣けるッ

この物語の息子君とヒロインの行動力が凄いです。
ヒロインに関しては一歩間違えたらストーカー行為なんですが、恋する乙女は無敵とい
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恋愛適齢期(2003年製作の映画)

3.5

幾つになっても恋はして良いという話でした。

コメディ感があります。
恋を知った2人が幼い子供の様な反応をする姿は観てて微笑ましいです。

個人的MVPはキアヌ演じる「ジュリアン」です。
私もジュリア
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恋人たちの予感(1989年製作の映画)

3.6

「男女の友情」がテーマな作品。結論はこの作品で出てしまったか。。

なんでも話せて、一緒に居たくて、なんだか楽しい。そんな関係が「友情」に留まる訳は無く。。でも関係を壊したくない、そんな葛藤を感じまし
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ユー・ガット・メール(1998年製作の映画)

3.6

見えない相手との文通(メール)。ロマンチックですね。

顔が見えない状態で恋に発展するって恐ろしいと同時に相手の内面を純粋に好きになってるという事でもあり、なんだか素敵だなと。

「この人もしかして?
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小悪魔はなぜモテる?!(2010年製作の映画)

3.3

ヒロインのオリーヴの性格が良いです。
彼女が誰よりも聖人でした。

誰かの為に自分が汚名を被るって中々出来る事じゃない…と思うと同時に、ちゃんと見てくれてる人は居るんだなという希望が生れる作品です。
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そんな彼なら捨てちゃえば?(2009年製作の映画)

3.4

様々な男女の「正解」を求める話。

複数のカップルのやり取りを見れるので、色々な感情の波があります。
上手くいこうが、いかないにしても、それは不正解を意味しないのでしょう。

ゲイのカップルが一番わか
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恋するプリテンダー(2023年製作の映画)

3.5

明るい話でした。全体的にテンションが高いというか、ハッピーというか。

周りの「お節介」はちょっとやり過ぎかなあと思ったりしますが、そのお節介に乗って色々素直になった方が楽な時もあるかもしれません。
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ラブ・アゲイン(2011年製作の映画)

3.7

人間関係が「そういう絡み方する!?」という感じになってて面白いです。

色々な世代の恋愛観が観れて面白かったですし、それぞれにその世代ならではの悩みの段階があり味わい深かったです。

観終わった後はア
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マリー・アントワネット(2006年製作の映画)

3.5

マリー・アントワネットの伝記です。

政略として嫁がされ、言ってはあれですがまだ子供のままの男の嫁になり、それでも世継ぎを産もうと努力する…なんだか嫌な人生です。

務めから解放された後は後で国民のク
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ミラクル・ニール!(2015年製作の映画)

3.4

もしなんでも叶える力を手にしたら…テンプレで考えるなら争いでも起きそうなのに何も起こらないという。

奇跡の力をあまりにもくだらないことに使ってるので、素の人間の愚かさが見える…というか誇張されて表現
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ビーキーパー(2024年製作の映画)

4.0

年初めはステイサム!

色々設定が雑ですがステイサムのアクションを観れるから良いのです。
エンタメに細かい設定など要らない、そんな気概を感じます。

観終わった後全然モヤモヤがなく、考察する余地とか全
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ヒットマン(2023年製作の映画)

3.8

妙に色気のある主人公とヒロインでした。

外交的な仮面みたいなのってありますが、結局何が素の自分なのか分からない時ってあるよなと。
要は「なりたい自分」になり続ける事が大事なのかなと観て思いました。
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ソニック × シャドウ TOKYO MISSION(2024年製作の映画)

3.9

シャドウはやっぱりかっこいいですね。

東京をバイクで走るシャドウ。こんなの男の子大好きに決まってるでしょう。相変わらずイケメンなハリネズミだ。

ソニックとの戦闘もスピード感があり、かつ規模も大きく
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オンリー・ゴッド(2013年製作の映画)

2.7

これは久しぶりに面白くない作品かも…ライアン・ゴズリングの良いところが無い…

まずあのナタ使いの警官は何者かなのか?色々突っ込みたいところがあります。
お約束としてライアンvsナタ使いになるかと思い
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陪審員2番(2024年製作の映画)

3.7

正義の在り方を問われてる気がします。

自分の罪に正直なるのか、それとも守る人を優先するのか?厳しい二択です。
自分が同じ立場だったらどうするか…とつい考えてしまいます。

この後の彼の人生は果たして
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少年と犬(1975年製作の映画)

3.6

最後の会話でゾッとしました。

終始なんだか不気味なんですよね。
世界は終わりを迎え、そこら辺に死体が転がってて…天地かと思った地下世界もなんだか合理主義で人の心などなく…

結局どこに天地があるのか
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アンビュランス(2022年製作の映画)

3.4

撮影方法に拘ってるなと感じました。

ガンアクションが激しく、それをドローンで撮影してるかのような躍動感ある映像になってて面白いです。

話はテンポ感が凄く早く、勢いで進んでる感じがしました。

インヒアレント・ヴァイス(2014年製作の映画)

3.4

難解です。恐らくその年代を生きた人しか分からない事を作品に盛り込んでるので、今の人、ましてや日本の人が観てもピンと来ないです。

ただ、ホアキン・フェニックスの演技は素晴らしく、それを眺めてるだけでも
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レッド・ワン(2024年製作の映画)

3.8

サンタは居る。そう思ってた方が世の中は綺麗に見えるし、自分も素直に生きれるかもと思いました。

パワー系サンタは最近の流行りですね。
この物語の良いところは真の意味での悪役が出ないところでしょうか。観
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.7

その時代を風刺してるなと思いました。
落ちぶれた俳優だったり、ヒッピーの描写だったりと色々濃い時代だなと今観て思います。

興味深いのが、この話が実際にあった話に基づいてるという事です。
いわゆる「シ
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トランスフォーマー/ONE(2024年製作の映画)

3.9

トランスフォーマーを詳しく知らなくても楽しめる話になってます。

オプティマスとメガトロンが元々は友人だった設定は日本の漫画の様な設定で面白いです。
最終的に共通の敵と戦う為に手を組む未来が想像出来ま
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イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

3.8

長尺ですが、飽きさせないテンポ感だったり、会話の面白さだったりと、さすがタランティーノといったところ。

対ナチスのゲリラ部隊というコンセプトが面白い。それをブラピが率いてるんだから尚の事魅力的です。
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π〈パイ〉 デジタルリマスター(1998年製作の映画)

3.8

数字には悪魔が宿るのか。

数学の話かと思いきや途中から真理に迫り、果ては神の領域に達したりとオカルトの匂いがする変わった作品でした。

数字を追い求めた先にPCが人格を持ったりとこの時代からAIの考
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シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

3.7

もしアメリカで内戦が起こったら…というお話。

「どこのアメリカだ?」という問いかけが印象的です。
ここまで広く、幅広い人種が居れば、アメリカ人の範囲も広くなり過ぎて、いつかこういうことがあっても不思
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パディントン 2(2017年製作の映画)

3.8

心が暖まります。
クリスマスシーズンに家族と観るのに良いかもしれません。

パディントンや、近所の住人達の心の優しさが溢れてて素敵です。登場人物皆んな好きになれます。

「俳優はあくどい生き物」という
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パディントン(2014年製作の映画)

3.6

気持ちが暖まる作品です。

ロンドンという街は人と人の繋がりが薄い印象…少子高齢化もあり、なんとなく日本の東京に似てる気がするなと思ったり。
そんな中でパディントンは人との繋がりの大事さを感じさせてく
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

3.9

実話を元に思想犯が起こしたテロの話。
実話をベースにしてるので、リアル。

ホテルという環境の為、様々な人種の人が居て、その人達の思想も見れて面白かったです。

思想犯はとても恐ろしいですし、同情もし
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ラブ&ドラッグ(2010年製作の映画)

3.7

泣ける!

アン・ハサウェイもジェイク・ギレンホールも若くて身体を張ってます。すごい。

コミカルですが、根幹に「病気」があるので後半は凄くシリアスでした。
自分に当て嵌めたりと色々考えさせられるなと
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グリーン・ナイト(2021年製作の映画)

3.2

わからない…ちょっとピンと来ず。

話がかなりファンタジーなので何処までがリアルなのかも分からないです。

台詞量も少ないので「今どういう状況?」となるかもです。

これはランスロットが騎士になるまで
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アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)

3.5

人間の内面のグロテスクさを表現してます。人は喋る獣って事ですかね?

主人公がやたらと自分が好きで、名刺の出来を自慢し合うシーンなんかは笑ってしまいます。
ベッドシーンも興奮するのは鏡に映る自分の身体
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