butasuさんの映画レビュー・感想・評価

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ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

ガッカリだった。前作「スプリット」でブチ上がっていた気分が一気に下降してしまった。

まず何よりも、前作ラストの前振りからすれば、当然こちら側が見たいのはデヴィッド(ブルース・ウィリス)VSビースト(
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スプリット(2017年製作の映画)

4.0

面白かったー!!世間的にはそこまで評価が高いわけではないようだが、自分的にはめちゃくちゃ面白かった!シャマラン特有の先が気になるストーリー展開とゾクゾクする不穏な空気。

そして何と言ってもジェームズ
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.0

最高だった。めちゃくちゃ業界を皮肉っているこの映画がアカデミー賞の脚色賞をとってるのは最早ギャグ。『ステレオタイプな黒人像』を求められてどんどん頭を抱えていく、インテリで真面目な主人公。近年のクソみた>>続きを読む

恋は光(2022年製作の映画)

1.5

なんかめちゃくちゃ評判が良いということで観てみたのだが、あまりに無理だった。キツイ。キツすぎて途中ギブアップ。評価が高いらしい台詞回しや役者の演技が、自分には何故か本当に合わなかった。観ていて不自然さ>>続きを読む

BLUE/ブルー(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

最高だった。スポーツものの映画はあまり得意ではないのだが、本作はそんな自分にとってのベストスポーツ映画と言えるかもしれない。所謂スポーツものにありがちな爽快感や達成感といったものとは、本作は無縁だ。に>>続きを読む

砕け散るところを見せてあげる(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

すごく評価が難しい作品。基本的に、映画としてよくできているとは言い難い。テンポは悪いし、違和感のある流れや不自然な展開も非常に多い。何より会話が痛い。本当に痛い。これがめちゃくちゃ辛かった。説明台詞、>>続きを読む

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

2.5

映像はさすがに技術の進歩によりそれなりのものになってはいたが、とはいえ何か特別なものがあるわけでもなく、ストーリーは至ってシンプルな悪魔祓い映画。ジャンル映画として考えるのならば文句なしの出来なのかも>>続きを読む

ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

グレイテスト・ショーマンの後に観てしまったので、タイミングも悪かったのだとは思う。それにしても、古臭すぎやしないか。2021年に敢えてこれを映画化した意図というのが全然読めない。スピルバーグの思い出づ>>続きを読む

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ストーリーは驚くほどペラッペラ!でもミュージカルシーンがとにかく最高!という映画。批評家の評価が低くて一般の評価が高いというのも、さもありなんといった感じ。

もうね、ずるいんだよ。曲が本当に良すぎる
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アリス・スウィート・アリス(1977年製作の映画)

3.0

カルト的な人気を博すスラッシャー映画とのことだが、いやはやこれは確かに。細部にまでこだわり抜いて作られた凄まじい映画だった。明らかに不穏な少女アリスの周囲で次々に起こる血生臭い事件。ミスリードの見せ方>>続きを読む

恋する寄生虫(2021年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

正直ラストまでは結構好きだった。

まずは圧巻の美しい映像表現。グロテスクさも含有した独特のPVのような画作りは、照明やセットの使い方、音響の使い方までこだわりが感じられて素晴らしい。そして主演二人の
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グッドモーニング、ベトナム(1987年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

ロビン・ウィリアムズなのでハッピーコメディ人情話なのかと思いきや、意外とちゃんと戦争ものだった。とはいえ劇中で戦地の様子が描かれることはほとんど無い。にも関わらず、戦争がもたらす悲劇ややるせなさ、虚し>>続きを読む

アンブレイカブル(2000年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

シャマランにヒーロー物を撮らせるとこんな感じになるのか!と唸った。あまりに静かで落ち着いたサスペンスの皮を被ったヒーロー映画。じわじわと明かされる事実が面白く、画面から目が離せなかった。

主人公が息
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ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

素晴らしかった。クリーチャーの出てこないデル・トロ映画。こんな映画も撮れるんだ!という驚きと、それでもやっぱり失われていない禍々しいデル・トロっぽさに酔いしれることのできる圧巻の作品。

見世物小屋の
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ブラックコメディとしての出来が素晴らしい。キャラクターが個性的で、テンポが良く、不必要なメロドラマもない。タイトル通りヴィーガンをハムにしていくというだけのストーリーなのだが、ワクワクしながら楽しく観>>続きを読む

M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

2.5

この手のジャンル映画としては文句なしの出来。ただの現代版チャイルド・プレイでしかないけども。とにかくミーガンの見た目が綺麗なので、何となく見続けることができる。親子ではなく主人公が姪と関係を築いていく>>続きを読む

日日是好日(2018年製作の映画)

2.5

良い映画だ。間違いなく良い映画。多分最適な感想は「心が洗われるようだった」とか「日々を大切に生きようと思った」とかだと思う。茶道の所作の美しさ、五感全てで季節を感じることの豊かさ、今年も同じような日を>>続きを読む

彼の見つめる先に(2014年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

盲目の主人公と同性愛という要素がメインだが、ストーリーとしては非常にシンプルな青春映画。ただ演出が非常に繊細で、なんてことのないストーリーなのに画面から目が離せないし、主人公レオに共感して悲しくなった>>続きを読む

志乃ちゃんは自分の名前が言えない(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

しんみり良い映画だった。吃音症の少女志乃と音痴な少女加代がバンドを組む。順風満帆だったがそこに一人の男子菊池が入ってきたことから関係が悪化し…というそれだけ聞けば本当にベタでありがちな青春もののストー>>続きを読む

TAR/ター(2022年製作の映画)

1.5

とにかくケイト・ブランシェットの良さを堪能する映画。主演が彼女でなければ目も当てられないことになっていたのは間違いない。

確かに映画としての質は高いのだろうと思うし、細かい伏線のようなものを張り巡ら
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マチネの終わりに(2019年製作の映画)

1.5

なんだかキツくて観てられなかった。若作りをした中年二人がキザでトレンディな葉の浮いた空気を醸し出し続ける恋愛映画。主演二人の悪いところだけを引き出し続ける演出に、この人たちこんなに演技酷かったっけかと>>続きを読む

アウトロー(2012年製作の映画)

2.5

ものすごくつまらないわけではないのだが、そんなに面白いわけでもない、記憶に残らない映画。ありきたりな邦題も良くない。原題の「ジャック・リーチャー」のままで良かったのに。

面白くなりそうな空気はあって
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

非常に上質なスリラー映画。演出が丁寧で上手く、90分で無駄なく綺麗に収めきった脚本もお見事。

所謂「代理ミュンヒハウゼン症候群」の母による虐待を受けている娘が逃げようとする、という、本当にストーリー
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ラヴレース(2013年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

DV夫に強要されて出演したポルノ映画で一躍スターにのし上がった女優の伝記映画。アマンダ・セイフライドがすごくかわいいので感情移入しやすいし、ピーター・サースガードは安定のクズを好演。特にアマンダの存在>>続きを読む

シンデレラマン(2005年製作の映画)

2.0

普通に良い映画なのだとは思う。ただ、正直自分には退屈だった。全く予想を裏切らない間延びした展開が延々と続くので、早々に飽きてしまう。実話だしストーリーがどうこうとかいうのではないが、ただ描き方があまり>>続きを読む

search/#サーチ2(2023年製作の映画)

3.0

普通に楽しめた。テンポが良いし工夫が凝らされていて、とにかく観ていて飽きないようになっている。googleアカウント万能すぎて怖い。ちょっとパス変更が簡単すぎるとか不自然な点もなくもないけどご愛嬌。た>>続きを読む

真実(2019年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

ちょっと、というか正直に言えばかなり退屈だった。良くも悪くもすごくフランス映画っぽい作りになっていたのはすごい。是枝監督の作品とは思えない。

「家族」の再生をアイロニックなユーモアを交えて描くという
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

おばさん女王を二人の美女が奪い合うドロドロした昼ドラ展開を延々と見せられる映画。ワンパターンの劇伴にうんざりしてくる。内容もひたすら先述の内容を繰り返すだけなので、「どうでもいいわ」とまるで興味が持て>>続きを読む

ヒッチャー(1986年製作の映画)

2.0

正体のわからないやばい男に追われ続ける恐怖を描く作品。ただ、個人的にはあまりこの設定がうまく機能していないように感じた。

謎の男を演じるルドガー・ハウアーは確かに雰囲気があるのだが、それだけ。脚本が
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毒戦 BELIEVER(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

やっぱり韓国ノワールはいいなあ。圧倒的な雰囲気、息をもつかせぬスピード感と緊張感、バイオレンス描写とアクション描写…本当に素晴らしい。

加えてこの映画の良さはやはりキャスト陣の熱演にある。主演のチョ
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ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

とにかく不穏な空気づくりと終始途切れない緊迫感はすごくて、この辺りはさすがシャマランのお家芸といった感じ。ただ、延々と引っ張るだけ引っ張っておいてそのオチ…?とどうにも納得しづらいストーリーだった。ち>>続きを読む

エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

演出技法が素晴らしく全体として良い出来であるのはそうだと思うのだが、個人的にそこまで刺さらなかった。

徐々に消されていく自分の記憶の中の彼女を懸命に隠して逃がそうとする、という見せ方が本当に斬新で上
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アナログ(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

映画としての出来はお世辞にも良いとは言えない。というか正直に言えばかなり酷い部類であると思う。ただ、個人的に刺さる場面が何箇所かあり、嫌いにはなれない映画。むしろどちらかといえば少し好きかもしれない。>>続きを読む

ブレイブハート(1995年製作の映画)

1.5

名作と名高い本作だが、自分にはまるで刺さらなかった。王道過ぎるストーリーは退屈で、これを3時間見せられるのは本当にキツイ。キャラクターも何というかテンプレ感が強く、特に魅力が感じられなかった。

エマ、愛の罠(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

「きわめて不道徳」というキャッチコピーのまんまの映画。ひたすら繰り返される独特なダンスとセックスと放火。なのに全編通してめちゃくちゃ格好良いから凄い。 

映像の作り方が素晴らしく、色彩、セット、衣装
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ある人質 生還までの398日(2019年製作の映画)

2.5

映画としては可もなく不可もなく。邦題が最悪なせいでハラハラ感がゼロだったので、これがなければだいぶ違ったのかもしれない。

非戦闘地域にいたにも関わらず拘束された主人公はたしかに気の毒ではあるが、それ
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