KENSUKENKENさんの映画レビュー・感想・評価

KENSUKENKEN

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黒木太郎の愛と冒険(1977年製作の映画)

2.0

そもそも劇中劇というのはスタッフから見れば逃げ出しかない。おまけにスタッフキャスト以外は脇を固めた役者の芝居は安心して観れたのに、表情が硬く滑舌悪くて台無し。見返す必要があるのでサラリと観ただけ。金払>>続きを読む

鴎よ、きらめく海を見たか めぐり逢い(1975年製作の映画)

2.1

別にこれと言ってなぜコレを映画にしたのだろう。誰が喜ぶの?鴎に感情移入できなかった。

イエスタデイ(2019年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

ビートルズの楽曲をふんだんに使えるのは羨ましい。For Young persons to guide to的なことで冷めた。あまりにも神格化されたビートルズの前提が受け入れ難い。あとはダジャレのような>>続きを読む

エクソシスト2(1977年製作の映画)

3.1

1stのエクソシスト鑑賞直後に惰性的に突入したが、お化け屋敷的なものより、心理的に怖がらせるのは事前に知っていた。
正直、美術的にイケてないヘッドギアも心理科学もイマイチ。エンニオ・モリコーネの音楽が
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サウンド・オブ・フリーダム(2023年製作の映画)

3.0

人身売買撲滅活動へのチャリティーのつもりで鑑賞。あえて目にするとつらい。配給でも妨害されるのか。メルギブソンがプロデューサーなのね。日本国内でも政治医療教育の浄化はここから。

キングダム(2019年製作の映画)

4.0

壮大なアクション映画。でも初めて人を殺したとか、その精神性の描写は皆無。中国の中華思想をぶち壊すべきだった。 アクションと美術、大沢さんの役作りは見事。

戦国時代の地で血を洗う略奪の歴史に言及するこ
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君の名は。(2016年製作の映画)

4.0

やっと見ました。確かに、君の名はというタイトルには魔術的な魅力はある。パラレルワールドものでは先んじていたし老若男女を惹きつける普遍的魔術はあった。涙の琴線には触れたから満足だけど、俺だったらもっと混>>続きを読む

タッチ(2005年製作の映画)

1.2

最低レベルです。固めた脇のキャスティングもフォローできないくらいに芝居が下手すぎて。南が南ではない。犬童さんはこれでよくオッケーしたなって思います。演出プランもなく芝居プランもない。まあ、台本の遅れで>>続きを読む

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

音楽で楽しめました。deboraはデボラとゼブラで韻を踏む歌詞のセンスに脱帽してた曲だった。他にバッファロー'66のmoon child以来のhocus pocusにはニンマリ。
アトランタの警察が協
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.4

なかなか画がハードボイルドで面白かった。半地下の窓の風景も隠し通路も邸宅も美しかった。やっぱり犯罪を犯すまでの経緯はちゃんと描かないとね。正真正銘のクライムムービー。ちゃんとやりたいね、映画こそハード>>続きを読む

風に濡れた女(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ロマンポルノ世代ではない私にして見れば、台本を受け取ってから、冒頭の出会いでイメージしていたのはフィービーケイツのプールサイドでおっぱいを出すリッジモントハイだった。それだけで掴みはOKでそれだけが楽>>続きを読む

網走番外地 北海篇(1965年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

かなり面白い。コレこそ網走番外地。
ロードムービーな展開にワクワクしてみました。
健さんが自らボンネットトラックを運転するカットもあって、突然にヤクザの組長の宴会に殴り込んでエンコ飛ばさせるスピード感
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網走番外地(1965年製作の映画)

2.9

あしたのジョーの世界観から見たのによ、手錠のままの脱獄のパクリと聞いては、テンションは下がる。シドニーポワチエがどんなことやってたかはしらねぇけども、

ひとり狼(1968年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

フリーランスなんてヤクザ者からみれば当たり前のことで、
明日が見えないものからすればメザシを持ち歩くことさえ簡単に理解できてしまう。
アウトローで勧善懲悪ものでないとする、逃げ回るしかない身分をリアル
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.1

バンダイ抜きでやるとこうなるのか。
一切ミニチュアなし。
CG怪獣にCGウルトラマン。
うーん。
ユニフォームもなし。
等身大ガイ星人に怪しさが無い。
周りのビルが高くなったんだな。

喜劇 女は度胸(1969年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

森崎東監督作品のコメディが見たくて買っておいたDVDで鑑賞。

倍賞美津子さんも綺麗で渥美清さん全盛期の勢いあっていいね。

しかも有島一郎さんがすごく良い。

偶然ご近所の蒲田が舞台だった。今はもう
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逆光の頃(2017年製作の映画)

4.1

紅葉狙いの作品が多い中でこの時期の京都で生活感あるようによく撮影したなと思ってるよ。

丁度今の時期だね。

京都中のロケ地を断片的に食っ散らかしてるけど、
夏の夜の京都は蒸し暑くてもそれなりに涼は楽
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ばるぼら(2019年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

原作からの実写企画化を狙っていたので、非常に残念な作品の仕上がりでした。
親の七光りで原作を弄んでダメにしてしまう、それでいてエンドロールの手塚治虫押しに失笑。
もはやあのマネキンがピークだとすぐにわ
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自由学校(1951年製作の映画)

4.0

東京に出てきて仕事ばっかしてる感があって、
それが嫌で、コロナ自粛の間に考えて、ひとまず故郷に還り、転職目指すも生活は安定せず、また東京の元の鞘に戻っている自分に重ねて見ることができた。ホームレス生活
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東京五人男(1945年製作の映画)

3.7

展開のテンポが速くて、色んな風景が走馬灯のように駆け巡る。終戦直後の配給や物々交換でみんなでしのぐ、困った人は助ける、暗くならないコメディによく仕立て上げたものだ。ミニチュアのセットもよく出来てる。も>>続きを読む

七つの顔(1946年製作の映画)

2.9

かなりご都合主義だが、冒頭のセリフの掛け合いが面白い。カーチェイスはスリリング。バカでかい昔のキャメラで並走は見事。発砲はご愛嬌。

かそけきサンカヨウ(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

現場ではかなり雨と風に悩まされた。

陽の家の夜のシーンの撮影は外では嵐のように雨や風が強かった。

二人で出掛けた空港が見える公園は成田のさくらの山公園で、劇中登場した飛行機の機体はレアだと撮影して
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

3.9

エヴァは我々世代の青春そのものだった。

ユダヤに偏りすぎて訳分からなかったのが、樋口さんの日本のロケーションで帰ってきたって感じ。

青春は過去から現代、未来へと駆け抜ける。

ま、色々しがらみはあ
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わが青春のマリアンヌ(1955年製作の映画)

3.1

町山のクソ野郎がきっかけだったが、
松本零士さんへの影響を観てみたくなって、DVDを探してみたが、高いので、躊躇してあたら、YouTubeに上がっていたので観ることができた。
メーテルのモデルね、なる
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きみの瞳(め)が問いかけている(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

冒頭の横浜の街のモンタージュで満足。
段々と未成年向けの作風になっていった。

塁のダークな部分を引き出すにはもう一捻り欲しかった。

それは雨であり、夜だと思った。


後半の畳み込みは三木監督の巧
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海辺の映画館―キネマの玉手箱(2019年製作の映画)

2.9

尾道三部作をリアルタイムで見てきた世代ですが、幸運なことにロケの応援として参加させていただいた。

大林監督の映画人生のダイジェスト。ゴダール的でもなく、デンデンデケデケ。

ラストのピアノを弾く老人
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雪の断章 情熱(1985年製作の映画)

2.0

斉藤由貴の絶頂期。Amazonプライム・ビデオのお手柄。もう見ることができないと諦めてた。

アイドル映画とは呼べないスタッフの悪ノリは満載。
相米作品の中でも一番の長回しをドキドキしながら堪能しよう
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サード(1978年製作の映画)

2.4

初々しい森下さんが見たいと思ったが寺山修司という色眼鏡で見ることになった。

新聞部が裏切った時の顔を絵にするべきだと思った。

男は純粋過ぎるというのが結論か。

そして打ちのめされていく。

海の
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第三の男(1949年製作の映画)

5.0

今のコロナの混乱した状況に似てるかと思って観てみた。

軽快な音楽もいいが、当時の編集技術からすれば、相当大変な作業だっただろう。
カメラも、捨てカットがなく、いちいち衝撃的なカットの連続。
美術的に
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わが谷は緑なりき(1941年製作の映画)

4.1

やっと見ることができました。宗教というのは、今とは違って、かなり重要なウェイトを占めてたんだなと思った「北の国から」を思い出したよ。
カメラはいつもの炭鉱の町から出ようとしない。
貧しくとも清く美しく
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俺達に墓はない(1979年製作の映画)

2.3

新宿ゴールデン街や横浜の昔の風景に夢中でした。

低予算だろうなというのはわかったので、

あえて深く突っ込まない。

もっと追われても良かったし、楽々逃げ込んで助かる描写に、太陽を盗んだ男の前か後か
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ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ホラーが嫌いで、これもアメリカンニューシネマ文脈から見て、都市伝説へと繋がる。

イルミナティの悪魔崇拝儀式が絡んでるとは思わなかった。

美術的にはちょうど古さがモダンという感じで時代的に入り込みや
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ロリータ(1962年製作の映画)

3.4

都市伝説のペドフィリア文脈からNetflixでやっと見ることができた。

これまでロリコンは全く理解できなかった。

恐らくキューブリック自身もどちら側か気になった。DSと闘おうとしてたのか…利用され
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タイタンの戦い(1981年製作の映画)

2.5

レイ・ハリーハウゼンのお仕事は見事。

小学生の時に予告は見ていた。

メデューサがインパクト強かったが、

ゼウスの宮殿のセット、芝居も含めてもうちょっと何とかならんのかと思った。

ペガサスの登場
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

2.5

超久しぶりのスピルバーグ作品。

プリオも久しぶり。

流石に嫌味が無くて見やすい、万人受けを狙った作品だと思うけど、

ラストは面白くなかったな。気持ちわかるけど。

あんなお母さんおらんやろ。
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