おっとっとさんの映画レビュー・感想・評価

おっとっと

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Bird(原題)(2024年製作の映画)

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世界は惨めになり続けるけど、それは確かにアーノルドが今まで、そしてこれからも写していく姿なのではないのか。
マジックリアリズムとアーノルド映画の親和性。我々は他者に救われるのを待っているのではない。自
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ANORA アノーラ(2024年製作の映画)

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コメディの中に映る、差別意識など、ベイカーのフィルモグラフィーは一貫していて、それは賞賛に値するし、ベイカーは誰よりもシネフィル、それも尊敬しているが、これは果たしてパルムドールなのだろうか…。

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ザ・バイクライダーズ(2023年製作の映画)

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オースティン、こういうのそろそろ脱出しないと、役もらえなくなる…。ハーディとバトラーのマンブリング対決はもはや鼻で笑ってしまうが、同時にジュディ・カマー、食われたままでいるわけもない。なんか弾けなかっ>>続きを読む

アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方(2024年製作の映画)

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まいった、まいった。ジェレミーが大好きすぎる。ケンダルが好きすぎる観客たちとサクセション大ファンの自分も、不気味なクロースアップで頭を小刻みに揺らすジェレミーのファーストショットに場内爆笑。「メソッド>>続きを読む

セカンドステップ 僕らの人生第2章(2024年製作の映画)

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「I love you」が物語の起点になる映画は悪くない。愛なんて当人同士が成立すると思えば、それで良いのだ

The Goldman Case/ゴールドマン裁判(2023年製作の映画)

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アルチュール・アラリを見れただけで満足。こういう映画を見るとよく「なんのために生きて」「誰がために生き長らえて」「どのように死ぬべきなのか」とか意味とか意義とか考えちゃうね

シンシン/SING SING(2023年製作の映画)

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実話としては美しいけど、映画としてはかなりcheezyな話に思えちゃったけどな。実際の囚人を使って、これかぁ・・・・なんだこの胸に響かなさは

Kneecap(原題)(2024年製作の映画)

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drug misuseとswear wordsで公開されるのか怪しい気がするけど、やはり少なきものの声、それに加担するファスビンダーとか、考えるだけで泣けてきちゃう

サブスタンス(2024年製作の映画)

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あらすじから想像できるそれを超えてはこなかったので、脚本賞なのかは分かりかねるが、クリーチャー造形として、(これもオリジナリティに溢れているかと言われたらまた別の話)、そしてラストの展開として(こちら>>続きを読む

型破りな教室(2023年製作の映画)

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絶対個人的に好みの映画ではないんですが、”逆ネポ”と言ってしまうか(しまうな)、親の(親の、というか環境も含め負の)遺産を受け継がなきゃいけないために、学問を諦めるだとか、いやぁ、教育は絶対必要である>>続きを読む

I Saw the TV Glow(原題)(2024年製作の映画)

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A24のキラキラ青春映画と思ったら、A24の化けの皮を被ったデヴィット・リンチのような印象。

確固たる目的を持ち、ストーリーテリングのユニークさを保つという行為は、2024年において、「あまりにも使
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ロングレッグス(2023年製作の映画)

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マイカ・モンローがこうも演技良くないかと終始傾げていた。FBIがまぁまぁ時間かけてた難事件、コナン君よろしく、そんな君がスラスラ解けたらおかしいだろう?という疑問に、頭からお尻までおんなじ顔で、眉間に>>続きを読む

インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)

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インサイド・ヘッドという邦題を周りに伝えたところ、「インサイド・アウト」=出たり入ったり、=裏表・上下逆 のダブルミーニングなのに!!!!!とみんなに大爆笑されました、なむ

インサイド・ヘッド2(2024年製作の映画)

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俺の頭の中にはいつでもアンキシャスがー!!!!!!!しかしうまくまとまってた1と比べて、少しご都合が良い

Crossing(原題)(2024年製作の映画)

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テーマは置いておいて、なんでMUBIが買ったんだとか思いながら見てたけど、一箇所船のシーン、マジで不必要だがめちゃくちゃ撮るの面倒なワンロングショットあったな。何で?笑

Janet Planet(原題)(2023年製作の映画)

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予告から伝わる画面の美しさは、期待通りで、それでいてタイトル通り「ジャネット」の惑星なのである。
『アフターサン』『夏の終わりに願うこと』で我々は「子どもも大人の苦労を、未熟さを見ている」事実を認知し
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憐れみの3章(2024年製作の映画)

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ランティモスの初期っぽいって言えばそれでしかないように思えて、初期作に比べて「わけわからん」と言うにはあまりにもきちんと筋が通っている。

ランティモスにみるキリスト教的”器としての身体”は、この3章
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地下室のヘンな穴(2022年製作の映画)

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カンタンデピュー、はやく見尽くしたい限りである。
なんだそのルールから、なんだこの結果の出口が違うんよ

24アワー・パーティ・ピープル(2002年製作の映画)

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スティーブ・クーガンがあまりにも天才だったという感想。第四の壁を難なく何度も崩す主人公が「この映画の主人公は音楽であり、僕の人生なんてサイドストーリーである」と軽々と言ってしまうのもストーリーテリング>>続きを読む

Love Lies Bleeding(原題)(2024年製作の映画)

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我々はこうして何度だってクリステンに目を奪われるんだよ。。。。。ロブ(パティンソン)は自分に向けられる好奇の目も楽しむようになったが、クリステンはまだ食い物にされている(本人がそこに自覚があるかはどう>>続きを読む

時々、私は考える(2023年製作の映画)

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あ!え!日本公開するんだ!意外!(失礼)マジックリアリズムと言っていいのか、そのような表現がありましたが、もっとあってもよかったよねぇ、なんて話を周りでしてました。そしてレイ(スターウォーズ)だとは一>>続きを読む

瞳をとじて(2023年製作の映画)

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あぁ、我々が信じた「映画」というのは未だそこに存在したのだなぁ。「画」がものを言うと言うことを、信じてきた我々が遂に救われた、そんな気がしました

ドライブアウェイ・ドールズ(2023年製作の映画)

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マーガレット・クアリーが女性ティモシーシャラメに見えました

Four Daughters(英題)(2023年製作の映画)

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冒頭「なぜ彼女らは”辛い過去だ”と言いながら、こんなにもカメラで饒舌に喋れるのだろう」と疑問を抱くが、それは後半に明かされるものによって綺麗に判明する。それは同時に「どうやって監督は彼女たちを見つけた>>続きを読む

スイート・イースト 不思議の国のリリアン(2023年製作の映画)

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意味わかんないけど、これぐらいはちゃめちゃで笑える映画もあってもいいと思えた。かのウィノナライダーの娘っすか?!って思ってたら彼女に娘はいなかった。了

ありふれた教室(2023年製作の映画)

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なんだか悲しいが、先生、生徒、違和、などのテーマを辿るとどうにも既視感を覚えてしまう。なんなら今年のカメラドール「Armand」もどこか似ているんじゃないのとか。「他者の本音の見えなさ」なんて映画で何>>続きを読む

Tripping with Nils Frahm(原題)(2020年製作の映画)

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BGMだけでもあまりにも素晴らしい一作だったのですが、これのプロデューサーに連ねているあたり、ブラピ、俳優プロデューサー群の中でも間違いなく抜きん出ている

ショーイング・アップ(2022年製作の映画)

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どれだけギャラリーのオープニングが近づいてたって、私に必要なのはホットシャワー!!!!
それは人生の真理です。

ヒットマン(2023年製作の映画)

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我々が好きだったリンクレイターとはなんだったのか、いや、そもそもリンクレイターなんて虚像だったのでは?とあまりにもグレン・パウエル味が強い(脚本にプロデューサーだとそうなのか)映画だった

チャレンジャーズ(2023年製作の映画)

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あー!ほんと嫌い!HBOのドラマ2時間見たのかな?!これはテニプリなのか?!?!
ジョシュオコナーが良いのはジョシュオコナーが良いだけで監督のはなしではない

シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

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誰が始めた?なんで始めた?誰と戦っている?その意味は?
そんな理由はいつからかどこからかとうに無くなっていて
劇中で言われる通り
「相手が誰だかなんて知らない。自分に見えない敵が撃ってくるから、自分は
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世界の終わりにはあまり期待しないで(2023年製作の映画)

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長いのは覚悟してたけど、ここまで示唆に富んで、遊び心に溢れて、そして自由な映画で、ぶっ飛んだ。いいもんみた。

ロボット・ドリームズ(2023年製作の映画)

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全米がおいおい泣くてあろうニューヨーク映画。ズートピアもマイ・エレメントもすっ飛ばした他種共存の世界。英語が話し言葉として使われない世界(書き言葉はまだ英語)
喪失からこんな深い傷を負うのが人生なのだ
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

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イケイケゴリゴリ俳優の筋肉讃歌かと思えばあまりにも暗いショーンダーキン節

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

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言葉が先行する映画で、身体/動きを先行して映してきた監督の最新作だとは素直に驚いた。

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

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わたしはドゥニが次で最後って言ったことに安心してます。
キャリアハイでやりたいことがこれなのか、てかハンズジマーもアーティストしゃなくてもう業者