現代社会における差別や偏見、多様性といった一見複雑で取っ付き難いテーマだが、1つの物語を通じて鑑賞している我々にも意識改革を促しつつ、ズートピアの世界観を心から楽しんでもらいたいというメッセージ性を感>>続きを読む
まさしく美しさと狂気がせめぎ合うサスペンス作品。
客の盛大な歓声とともにニナの命が朽ちていく様子が儚いながらも芸術性の高さを感じる。絶対にこのエンディングから逆算してシナリオ設計を行ったと思う。
想像>>続きを読む
井上真央の演技が抜群に上手すぎる。
名前負けしないくらい容姿端麗なのに、圧倒的な演技力でここまで素朴な雰囲気に抑えられる。花男の頃から有名だったけど改めて流石といった感じ。
そして原作者である湊かなえ>>続きを読む
大味なSF映画と言った感じだが、それだけに見応えはしっかりある。
30年後の未来を守るため、未来の人間が現代に人間に対して兵役を課すという設定もSF的でありながら現実味のあるアイデアで良い。
あと、シ>>続きを読む
普通に良作。
なぜここまでレビューが低いのか理由がよく分からない。
敏腕のはみだし捜査官とスリの天才が計らずとも数奇な運命によってタッグを組み、汚職警官の企てたテロを阻止するサスペンスアクションだが、>>続きを読む
一番の目的でもあった綾瀬はるかのアクションシーンは圧倒的とまでは言わなくとも、立ち振る舞いや身のこなしは凄く良かったし、作品自体の雰囲気も好みだったが、如何せんプロット・アーマーが酷く、勿体ないくらい>>続きを読む
物語を通じて米国に対する怒りのようなものを感じるので少し調べてみたところ、本作品には風刺的なメッセージ性も含まれており、実話(実際に漢江で起きた事件)からインスピレーションを受けていることが分かった。>>続きを読む
この作品は『10クローバーフィールド』の後の物語だと思っていたが、ラストをみて一番最初の物語であることが判明した。
むしろシェパード粒子加速器の実験によって “あの怪物” が地球に襲来したことが分かり>>続きを読む
2024年が終わりを迎える前にこの映画で最後を締め括ることができて良かった。
Queenに特別な思い入れがあるわけでもないし、曲をたくさん知っているわけでもないけど、それでも大きな感動とパワーを貰えた>>続きを読む
日本人には馴染みの薄い「悪魔」や「魔女」といった存在をメインテーマとしており、延いてはキリスト教信仰に関わりの深い作品。
全体的に彩度が低い色調で薄暗いシーンが続き、チープなSEで演出を邪魔することが>>続きを読む
この作品のタイトルがデヴィットでもケヴィンでもなく、『ミスター・ガラス』であることの意味が最後まで鑑賞するとよく分かる。
アンブレイカブル3部作のラストを飾る本作の主人公は間違いなく彼であり、19年も>>続きを読む
不死身の肉体を持つ男がその力を自覚し、ヒーローが誕生するまでの経緯を極めてリアルに描いた作品。
似たような作品で言えば『ダークナイト』が一番近いのかな。
あくまでも悪意を見抜く力と不死身の肉体が固有能>>続きを読む
この作品を通じて一番強く感じたのは、良くも悪くも “お金” は力を持っていること。使い方次第では数多の人を救えることが出来るし、同時に数多の人生を台無しにすることが出来る。
当たり前のことだけど改めて>>続きを読む
ミッドサマー的な狂気性を感じる作品。
というか、作品の内容を紐解いていくと細かな設定や社会風刺とも言えるメッセージ性が垣間見えることから、意味合いは違えどミッドサマーと同じような系統の映画であることは>>続きを読む
邦題があまりにもダサいが、相反して内容は軽妙洒脱なケイパー映画で最高に面白い。
まず、各々がスペシャリストなんだけど全員漏れなく総合的な能力値が高すぎてあまりにもエリート集団が過ぎる。本当に見ていてカ>>続きを読む
異質も異質。
ホラーはホラーなんだけど、一種のアート作品みたいな謎の芸術性を感じる。
終始緊迫感が漂っているためか自然と画面に釘付けにさせられ、純粋無垢な狂気(残虐性)が際立たせる怖さと少年誌の戦闘シ>>続きを読む
初見で鑑賞している最中は犯人が果たして誰なのか、怪物というタイトルが指す意味とは何なのか等々、色々と展開予想に夢中で気付かなかったが、結末がメリーバッドエンドで少々解釈に困ったため、鑑賞後に解説記事を>>続きを読む
劇伴も良いし、カーアクションも素晴らしく、スピード感もある。
絵面だけでも非常に見応えのある作品。
個人的にはベイビーとデボラと駆け落ちエンドというありきたりな結末で終わらなかったのは凄く良かった。>>続きを読む
さすが1996年の公開時にヒットした作品。
とてもスリリングで刺激的だけど、どこかお洒落さを感じる演出が堪らない。劇伴も素晴らしいし。
この作品もメインテーマとも言える “ドラッグ” や “アルコール>>続きを読む
軽い気持ちで鑑賞し始めたが、思った以上に登場人物が多く、少々複雑な脚本だった。
鑑賞後に相関図を確認することでやっと正確に理解できた感じ。
宝石奪還パートと裏ボクシングパートの2つに分けて物語を振り返>>続きを読む
前半の女性ならではのハニートラップを駆使した暗殺とかはクールでカッコ良かったが、後半になると感情剥き出しの激しい戦闘が続き、結果的にあまり満足感は得られなかった。
反逆の対象となった敵役にもあまりカリ>>続きを読む
サマーウォーズほどワクワクするようなSF要素があるわけでもないし、時をかける少女みたいに甘酸っぱい恋愛模様が描かれるわけでもないが、どこか過去の懐かしい思い出を蘇らせてくれる圧倒的なエモさがある。
過>>続きを読む
SFの中でもタイムリープというある種の空想のような高度な技術とひと昔前の青春ドラマを上手く融合させつつ、最後には感動を呼ぶような展開に仕上げているのが流石名作と言った感じ。
1つ気になったのは、功介の>>続きを読む
ひと昔前の音楽やファッションが好きな人には堪らない映画だと思う。
ストーリーも少し変わった感じでホラーやスリラーの類いなんだけど、ゴースト要素が強めというか、夢と現実が交錯するような演出も含め、不思議>>続きを読む
これはSFの皮をかぶったヒューマンドラマ作品。
シャマラン監督の作品で言えば、個人的にはもっとスリラー寄りのものが好みだが、こういう家族愛のような裏テーマを感じる作品も悪くないと改めて感じる。
ただ、>>続きを読む
新海誠監督がサラリーマン時代に本業のかたわらで自主制作したとされる5分弱の映像を現代版に再構築した作品。
原作とは物語が異なるとのコメントがあったので恐らくリブート扱いにはなると思うが、こちらも人間の>>続きを読む
あまりにも美し過ぎる映画。
美術背景を中心に緻密で美しすぎるアニメーション映像と劇中人物の繊細な心の機微を描いた抒情性溢れるシーンの数々、そして何より胸が締め付けられるような切なさと同時に深い感動を与>>続きを読む
第3話の終盤にて「One more time,One more chance」が流れ始め、最初のサビと同時に『秒速5センチメートル』というタイトルが映し出されてから完結に至るまでの映像リレーは天才的な>>続きを読む
藤本タツキ先生の絵もそうだけど、劇伴が良すぎて本当にズルい。
1時間という短尺でここまで泣かせに来るかって感じ..。
「諦めなければ夢は叶う」とか、「好きこそ物の上手なれ」とか、作品を通じてそういうメ>>続きを読む
「我々が普段利用しているインターネット上の公開情報は全体のわずか数%程度である」という言葉に当時は割と衝撃を受け、ダークウェブやディープウェブについて色々興味本位で調べていたのが懐かしい。
そんなイン>>続きを読む
『Search』もそうだけど、現代的というか全編がパソコンの画面上で展開されていくような構図は本当に面白いアイデアだと思う。
個人的にはPOV方式も大好きだが、それとはまた違った良さがあって好き。
内>>続きを読む
あまり期待していなかった分、結構面白かったから良い意味で裏切られた。
90分という短尺ではあるが、必要最低限のバックボーンは用意されてるし、物語の設定も中々面白い。
何よりほぼワンシチュエーションで低>>続きを読む
はじめはジョディ・フォスターが演じていないクラリスに違和感しか無かったが、徐々にジュリアン・ムーア演じるクラリスも好きになってきて最終的には全く違和感が無くなった。
『羊たちの沈黙』もそうだけど、この>>続きを読む
全体的に静謐な作品だが、ジャンプスケアはしっかり入れ込んでる御手本のようなホラー作品。
内容はあって無いようなもので結局悪魔の正体もよく分からず、悪魔に関わった人物全員が救われない終わり方をする悲しき>>続きを読む
昔にYoutubeで映画紹介みたいな動画を見てしまったことで本作はずっと手を付けてなかったが、改めて事の顛末を詳細に把握するため鑑賞。
鑑賞しながら作品の大きなテーマとしては「土着の宗教vsキリスト教>>続きを読む
これは見応えのある痛快サスペンスだった。
演劇仲間の伏線回収があまりにも気持ち良すぎる。
しかし、演劇に精通していた過去があったとは言え、この両親いくら何でも謀略と腹芸に長けすぎだろ。
自白をゴールに>>続きを読む