松永恭昭さんの映画レビュー・感想・評価

松永恭昭

松永恭昭

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シックス・シューター(2004年製作の映画)

3.6

拙い英語読解なので、完全に分かってはないのですが、英語版を視聴

とにかくこの監督のエグミはそのまま、短い中で語られるエピソードの彩度がやたら高い

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.6

イニシェリン島の精霊にドはまりしたので、さっそく見ました。

まず、劇世界の構築する力に脱帽。どうやったらこんなの思いつくんだと
そして、挿入されるなんてないシーンのすばらしさ。
完全にやられました。
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ぼくのエリ 200歳の少女(2008年製作の映画)

3.6

スウェーデンの風景は美しかったのだが、
ストーリーは、そこまで引き込まれるポイントを感じず。

まあ、そうなっていくよね~の範疇をでなくて、面白いなと思う瞬間が少なかった

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.8

すごい映画だった!!
まず、登場人物の考えてることが、ほとんど理解できない。
理解できないが、どうしたいのかは理解できる。なんとも不思議な感覚
かといって、不条理ではなく、条理は通っているという不可解
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エリート・スクワッド(2007年製作の映画)

4.3

ブラジルの治安に関して、テレビの特集で観たことがあるので、
大体の雰囲気が分かったうえで観れたので、非常にリアリティーを感じながら、とても面白い時間を過ごせた
ブラジルのスラムの本気の治安の悪さを感じ
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ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

3.9

中盤までは、とてもワクワクして観たんだけど、後半はしりすぼんだ感じ

設定は面白いし、いろんな要素はとても素晴らしいんだけど、全体的にしっくりこずに終わってしまった

アダマン号に乗って(2022年製作の映画)

3.8

海の上で共同生活という、精神障碍者のコミュニティーは、すごいなあと思ったんだけど、それ以上には特に何も思わなかったなあ。
このコミュニティーがどういう立ち位置で、どういう風に運営されているとかの知識が
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

終盤までは、黒人側からの、白人社会への恐怖を見事にエンタメに昇華した
すごいホラー映画だなと思いながら見ていた。
ただ、エンタメ映画としてはいいのかもしれないんだけど、終盤の急なB級ホラーへの展開は、
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米軍(アメリカ)が最も恐れた男 カメジロー不屈の生涯(2019年製作の映画)

4.0

戦後琉球史の重要人物、瀬長亀次郎の過去の映像や関係者のインタビューで構成された、非常に硬質なドキュメンタリーでした

ストレートに、カメジローに焦点を当てていて、見やすい構成だった

アメリカの民主主
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12日の殺人(2022年製作の映画)

3.5

面白い着眼点で、見ていて、実際の事件の捜査ってこうなんだろうな。
というリアリティーが素晴らしかった。
ただ、最初の一文のせいで、この事件がどうなるのか?というネタバレを喰らった格好で、事件に関しては
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スティーブ・ジョブズ(2015年製作の映画)

3.2

やろうとする趣向は、面白いとは思うんだけど、いかんせんつまらない時間が続きすぎる

それなりにスティーブジョブズについて、見聞きしてきたので、なんとなく理解できたが、情報がかなり知ってる前提でガシガシ
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花様年華(2000年製作の映画)

3.9

ひたすら画が凄かった!!
鏡を使ったり、戸口ごしや、何かを手前においていたり、他にはない美しさがあったりと、とにかくハッとする画の連続

ただまあ、話は、イケメン美女がイチャコラ系で、好きではなかった
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ルディ・レイ・ムーア(2019年製作の映画)

4.4

全く知らない歴史・文化で、すごくワクワクしながら見ました。
この主人公や映画について、まったく知識がないので、どこまで事実で脚色されているのか分からないが、この主人公の魅力にとても引き込まれました
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Bye Bye Morons(英題)(2020年製作の映画)

4.2

凝った映像と、先の読めないユーモア満載のストーリー。
とても引き込まれて、みいりました

日本では、あまり見ない感覚の映画の世界観。
フレンチコメディー? の独特な感じなのかな?
この監督の別の作品も
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アンダー・ザ・スキン 種の捕食(2013年製作の映画)

3.0

スカーレット・ヨハンソンのエロさだけが残った……

エスエフホラーか~、と思ってみてたら、なんか雰囲気映画になって、
なんかエロいし、ちょっとどう見ていいか分からないなという時間でした

エロさがなか
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世界にひとつのプレイブック(2012年製作の映画)

3.9

スタンダードなストーリー展開ながら、他に見ない濃ゆいキャラクターが展開する不思議な味わいのラブストーリーで、楽しめました

ただ、病気は必要だったかな?という感じで、あまり意味は感じなかったというか、
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ファニーゲーム(1997年製作の映画)

4.2

ドイツらしい、ブレヒトっぽい演出が、まさかな展開でビックリ

カメラのドライさに、ヒリヒリしました

役者の演技も凄かった

ホラー系はあまり好みでないながら、
なんか、ものすごいパワーを持った映像に
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40歳の童貞男(2005年製作の映画)

3.9

とてもおバカなコメディとして、楽しめました

編集もよく、キャラクターも楽しく、やもすると、センシティブになりがちなテーマを上手く扱っているなと、感心

ただ、結局もてとるんかーい! という点は、展開
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ゼロ・ダーク・サーティ(2012年製作の映画)

3.4

中東目線で観たら、胸くそすぎるアメリカンイデオロギー

まあ、再現映画として見ようと思って、まあ、よくできているなとは思う。

それにしても、胸くそすぎる。ありえない。

姉姉妹妹(2019年製作の映画)

3.5

なんか、世にも奇妙な物語的なテレビドラマなら、まあ、見れるか〜って、感じで

映画としては。弱いな〜と感じてしまった

社会背景やら、情念やら、エグミが欲しいなぁ
そうはならんやろー的な感じも

インセプション(2010年製作の映画)

3.5

映像・音は、えげつないほど凄かったけど、ちょっと好みに合わなかった。

似たような設定のエターナルサンシャインは、大好きだったんだけど、
ちょっとガバガバストーリーと、映像ありきの銃撃戦、結局どうなれ
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アメリカン・ファクトリー(2019年製作の映画)

4.5

コレは素晴らしいドキュメンタリーだった


アメリカ経済の行き詰まり方と、
人権のない国中国との、どうしょうもない壁

観ていて、もうこれはだめだ!
そりゃトランプ再選するわ!
と感じた

おそらく、
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ベルファスト(2021年製作の映画)

3.9

全体的に、あっさりに感じてしまった。
地政感や、時代感が微妙に分かってないからかもしれないけども、
面白い仕掛けがあったのは善かったんだけど、基本白黒なのは、
あまりよく感じなかった

ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

4.2

古畑任三郎が大好きなので、このユーモア満載のミステリーが、
とっても楽しめました。
特に、前半は、古畑を超えるぐらい面白かった!
前作より、そこはよかったかも。
逆に、ミステリーの部分は、やや前作に劣
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預言者(2009年製作の映画)

3.9

ストーリーは、海外の刑務所ものって感じで、さして面白いとは思わなかったが、
逆に、映像や編集、役者の演技が素晴らしかった。特に音楽の選曲は、かなり好みにぶっささってよかった。
映像は、手持ちの不安定な
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ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

3.6

ハリウッドのほんいきのガチハードSF映像が凄かったです

ただ、ストーリーは一本槍のストレートなパニック系なんで、まあ、オチも分かりきってて。

まあ、映像すごーで、十分かな?

恋愛小説家(1997年製作の映画)

3.8

とても出演者の魅力が爆発する、素晴らしいストーリーラインに、
ウェルメイドなラブコメで、ザ・アメリカンムービーを堪能しました

ちと、邦題が邪魔してきたかな?

アメリカン・ハッスル(2013年製作の映画)

3.3

うーん、とにかく何やってんのか分かりづらくて、話についていけんかった

なんか喜んでるけど、なんで?って感じ

んー、集中してみれば、もっとお面白かったんかな?

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.5

途中までは、面白いなあと思ってみていたんだけど、
時間が長すぎたのか、途中で、完全に飽きた

そんなアホなの連続なので、一時間を超えてそれを続けられると
だるいなあと、なるのは新発見?
始まり方は面白
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ディパーテッド(2006年製作の映画)

4.3

面白い趣向に、素晴らしいプロット! 最後までドキドキできました。

ザ・ハリウッド! エンターテイメント! 見事!

ただ、前半・中盤が、ややストーリーが複雑というか、性急な感じで、
連続ドラマの総集
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ぼけますから、よろしくお願いします。(2018年製作の映画)

4.2

ある家族のリアルな認知症の記録
本人の嘆きが苦しく、それを受ける家族の悲痛もつらい

しかし、認知症という現実を見事に捉えた映像でした
年老いて、路上で立ち止まる親を取り続ける思いを考えるだけで、震え
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ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

3.9

ハリウッド的な派手なヒューマンお涙ちょうだいかな?と思ったら、
びっくりするほど、しっかしとしたヒューマンドラマになっていて驚いた
機長目線から、丁寧に事件への向き合い方を描いているのは素晴らしかった

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.5

タランティーノ作品と知らず観た自分が悪いんだけど、
まったく各エピソードをみせられている意味が分からない時間が延々と続いて、最悪だった。
まるでタランティーノ映画みたいだなと思って、最後のクレジットで
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アナザー プラネット(2011年製作の映画)

3.4

思ってたSFと違いすぎて、、、。
ずうっと鬱々展開が続いて、いつSFるの?と思ったら、、、。
そりゃないぜえ。
ラストもよく分からず。解説みないといけないパターンかあ。
主演の女優さんは美人でした

2人のローマ教皇(2019年製作の映画)

4.8

とても面白く見れました。
コンクラーベのニュースは見ていたものの、あまりローマ正教について詳しくないので、二人のローマ教皇という、非常に難しいテーマを、見事な構成で描き切ったのには舌を巻きました。
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散歩する侵略者(2017年製作の映画)

3.2

昔、舞台版をテレビで見たときは、かなりの衝撃をうけた大傑作で、自分の中でも非常に重要な作品でもあり、それの映画化はどうなんだろうと。

事前にこのサイトで、異様に評価が低いのが気になっていたが、観てみ
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