「弾きながら歌うグールドの癖は録音では悩みの種だ」「これは濃いな。砂糖とミルクは?」「住んでる場所で演奏するってのはすごく嫌なものなんだ」
どこまでも私達は「私の世界」に留まる。というか、出られない。この破綻を生きなくてはいけない。不器用でも言葉を使って、音楽を使って表現すること。それを聴くこと、観ること。そうして破綻に抗わなくてはいけな>>続きを読む
絵本原作。ベタには力がある。なんという再会。観終わって外を見たら雪が降っていた。
前半は芸術としての映画で、後半は反芸術としての映画。「白痴の表象はイデオロギーを転覆させ得る」(バフチン)。
人間の営みは変化しながら続いていく。映画もまた変化しながら続いていく。過去現在未来全てを包括している。永遠。
https://youtu.be/8yr8hEyFYcg?si=-2oZdfMmd3iR>>続きを読む
出会いと別れは端的に人生である。写真への戸惑いは、人生の流れを留めること、記録することの無意味と野暮から。思い出すものは思い出すし、思い出さないものは思い出さない。
いきなり日本語版ウイイレ。カビラと北澤の声が聞こえてくる。ただ綺麗に撮ってるだけじゃなくて良い。船上からの海が格別。
素晴らしいpart2を踏まえてから見るpart3の地獄。もうどうしようもないからふざけるしかない。歴史は積み重なっていない。
良い画面。フィルムでスタンダードじゃないとこが良い。フランスのカモデカくないか。
"群衆"における人生のすべて。何ら特別ではない特別な瞬間達に泣く。食器棚の扉が腕に当たって痛がるところ一生忘れないと思う。この"特別"は小津へと繋がる。何度も観たいし、みんなで観たい。
これが"私の人生の全て"であると言わんばかりのブルース・ベイリー『All My Life』へのオマージュ。
カラフルにデザインされた世界。対して生々しいティルダ・スウィントンの身体。手のしわ。歯。全てを燃やして先に進む。そうしないと先に進めないから。強い。AirPods電話良い。
映画に最も適した物語と言えるのではないか。可笑しく哀しい永遠の時間旅行。冒頭でショットとピアノがゆるやかに繋がり、もう間違いない。しかもグレングールド。ありがとう。本当に最高で笑ってしまうシーンが書き>>続きを読む
戦争孤児は写真の中、ポスターの中にいるフィクションのような存在。戦争はなかった、とでも言うように世界は進んでいく。忘れるなという死者と孤児の念が少年の髪を緑にする。しかし"緑色の髪の少年"は社会におい>>続きを読む
『ロボットドリームズ』にもあった映画の奇跡、すなわち時間と空間を超越した運動(位置)と感情のシンクロがクロスカッティングで起こる。壊された窓、開けられた窓から差し込む光。暴力で育った男が暴力を手放す。>>続きを読む
大傑作。歴史とともに流れていく2人の生涯。哀しみと喜び、不安と祈りの瞬間を素晴らしいショットが捉えている。それらはあまりに速い時の流れにも霞むことなく心に残る。
フォードベスト級!
https://youtu.be/WJMK5Eb0WBs?si=qRceRW0NvjRHF_Sv
オールタイムベスト。最高のラブコメ。笑って泣ける。良い人生は思いやりとユーモアで作られる。デアゴスティーニシステムで歯医者になる。