運転さんの映画レビュー・感想・評価

運転

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人妻の危機(1953年製作の映画)

5.0

素晴らしい。危機に対する不屈の精神。バーバラ・スタンウィック。

グレン・グールド 27歳の記憶(1959年製作の映画)

5.0

「弾きながら歌うグールドの癖は録音では悩みの種だ」「これは濃いな。砂糖とミルクは?」「住んでる場所で演奏するってのはすごく嫌なものなんだ」

秀子の車掌さん(1941年製作の映画)

5.0

絶妙な抜け感。シュールにも笑いにも寄り過ぎていない。

僕らの世界が交わるまで(2022年製作の映画)

5.0

どこまでも私達は「私の世界」に留まる。というか、出られない。この破綻を生きなくてはいけない。不器用でも言葉を使って、音楽を使って表現すること。それを聴くこと、観ること。そうして破綻に抗わなくてはいけな>>続きを読む

ターンレフト ターンライト(2002年製作の映画)

5.0

絵本原作。ベタには力がある。なんという再会。観終わって外を見たら雪が降っていた。

Broken Rage(2024年製作の映画)

5.0

前半は芸術としての映画で、後半は反芸術としての映画。「白痴の表象はイデオロギーを転覆させ得る」(バフチン)。

Um Século de Energia(原題)(2015年製作の映画)

5.0

人間の営みは変化しながら続いていく。映画もまた変化しながら続いていく。過去現在未来全てを包括している。永遠。

https://youtu.be/8yr8hEyFYcg?si=-2oZdfMmd3iR
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次の朝は他人(2011年製作の映画)

5.0

出会いと別れは端的に人生である。写真への戸惑いは、人生の流れを留めること、記録することの無意味と野暮から。思い出すものは思い出すし、思い出さないものは思い出さない。

リバプール(2008年製作の映画)

5.0

いきなり日本語版ウイイレ。カビラと北澤の声が聞こえてくる。ただ綺麗に撮ってるだけじゃなくて良い。船上からの海が格別。

アンラッキー・セックス またはイカれたポルノ(2021年製作の映画)

5.0

素晴らしいpart2を踏まえてから見るpart3の地獄。もうどうしようもないからふざけるしかない。歴史は積み重なっていない。

モンスーリ公園(2024年製作の映画)

5.0

良い画面。フィルムでスタンダードじゃないとこが良い。フランスのカモデカくないか。

群衆(1928年製作の映画)

5.0

"群衆"における人生のすべて。何ら特別ではない特別な瞬間達に泣く。食器棚の扉が腕に当たって痛がるところ一生忘れないと思う。この"特別"は小津へと繋がる。何度も観たいし、みんなで観たい。

ブルーベルベット(1986年製作の映画)

5.0

これが"私の人生の全て"であると言わんばかりのブルース・ベイリー『All My Life』へのオマージュ。

ヒューマン・ボイス(2020年製作の映画)

5.0

カラフルにデザインされた世界。対して生々しいティルダ・スウィントンの身体。手のしわ。歯。全てを燃やして先に進む。そうしないと先に進めないから。強い。AirPods電話良い。

仕立て屋の恋(1989年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

こういう人特有の目と行動。これ見よがしなシネスコの画面苦手。

ドライブアウェイ・ドールズ(2023年製作の映画)

5.0

イーサンのソロ。出てきた女性全員レズビアンだった気がする。

スローターハウス5(1972年製作の映画)

5.0

映画に最も適した物語と言えるのではないか。可笑しく哀しい永遠の時間旅行。冒頭でショットとピアノがゆるやかに繋がり、もう間違いない。しかもグレングールド。ありがとう。本当に最高で笑ってしまうシーンが書き>>続きを読む

緑色の髪の少年(1948年製作の映画)

5.0

戦争孤児は写真の中、ポスターの中にいるフィクションのような存在。戦争はなかった、とでも言うように世界は進んでいく。忘れるなという死者と孤児の念が少年の髪を緑にする。しかし"緑色の髪の少年"は社会におい>>続きを読む

復活(1915年製作の映画)

5.0

『ロボットドリームズ』にもあった映画の奇跡、すなわち時間と空間を超越した運動(位置)と感情のシンクロがクロスカッティングで起こる。壊された窓、開けられた窓から差し込む光。暴力で育った男が暴力を手放す。>>続きを読む

立ち上がる米国(1932年製作の映画)

5.0

大傑作。歴史とともに流れていく2人の生涯。哀しみと喜び、不安と祈りの瞬間を素晴らしいショットが捉えている。それらはあまりに速い時の流れにも霞むことなく心に残る。

午前2時の勇気(1945年製作の映画)

5.0

マンのサスペンスラブコメ。サスペンスとラブコメが共存していて凄い。

野人の勇(1920年製作の映画)

5.0

フォードベスト級!

https://youtu.be/WJMK5Eb0WBs?si=qRceRW0NvjRHF_Sv

いちごブロンド(1941年製作の映画)

5.0

オールタイムベスト。最高のラブコメ。笑って泣ける。良い人生は思いやりとユーモアで作られる。デアゴスティーニシステムで歯医者になる。