“鉄道の日”を記念して鉄道ソフトが大集合!
鉄道シミュレーターから時刻表ソフトまで8本のオンラインソフト
(99/10/12)
来る10月14日は、1872年に新橋と横浜を結ぶ日本最初の鉄道が開通したことにちなんだ“鉄道の日”。列車の旅を楽しむのもいいが、パソコンで鉄道気分を味わってみるのはいかが。今回は、鉄道シミュレーターやゲーム、時刻表ソフトなど鉄道に関するオンラインソフトを集めてみた。
時刻表データからダイヤグラムを表示・印刷「WinDIA」
「WinDIA」は、ダイヤグラムを表示・印刷するソフト。データ入力には市販されているJTBや弘済出版社などの時刻表を利用でき、画面の体裁も時刻表と同じなので入力しやすい。ダイヤグラム作成には必須の駅間所要時間情報をユーザーが計算する必要はなく、「WinDIA」が入力されたデータから自動的に推定する。時刻表データからダイヤグラムを生成して自由なサイズで表示・印刷できる。ユーザーによって公開されている各地の路線のダイヤグラムのデータファイルが豊富なのも特徴だ。
【著作権者】古川 知幸 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.1j(96/07/05)
□作者: ふゆき
http://www.vector.co.jp/vpack/browse/person/an002404.html
電車運転シミュレーションゲーム「D-Sim」
「D-Sim」は、電車運転のシミュレーションを楽しめる横スクロール型のゲーム。画面上部にデフォルメされた電車が左向きに走行し、下部には実際の電車の運転台と同じくマスターコントローラー(マスコン)やスピードメーター、電車の走行状況を知らせる[ATC]や[非常]ランプなどの計器類が表示されている。マスコンをキーボードやマウスで操作して電車を加速・減速させることで、駅にぴったり停車させるのが目的だ。「JR京浜東北線」などの電車と路線のデータが同梱されているほか、作者のホームページから「JR中央線」や「阪神電車」などのデータをダウンロードできる。
【著作権者】長谷川 信幸(LV-River) 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】3.14(99/07/30)
□LV-Riverのホームページ
http://www1.webnik.ne.jp/~lv-river/
新幹線旅行シミュレーター「新幹線で京都へ」
「新幹線で京都へ」は、東海道新幹線の旅を楽しめる鉄道旅行シミュレーションソフト。「のぞみ」、「ひかり」、「こだま」号がパソコンの時計に合わせて実際の時刻表どおりに運転される様子を楽しめる。横長のウィンドウには沿線の名所・名産をあしらった東京から新大阪までの路線図、現在の走行地点付近の解説テキスト、車窓イメージのアニメーション、速度計などが表示される。路線図上に現在の走行地点が表示され、下りなら左の新大阪駅に向かって現在地点表示が移動していく。ソフト上で1時間単位で時間をずらすことができるので、昼間に夜の列車を走らせることも可能だ。
【著作権者】Yasushi Sasaki 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】10.16(99/09/20)
□□トップメニュー
http://www2s.biglobe.ne.jp/~moon777/
自由に線路をひける鉄道シミュレーター「仮想鉄道」
「仮想鉄道」は、地図上に線路をひいて列車を走らせる鉄道シミュレーター。国土地理院発行の数値地図をもとにした精巧な地図が用いられていて、陰影のある山なみや川が美しい。その地図上に自由に線路をひいて駅を設置でき、路線データとしてファイルに保存できる。実際の鉄道と同じように線路をひいてもよし、架空の線路をひいて自分だけの鉄道を楽しむのもよし。線路が完成したら作成した時刻表にそって列車を運行できる。列車は地図上では点として表示され、ダイヤ通りに線路の上を移動していく。作者のホームページでは、路線データのほか日本全土の粗めの地図データと東京周辺の詳細な地図データをダウンロードできる。
【著作権者】大野 岳夫 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】9910A(99/10/02)
□OHNO TAKEO ハンドメイド・ワールド
http://member.nifty.ne.jp/takeo/
機関車を運転して貨車を集めるパズルゲーム「機関車EF63野郎Game」
「機関車EF63野郎Game」は、碓井峠越えで活躍していた電気機関車「EF63」を運転して貨車を集めていくパズルゲーム。ユーザーは「EF63」の前進・後進の切り替えと、ポイントの切り替えができ、線路上に散らばる貨車をすべて連結していく。ポイントは機関車が前進している場合に直前で切り替えができ、ポイント横の標識は青は進行方向に向かって左側、黄は右側に切り替わっていることを示している。また、パソコンが運転する機関車も走っていて、衝突するとゲームオーバーになるのでうまくよけながら運転しよう。
【著作権者】Take-C 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】0.1試作版(97/10/14)
□作者のホームページ
http://www.vector.co.jp/authors/VA002834/
鉄道模型のレイアウトを作成「Railroader」
「Railroader」は、鉄道模型のレイアウトを作成するソフト。普通は方眼紙などに定規やコンパスと消しゴムで試行錯誤しながらレイアウトを作成するが、「Railroader」を使えばパソコンの画面上で簡単にレイアウトを作成できる。CAD風の画面で、各種レールを画面上に置いていくだけでレイアウトを作成していける。直線レール、曲線レール、ポイントのほか、フレキシブルレールやターンテーブルなどにも対応し、使用レールの総計も表示される。標準でTOMIX、KATO、marklinのN・HO・Zゲージレールに対応し、ユーザーがレールデータを作成することも可能だ。
【著作権者】田中 正裕 氏
【ソフト種別】シェアウェア 1,500円
【バージョン】3.22(99/03/06)
□Masahiro's HomePage - Top Page
http://plaza25.mbn.or.jp/~mtanaka/
□窓の杜 - その他
http://www.forest.impress.co.jp/amuse.html#railroader
CPUの稼働率を鉄道用信号機で表示「鉄道信号型CPUモニター」
「鉄道信号型CPUモニター」は、CPUの稼働率を鉄道用信号機でリアルタイムに表示するソフト。信号機は赤、青が1つづつと黄が3つある五現示式信号機で、例えば稼働率0~34%では進行を指示する[青]、35~54%では減速を指示する[青・黄]が現示される。また、100%の場合は踏切などの非常ボタンが押された際に緊急停止を列車に指示する特殊信号発光機が派手に光り、同時に赤信号を突破した際に鳴るATS装置のベルを鳴らすこともできる。作者のホームページでは、姉妹ソフトの「場内信号型ディスク容量監視」や「上越新幹線ATC型CPUモニター」もダウンロードできる。なお、動作にはVB5.0ランタイムとCOMCTL32.OCXが必要。
【著作権者】筑間 雅道 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.00(98/06/27)
□筑間雅道のソフト製作所
http://www.vector.co.jp/authors/VA014201/
発車案内表示機をシミュレート「汎用パタパタ発車案内表示機(仮称)」
駅の天井などにぶら下がっている発車案内表示機は、最近ではLEDによる電光式が増えているが、昔ながらのパタパタと表示が変わるタイプも見かける。「汎用パタパタ発車案内表示機(仮称)」は、そのパタパタと動作するタイプの発車案内表示機をシミュレートするソフト。パソコンの時刻に合わせて、実際の発車案内表示機と同様に[普通]、[L特急はつかり号]などの種別や発車時刻、行先などの列車データを表示できる。時刻はパソコンの時間とずらすことも可能だ。作者のホームページでは、列車データのほか発車案内表示機のデザインも作成可能なデータ作成ツールをダウンロードできる。鉄道の駅に限らずバスターミナルや飛行場のパタパタ式発車案内表示機のデータを作成できる。
【著作権者】Wakudon 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】0.22.3(99/09/18)
□わくどん館
http://www2s.biglobe.ne.jp/~wakudon/
(齋藤 正穂)