「真実の愛よりも性的な不道徳を招く」としてバレンタインデーを自粛することが決定
もうすぐ2月14日の「バレンタインデー」を迎えますが、ロシア西部の州で同日を祝うことが自粛されることが明らかになりました。
ちなみにバレンタインデーは殉教したイタリアの聖人「ウァレンティヌス」の祭日であり、いつの間にか日本で定着した「女性が男性に愛情の告白としてチョコレートを受け渡す」といった習慣などとは本来無関係だそうです。
詳細は以下から。
Russian Region Bans Valentine’s Day for Promoting Promiscuity - Bloomberg
No love for Valentine's Day there | Reuters
Bloombergやロイター通信の報道によると、ロシア西部にあるベルゴロド州において、バレンタインデーが若者にとって愛よりも性的な不道徳を招くものであり、倫理的価値観の形成を促進しないだけでなく、営利団体の利益になるものであるとして、学校や政府機関などでバレンタインデーを祝うことを自粛することを州知事のスポークスマンGrigory Bolotnikov氏が発表したそうです。
Bolotnikov氏はソビエト連邦崩壊後に盛り上がりを見せ始めたバレンタインデーやハロウィーンについて、「もはやただの流行でしかない」と述べており、今回の発表についてはロシアの東方正教会がお墨付きを与えたことを明かしています。
また、民間企業や個人がバレンタインデーを祝うこと自体については自由であるとされていますが、多くのナイトクラブなどが特別なイベントを2月14日に行わないように促されているため、自粛による影響は小さなものとは限らないようです。
なお、このような教育や社会生活に影響を与える動きに対しては人権団体などから批判の声も上がっています。
・関連記事
チョコが入っていないのにチョコの味、「不思議の国のスパークリングチョコレート」試飲チャレンジ - GIGAZINE
外国人に大人気、「日本人彼女募集中」Tシャツで喜びの声が続々と - GIGAZINE
インドの右翼団体、バレンタインデーで盛り上がる人へ襲撃予告 - GIGAZINE
あたたかいチョコレートなどを駆使したバレンタイン用のおでん「愛のチョコレートおでん」 - GIGAZINE
・関連コンテンツ
in メモ, Posted by darkhorse_log
You can read the machine translated English article Deciding to refrain Valentine's Day as "….