国際宇宙ステーションの場所をレーザーで教えてくれる「ラピュタの飛行石」

スタジオジブリの映画「天空の城ラピュタ」に出てくる「飛行石」は、作中で伝説の存在であるラピュタの場所を教えてくれるアイテムで、どこまでも一直線にラピュタに向けて青い光を放っています。

外側だけを真似たアイテムであれば比較的簡単に作れますが、「ラピュタの場所を教えてくれる」の方に着目して、国際宇宙ステーション(ISS)の場所を示し続けてくれる装置を作った人が現れました。パーツはほとんど秋葉原でそろえたとのこと。

詳細は以下から。
[珈] 社長が飛行石を作った

動画で見るとこんな感じ。ちなみに、2本とも同一の内容です。
YouTube - ラピュタの飛行石を作ってみた


ラピュタの飛行石を作ってみた ‐ ニコニコ動画(原宿)

装置を作るきっかけは「予算が余ったから」。

作るのは、高度350kmを時速2.8万kmで周回している国際宇宙ステーションの場所を教えてくれる装置です。

基本的な仕組み。最初はXY軸方式の構造を考えていたようですが、最終案は2軸回転式(対空砲方式)に。

そしてGoogle SketchUpで実物大模型を制作。

構成の試案。衛星軌道計算から駆動制御まですべてをマイコンにやらせるのは無理です……

ということでAndroidアプリを挟むことに。しかし、スマートフォンで衛星軌道計算はやはり無謀。

最終的に、軌道計算はクラウド上のサーバが担当することに。

電子回路設計。レーザー以外はすべて秋葉原のパーツ屋で揃えるそうです。

そして制作へ。

実物完成。

外側を塗装して飛行石完成。

青色レーザーだと見えないため、緑色レーザーを使用しているそうです。

実際に使用するとこんな感じ。

最後に注意がついていますが、販売目的の制作ではないとのことです。