透明になって見えなくなる自動車をメルセデスベンツが開発、まるで光学迷彩
攻殻機動隊に出てきた透明になって不可視になる迷彩技術「光学迷彩」をそのまんま自動車に適用させたかのようなものをメルセデス・ベンツがキャンペーンの一環として制作、YouTubeにて実際に走行している様子などが公開されています。
Invisible Mercedes - YouTube
ここにいるのですが、よく見えません
なんという光学迷彩
完全に溶け込んでしまっており、認識不能レベル
どうやって実現しているかというと、まずはこのLEDライトを使います
たくさん用意して表面にぺたぺた
このような感じでびっしり取り付けます
隙間なく埋めていく感じ
こうなります
反対側にはキヤノンのEOS 5D Mark IIを装着
これが向こう側の景色を撮影するわけです
そして車内にあるノートPCで先ほどのLEDを制御し、風景を映す、という仕組み
何もしないままだと真っ黒
ぴかー
反対側の景色が投影されています
アップで見ると何が映っているのかわかりませんが、遠くから見るとちゃんとわかる、というわけ
実際に走行している光学迷彩カーを見てびっくりする人々
見えない
不可視
夜の街へ
振り返る人々
完全な光学迷彩ではないので、プレデターのような感じの溶け込み方
ドイツでは1週間ほどこのようにして展示されていたそうです
なお、これはゼロ・エミッション、人間の活動による環境への排出をゼロにするという考えを自動車でメルセデスベンツが体現したもの。環境にとって「不可視」、見ることができないぐらいの排出、ゼロ・エミッションという意味を込めているわけです。
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