ケンタッキー食べ放題レポート、一体どれぐらい人が来て実際はどうだったのか?
7月4日(水)13時~16時まで制限時間45分、一人あたり1200円にて店舗限定で行われているケンタッキーのオリジナルチキン食べ放題のためにあちこちの店舗に行ってきました。各店舗のフォトレポートは以下から。随時、追加していきます。
7/4限定!オリジナルチキン食べ放題!
http://www.kfc.co.jp/campaign/tabehodai/index.html
まずは大阪ドーム店から。
12時半頃の時点では誰もいない状態
このようなポスターがかかっています
テーブル数限定ということで店員さんに聞いてみたところ、この店舗は全部で21席
そんなわけで12時30分を過ぎた途端にワラワラと猛者が集まってきたので、名簿に名前を記入。この名簿の記入が21席分に達すると1巡目の受付が終了するという仕組み。
この座席すべてがあらかじめ食べ放題のために確保された座席
とか言っている間にも人が増殖中
13時になりました、時間です。名前を呼ばれたのでレジへ行き、飲み放題のドリンクをチョイス
レジの奥にはチキンが鎮座
チキン以外にポテトも食べ放題なので、同じく待機中
レジのところには時間の早見表があり、何時何分に来た客が何時何分まで食べ放題できるか?というのが一発で分かるようになっています。45分単位なので確かにパッと計算しづらいところ。
着々と準備が進みます
どんどん並んでいく人
一番最初の注文では飲み物1つ、チキン3ピース、それからここには写っていませんがポテト1つが付いてきます。これはいわばノルマのようなもの。ただし、食べ放題のおかわりはチキン1ピースから3ピース・飲み物・ポテトが時間内なら何度でもレジとの間を往復して注文可能。
これは手羽先の部分。なんだか妙な部分が最初の3ピースに選ばれています。
これはよく見るタイプ
で、食べ終わったら左端にあるこのタイムリミットが書いてあるチケットとバスケットを持ってレジに行って注文する、というシステム。
では、レジに持って行きましょう
待っている間に奥を見ると……
ずらりとチキンが待機中。
なんという手際の良さ……チキンのおかわりで待たされるのかと思ったのですが、わずか2分弱でおかわり完了。
それはそうとこの大きさは一体……おかわりすればするほど巨大化していきます。
座席はこんな感じで満席
13時45分になってタイムアップ、座席を立つ頃には既に第2陣がこのようにおしかけている状態。
客層としては今回行った店舗は運動部系の男子高校生、それから女子高生、主婦、巨体の持ち主、といった感じでやはり若い年齢層が中心。実際に話している様子を聞いてみると「揚げたてなので予想以上に熱い、猫舌なので一気に食べられない、クソッ!時間だけが過ぎていく!」「10本ぐらいいけるやろーと思ったら、やっぱ無理、6本も食べられない」というような感じ。カウントしたところ、この第一陣で最大量を食べた人でも8本程度。9本目が大きな壁になる模様。ただ、4本目までは誰でも軽くいけるので、「3本とか無理だろ……」という人であっても、揚げたてできたてアツアツであればさほど脂っこさも最初の3本まではあまり感じないので、行く価値あり。ただし、そこからあとはケンタッキー側も容赦なくデカいピースを入れてくる+アツアツすぎ+味が濃いので口の中がえらいことになってくる、というわけで、確かに量を食べようと思うとかなりの覚悟が必要です。
なぜ「9本」が壁なのかというと、ケンタッキー公式サイトのこのパーツ図を見れば分かるように、9本食べると鶏一羽分に相当するためです。
続いて、天王寺駅付近にあるあべのキューズモール店の様子は以下の通り。
正午頃に店舗の前に到着しましたが、この時はまだ行列はありません。
レジの前も特別混んでいるわけではない様子。
いつもと変わらず静かに笑っているカーネル・サンダース。
お店の前には食べ放題の告知ポスターが貼ってあり、道行く人が興味深げに眺めています。
一旦お店を出たところで振り返ると、既に15人弱が行列。
「食べ方放題チャレンジ受付レジ」なる専用レーンができています。
食べ放題の開始予定は13時なので、この時点では開始まで小一時間ありますがレジに行くと「食べ放題」と書かれた紙がもらえました。
13時過ぎにお店の前に戻ると黒山の人だかり。店内を合せると100人近い人が殺到しています。
お店の前には既に「ご好評につき本日13:00~16:00限定食べ放題企画の受付は終了いたしました」とのパネルを持ったスタッフが立っていました。
既に予約チケットを持っていたので、行列はスキップして早速2人前6ピースをゲット。
そこにあるのはいつもと変わらないケンタッキーフライドチキン。
さっそくいただきます。
普段よりかなり多くの数が出ているハズですが、揚げ具合などは申し分なく安定のケンタクオリティが味わえました。
どんどん食べていきましょう。
モグモグ。
量を食べるより、おいしく食事としていただく方針だったので3ピースをたべた時点でポテトも食べ始めます。
やや太めのポテトはふっくらホクホクでチキンで油っこくなった口の中をリセットするのにピッタリ。
おかわりの6ピースをもらってきました。この時点でお店の中は大混乱で並ぶ列が変わったりして10分ほど待たされることに。
揚げたてのアツアツです。
1人6ピースずつを食べた時点でかなりお腹いっぱい……。
ですが、さらに6ピースをおかわり。
最初はおいしく感じられるのですが、食べても食べても同じチキンが出てくるのでかなり飽きがきています。
カリッと揚がったコロモはサクサクとしており……
中身は肉汁タップリ。
食べ終わるとこんな感じ。
ウーロン茶だけではつまらないので、あえてコーラも頼んでみました。
ラスト9ピース目は口の中が脂でドロドロになっており、かなり厳しいコンディション。
iPhone 4と大きさを比較するとこんな感じ。この辺りになると「この1ピース、ほんとうに食べきれるか?」とかなり不安な気持ちに襲われます。
1人9ピース、2人で18ピースをいただいた結果が以下の通り。
次は京橋店の様子。JRと京阪の京橋駅そばにあるショッピングモール、「京阪モール」にやってきました。
ここにKFC京橋店が入っています。
お店の前はバス停なのですが、ダイヤ改正などによってここから出ていたバスが廃止になったため、ただの通路になっています。
到着したのは12時30分ぐらい、行列はゼロ。
やった、いける!
と思ったら、入口は建物内側に向いていたのでした。
行列はほぼ2列で並んでおり、だいたい60名ほど並んだところでそれ以上伸びなくなりました。
13時ジャストに受付開始。
店内は2人掛け、4人掛けのテーブル席と横並びの1人掛け席がいくつかあり、テーブル席は全て食べ放題用の予約席になっていました。
客層は学生を中心に、社会人もちらほら混じっていたという感じ。子ども連れはいませんでした。
4人で食べ放題に挑戦。
謎の配信者もいました。
まずはドンと6ピースからスタート。
店内のほぼ全員が食べ放題に挑んでいるということもあって、チキンはほぼ常に揚げたてで、いつでもジュワっとした感触が楽しめます。
こちらはKFC洛北店。12時前の時点では店前は静かな様子。
店内にも客はほとんど入っていません。しかし、机の「予約席」と書かれた札が気になります。
店員の方に話を聞いてみると、「予約席」は食べ放題専用の席で、制限時間等の管理がスムーズにできるよう配慮しているとのこと。
外に出てみると、12時店前にポツポツと人が集まり始めていました。
人の列にひきつけられるように次々と人が集まってきます。
あっという間に長蛇の列に。13時直前の段階で、約70人ほど。
実際の行列の長蛇の様子をムービー撮影した動画はこちら。
KFC洛北店「オリジナルチキン食べ放題」行列の様子 - YouTube
想定外の客の多さに店員の方々も走り回るほど大忙しだったようです。あまりの多さに16時までの席が速攻でうまってしまい、列に並びながらも食べ放題にチャレンジできなかった人もいました。
13時になり、食べ放題の受付がついに開始。
レジ前の棚からは香ばしいチキンの香りがただよってきて、自然と気持ちも高ぶります。
まずは最初のセットメニューをゲット。
席につくなり、速攻で完食。
おかわりのためにレジ前に行くと、そこは普通メニューの客と食べ放題の客とでカオス状態。このような企画は初めてとのことで、店員の方々も対処に困っていた様子。
5分ほど待って、2セット目を無事ゲット。
「ちょっと苦しくなってきたな……」という感じでしたが、すぐに完食。
3セット目は1個目を食べ終えた時点で、おなかが張ってパンツがきつく感じるほどに。
かなりペースダウンはしましたが、なんとか完食。この時点で時間はタイムリミットギリギリでしたが、「あと1本くらいならいけるだろう」ということで、もう一度おかわりをすることに。
最後の1本を滑り込みでなんとか入手。
タイムリミットのギリギリまで粘ってなんと食べきることができました。合計10本を食べて満足感に浸っていたところ、後ろの席からは「オレは14本食っちゃったよ」という声が聞こえてきて、上には上がいることを痛感。
こちらのお店では毎回違う部位が味わえるようこのようなチェックリストが用意されていました。なにはともあれ、全部位を制覇できたのでよかったよかった。
ラストは、京都大学や京都造形芸術大学などが近くにある北白川店の様子です。12時に到着したときの店前はガラガラ。
店内にも誰もいません。
食べ放題の宣伝はひっそりと店内にだけありました。
12時30分ぐらいから学生の姿がチラホラ。
店の前にも列がこのように。
段々と……
増えていきます
食べ放題を店内で待っていると、何の種類のドリンクかを指定して注文していないにもかかわらず、食べ放題セットが運ばれてきました。
ドリンクの中身はアールグレイ……なぜ勝手にアールグレイが選ばれて運ばれて来たのかは不明ですが、かなりのレベルの混乱が店舗内で起きているようです。
最初の3ピースはこちら。
完食をしてチキンをおかわりしようとしたところ……
列ができていて、4分ほど待つことに。
とにかく北白川店はてんてこ舞いの状態でした。
食べ放題を終えて外に出ると、さらに学生と自転車の行列が伸びており……
まともに歩道を通るのがもはや困難な状態になっていました。
そんなわけで5店舗分の情報を総合するとこうなりました。
・店によってオペレーションのレベルにはっきりと差が出すぎ。今回行った中では大阪ドーム店が最も整然としており、おそらく日頃から大量の客をさばくのに慣れているためだと思われる。
・「最初の5分は1分に3本食べて、次の5分は1分に2個、結果的に45分で30~35本食べる」とかは非常に難しい、というか並のレベルでは不可能。普通のチキン系商品と違って「熱」「味の濃さによるのどの渇き」「脂」が足を引っ張る。
・食べ放題の基本として水分摂取とポテト過剰摂取は厳禁。腹の中で水分を含んでふくれるので時間経過とともに膨満感で自爆する。ウーロン茶で流し込むとか、ポテトで脂っぽさを消すとかは無謀の極み、すればするほど破裂を早めるだけなので絶対にしてはならない。
・満腹中枢が刺激されると食べる気が無くなるので最初の30分が勝負、だからこそ「熱」はかなりの難関、無理して口の中に入れるとえらいことになる。ここが鬼門であった。
・事前の店のチョイスはかなり重要、特に45分しかないので食べ放題のおかわり時のタイムロスがかなり大きい。
・当然ながら自分で好きな部位を選ぶことができず、なおかつ部位によって量と味にかなりの差があり、店舗によってもぶっちゃけ揚がり具合や味に差があるので、残念ながら「運」の要素は非常に大きい。
・コストパフォーマンスを考えるよりも「食べ放題というお祭りに参加したのだ」ということが一番重要。コストパフォーマンスを考えるならコンビニのチキンで計算すると、1200円もあれば(略)
そんなわけで、食べ放題に参加した皆様、おつかれさまでした。
・つづき
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