入力遅延のある環境がどれほどストレスが溜まるのか手軽に体感できるサイト「Typing delay experiment」
ネットゲームではネット回線などの状況によって「遅延(ラグ)」が生じて、「ちゃんと動作を入力したのにキャラクターが反応しないぞ!」という現象が発生してしまうことがあります。「Typing delay experiment」は遅延のある環境を体感できるタイピングシミュレーターで、遅延があるとストレスがものすごく溜まることがすぐに理解できます。
Typing delay experiment
https://input-delay.glitch.me/
遅延の秒数(レイテンシ)を1000msに設定したものが以下。レイテンシを長くするとマシンスペックを必要とするのか、設定した秒数よりも遅延がひどくなるようです。
「Typing delay experiment」を使って1000msの遅延の中でタイピングしてみた - YouTube
「Typing delay experiment」の公式ページはこんな感じのシンプルなデザイン。「FINE(良い)」「COULD BE WORSE(まだマシ)」と書かれたボタンをクリックすると、中段の「Typing delay(タイピングの遅延)」をms(ミリ秒)単位で設定できます。「Typing delay」の秒数を直接入力することも可能です。
後は下部の空欄に好きな文章をタイピングするだけでOK。
実際に文章を入力してみると、30ms程度の遅延では「遅延があるように思えないなあ」と感じるほどですが、100msの遅延では遅延があることが体感できます。遅延が200msにもなると、ストレスが溜まりまくって「こんな環境で文字入力ができるか!」と言いたくなるほど入力した文字の反映が遅れます。冒頭のムービーように1000msの遅延があると、「タイピングできないのと同義」といえるほど。
「Typing delay experiment」には同じ作者による姉妹版の「Audio delay experiment」もあります。
Audio delay experiment
https://audio-delay.glitch.me/
使い方は「Typing delay experiment」とほぼ同じで、「FINE」「COULD BE WORSE」などから遅延の秒数を選択して、ピアノの鍵盤に対応したキーを押すと遅延がかかった音が出ます。
遅延を1000msに設定したものが以下のムービーで、まさに「音が遅れて聞こえるよ」状態であることが確認できます。
「Audio delay experiment」でレイテンシ(遅延の秒数)を1000msに設定すると音がものすごく遅れる - YouTube
無線接続のPC周辺機器が出始めだった頃は、大きなラグがある製品も販売されており、「使っていられない」と思うことがよくありました。現代でもネットゲームなどはこのようなラグがまだ存在する場合があります。
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