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スマホでどこでも簡単にフルトラッキングできるソニーの超小型モーションキャプチャ「mocopi」をセットアップしてみた


ソニーから2023年1月20日に登場する「mocopi」は、iPhoneなどのスマートフォンと連携することでどこでも簡単に全身の動きをトラッキングし、3DCGモデルのアバターを動かすことが可能な超小型かつ超軽量のモバイルモーションキャプチャーです。そんなmocopiを一足先に触れる機会が得られたので、実際にその実力を体験するためのセットアップを行いました。

モバイルモーションキャプチャー mocopi | ソニー
https://www.sony.jp/mocopi/

mocopiがどんな見た目なのかは以下の記事を読むとわかります。

超小型&超軽量で全身の動きをキャプチャーできるソニーの「mocopi」フォトレビュー - GIGAZINE


mocopiはスマートフォンとBluetooth LE Ver.5.2で接続し、アプリで制御します。アプリはAndroidとiOSでリリースされる予定で、対応スマートフォンは記事作成時点で以下の通り。
Android:Xperia 5 IV、Xperia 1 IV、Xperia 5 III、Xperia 1 III、Xperia 5 II、Xperia 1 II、Xperia 5、Xperia 1
iOS:iPhone 14 Pro Max、iPhone 14 Pro、iPhone 14 Plus、iPhone14、iPhone 13 Pro Max、iPhone 13 Pro、iPhone 13、iPhone 13 mini、iPhone 12 Pro Max、iPhone 12 Pro、iPhone 12、iPhone 12 mini、iPhone SE(第3世代)

今回はiPhone 14に先行でインストールしました。初回起動時にBluetoothへのアクセスが求められるので、「OK」をタップ。


「セットアップからはじめる」をタップします。


ソフトウェア仕様許諾契約書・アバター利用許諾契約書・mocopiプライバシーポリシーの内容を理解したら、3つすべてにチェックを入れてから、「同意する」をタップ。


mocopi本体を用意して「次へ」をタップ。


ここから6つのセンサーを1つずつスマートフォンにペアリングしていきます。例えば、HEADのセンサーの場合はこんな感じ。センサーを取り出して、中央にあるスイッチを押します。


すると、センサーの裏に書かれているシリアルナンバーがiPhoneの画面に表示されるので、同じであることを確認します。


シリアルナンバーをタップしてチェックしたら、「次へ」をタップ。


「次へ」をタップ。


ここでセンサーがiPhoneへのBluetoothペアリングを要求してくるので「ペアリング」をタップ。これでHEADセンサーとiPhoneのペアリングが完了。同様の作業をWRIST(右)・WRIST(左)・HIP・ANKLE(右)・ANKLE(左)でも行います。


6つすべてのセンサーでペアリングを完了すると、iPhone側は「接続の準備」という画面に移行します。以下の画像だと少しわかりづらいですが、センサー中央のボタンの周囲が青く点滅しているのを確認。


「確認」をタップします。


「センサーに接続」をタップ。


すべてのセンサーとの接続が完了すると、チェックマークとバッテリー状態、「接続済み」の表記が表示されるので、「確認」をタップ。


センサーを固定するバンドを用意します。「次へ」をタップ。


「次へ」をタップ。


こんな感じで全てのバンドや固定器具にセンサーを取り付けました。


センサーはそれぞれ以下の位置に装着します。「確認」をタップ。


実際にセンサーを取り付けたところがこんな感じ。なお、以下の画像だとHEADセンサーとANKLEセンサーを前方につけていますが、メーカー推奨はHEADセンサーを後方に、ANKLEセンサーを外側に装着する形になります。


HIPはクリップをズボンに挟み込むようにして装着します。


キャリブレーションを行います。装着者の身長を選び、「次へ」をタップ。


基本姿勢をとってキャリブレーションを行います。このキャリブレーションを行う時、スマートフォンは机の上に置いて行うと、タップする瞬間にどうしても最初の基本姿勢が崩れてしまい、失敗してしまいます。そのため、スマートフォンをあらかじめ手に持ってタップする位置を把握しておき、基本姿勢を取ってから「キャリブレーション開始」をタップするのがよさげです。


キャリブレーションに成功すると、以下のようにメインのキャプチャー画面に移行します。「次へ」をタップします。


「OK」をタップ。


これでセットアップは完了。初回はセンサーのペアリング登録が必要ですが、複雑な操作は特に必要なく、約30分でサクッと終わりました。キャプチャー画面の中央に映っているのは、mocopiアプリにプリセットされている公式アバターのRAYNOSちゃんです。


次はいよいよ実際にモーションキャプチャーを行って、その精度を確かめる予定なので、乞うご期待。mocopiは2023年1月20日に登場予定で、価格は税込4万9500円となっています。

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in レビュー,   モバイル,   ソフトウェア,   ハードウェア, Posted by log1i_yk

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