3DCG製作ソフトのBlenderにGPT-4を統合し「球体を作って」などのプロンプトを入力するだけで3Dモデルを作成するアドオン「BlenderGPT」レビュー
プロンプトを入力するだけで適切なモデルを出力してくれるBlenderのアドオン「BlenderGPT」が登場しました。OpenAIのGPT-4を使用しており、プロンプトを受けてPythonコードを生成します。
GitHub - gd3kr/BlenderGPT: Use commands in English to control Blender with OpenAI's GPT-4
https://github.com/gd3kr/BlenderGPT
導入方法は以下の動画でも確認できます。
3DCG製作ソフト「Blender」にGPT-4を統合する「BlenderGPT」の導入方法を解説 - YouTube
まずはGitHubのリポジトリにアクセスします。続いて「Code」をクリックし、「Download ZIP」をクリックしてZIPファイルをダウンロード。
次にOpenAIのAPIキーのページにアクセスします。続いて「Create new secret key」をクリック。
表示されたAPIキーをコピーします。
Blenderを開き、「編集」の「プリファレンス」をクリック。
「アドオン」「インストール」の順にクリックして、先ほどダウンロードしたZIPファイルを選択して「アドオンをインストール」をクリックします。
チェックを入れてアドオンを有効化します。
アドオンの設定メニューを開き、「API Key」の欄に先ほどコピーしたAPIキーを貼り付け、設定画面を閉じます。
キーボードの「N」を押してサイドバーを表示します。ここに「GPT-4 Assintant」というアドオンがあれば導入に成功しています。
GPT-4 Assintantをクリックし、まずはGPT Modelで「GPT-3.5」を選択します。記事作成時点で、OpenAIの有料プランに加入していない状態で「GPT-4」で出力しようとするとエラーが出ます。
次にプロンプト(日本語可)を入力し、「Execute」をクリック。
モデルが生成されます。
「Show Code」をクリックすると、GPT-3.5が実際に生成したPythonコードを表示できます。
「既存のモデルを削除して」などの指示には応えてくれます。
やや複雑な指示にはエラーを返します。「初音ミクのモデルを作って」と入力したところエラーが出ましたが、どうやら初音ミクのアセットを探しているようでした。そんなものはないのでエラーを吐いた様子。
プロンプト次第では近いものを生成できるかも。
デフォルトで格納されている「Suzanne」は生成してくれました。
なお、「ウィンドウ」から「システムコンソール切り替え」をクリックすると、生成の様子をリアルタイムで確認することができます。
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