ARMv8, C++ Streams, 1.4.1リリース, 和解へのプロポーザル 他
注意: バージョン 1.4.0 はタグ付け・ビルドされましたがリリースはされていません(libuvにバグが発見されたためリリースを中止しました)。混乱を避けるため1.4.1へバージョンを上げています。
- process / promises: イベントループの中で、
Promise
が reject され、そのPromise
に対してのエラーハンドラが一つも存在しない時はいつでも'unhandledRejection'
イベントがprocess
オブジェクトに emit されるようになりました。イベントループが回った後でPromise
が reject され、あるエラーハンドラがそれをキャッチした時に'rejectionHandled'
イベントが emit されるようになりました。 #758 (Petka Antonov) - streams:
tls.connect()
に対してのローレベルなソケットとして標準の Streams を使うことが出来るようになりました #926 (Fedor Indutny) - http:
http.ClientRequest
がクライアントによって abort された時、新しい'abort'
イベントが emit されます。 #945 (Evan Lucas) - V8: V8 を4.1.0.21に アップグレードしました。 これには差止された修正が含まれます。差止された情報が開示されたときに詳細を得られるべきです。io.js が V8 4.2 にマージした時に、恐らくこの修正が含まれることになるでしょう、このアップグレード (v4.2) から ABI の互換性を壊す変更が発生することになります。 詳細は このディスカッションを見てください。 #952
- npm: npm を 2.6.0 に アップグレードしました。新しいレジストリのサポートや
npm@3
への準備のための機能を含みます。詳細はnpm CHANGELOG.mdを見てください。 サマリ: - libuv: libuvを1.4.2 にアップグレードしました。 詳細は libuv ChangeLog を見てください。
ARM からRod Vagg(Buildワーキング・グループリード)へio.jsをサポートしたい旨、連絡がありました。ARMと彼らのハードウェアパートナーはARMv8を実用的なサーバーとして仕上げる予定で、実行速度の早いサーバーサイドJavaScriptはARM上で動かすのに最適です。
ARMv8はすでにモバイル製造において採用されているため、新しいバージョンのV8サポートがあります。特にV8はAndroidにおいて重要な役割を果たしているため、io.jsがこの流れに沿うのは最適です。また最近のV8チームとのコラボレーションにより、io.jsからもARMに貢献できるでしょう。
io.jsの開始当初から、Rodは IoT, ホビー用途, またサーバーとしてのARMの役割について大きな期待と支持をしてきました。すでに各リリースにおいてARMv6ビルド(Raspberry Piなど)とARMv7ビルド(多くの人気デバイス、例えばio.jsのサポートを表明しているOnline Labsのクラウドプラットフォームなど)を用意しています。ARMv8の追加は自然な流れですが、特に64-bitのサポートはサーバーサイドアプリケーションの可能性が広がります。
Buildチームでは、io.jsのCIプラットフォームとの連携用にLinaro ARMv8 Server Clusterへのアクセスを得る予定で、これにより毎リリースでARMv8のバイナリ配布が可能になります。
- 和解プロポーザル: io.js プロジェクトではNode.js Foundationとの話し合いに向けて和解プランを立て始めました。初期段階でのコミュニティ意見参加はとても重要です、ぜひコメントを。
- 新 C++ Streams 内部API: 全く新しい C++ Streams APIが今週io.jsに追加され、TLS streamを他のTLS streamで包むことができるようになりました。
- io.js ロードマップ: 主に安定性ポリシーと直近の優先項目についての将来プラン
- ロードマップのスライド完成 (翻訳用に準備完了): io.jsのロードマップについての紹介スライドが完成し翻訳用に準備完了しました。ぜひローカルイベントで発表しませんか? コメントしてくれたらプレゼン準備をお手伝いします!
- MicrosoftによるAzure Websitesでのio.js解説: Azure Websites上でのio.jsの使い方ハウツー記事.
- Floobitsがio.jsへ移行: ペアプログラミングソフトのFloobitsがNodeの遅いリリースサイクル、io.jsで
--harmony
フラグ無しでのES6利用、また(node.jsの)0.10.0と0.12.0で大きな変更点がなかった事から彼らのプラットフォームをio.jsへ移行 - Anand Mani Sankarによる Node.js vs io.js: Why the fork?!?: Anand による(ほぼ)客観的に書かれたio.jsの歴史とゴールついての記事。 今までコミュニティ流れを追ってこなかった人にオススメ。
- iojs-jp - io.js日本語ブログ: 日本語コミュニティがio.jsについての日本語ブログを作成。興味がある場合はぜひチェックを!
- iojs-cn - io.js中国語ブログ: 日本語コミュニティと同じく、中国語コミュニティも現地ブログでio.jsの情報発信を開始。中国語でのio.jsニュースに興味がある場合はぜひチェックを!
- ロードマップスライドのレビュー - スライドリリース前に行われたプロジェクトに沿ったメッセージになっているかの確認ミーティング
- Wallby.js (javascrip用テストライブラリ)が バージョン1.0 でio.jsをサポート!
- jsdom (DOMシュミレーションパッケージ) が新バージョン 4.0.0でio.js_のみ_をサポート。
- **give**の作者が新バージョンのgiveではio.jsをサポートとツイート (giveはgitベースの node.js/io.js バージョンマネージャー)
- Firebase Realtime Client (Firebaseオフィシャルのweb/node.js JavaScript クライアント)のツイートによるとio.jsのサポートをバージョン 2.2.1で追加
- Semaphore(CIサービス)のツイートによると2月24日のプラットフォームアップデートでio.jsのサポートを追加