1.6 リリース, browserify と express のサポート, SmartOS と FreeBSD 向けビルド 他
我々は今週 v1.6.1 と v1.6.0 の2つをリリースしました。完全なチェンジログは GitHub にて。
- path:
path.resolve()
に新しいタイプチェックが追加され(#1153)、path.dirname(undefined)
のようなエッジケースが発見されました。タイプチェックはpath.dirname()
,path.basename()
, そしてpath.extname()
のために緩められることになりました。(Colin Ihrig) #1216 - querystring:
querystring.parse()
とquerystring.stringify()
の処理最適化が (#847) によって行われました。しかしその最適化はquerystring.escape()
によって変換されたNumber
リテラルを処理しないというバグが発見されました。テストケースの盲点が露呈してしまいました。このバグとテストは修正済です。(Jeremiah Senkpiel) #1213
- node: 新しいコマンドラインオプションの
--require
もしくは-r
が追加され、スタート時にモジュールをプリロードできます。(Ali Ijaz Sheikh) #881 - querystring:
parse()
とstringify()
が高速化されました。(Brian White) #847 - http:
http.ClientRequest#flush()
メソッドが非推奨となり、Node.js v0.12(joyent/node#9048) に従ってhttp.ClientRequest#flushHeaders()
に置き換えられました。(Yosuke Furukawa) #1156 - net:
server.listen()
においてport
オプションをString
でも許可しました。例:{ port: "1234" }
同じオプションが joyent/node#9268 のようにnet.connect()
でも受け入れられます。(Ben Noordhuis) #1116 - tls: 残っているマイナーなユースケースのメモリリーク問題について取り組んでいます。進捗は #1075 にて。
- v8:
--max_old_space_size
を4096
にしたときの integer がオーバーフローするバックポートを修正しました。(Ben Noordhuis) #1166 - platforms: io.js の CI システムは FreeBSD と SmartOS (Solaris) でパスしたことを報告しました。
- npm: npm のバージョンを 2.7.1 にアップグレードしました。詳細は npm CHANGELOG.md にて。
- TLS 関連のメモリリークが依然として発生することがあります。詳細は #1075 にて。
- REPL 内のサロゲートペアがターミナルをフリーズさせることが可能です。#690
- 静的ライブラリとして io.js をビルドすることができません。#686
- child_process から生成された際の
process.send()
はドキュメントに記述されている通り、本来は同期的に実行されるはずですが、1.0.2 によって発生した不具合により非同期的に呼び出されてしまうようになりました。詳細は #760 そして issue #774 で修正中です。 dns.setServers()
を呼び出す間の DNS クエリが進行中にアサーションに失敗してプロセスをクラッシュさせることがあります。#894
- browserify が io.js をサポートしはじめました。アナウンスはこちらです。
- express.js は io.js のサポートを追加しました
- この2週間で我々は Joyent とその上流の V8 のパッチからのハードウェアのアクセスを得たので、io.js のビルドを得ました。この後、我々は SmartOS と FreeBSD でテストをパスさせる作業をし、2日前にこれをパスしました。この素晴らしい偉業を成し遂げたビルドチームと Johan Bergström に感謝を。
- Petka Antonov は workers の実装を experimental フラグの下に提案しました。こちらで議論に参加できます。
- io.js は openssl を
1.0.1m
にアップグレードしました。
- NodeConf のチケットが販売中です。6月8-9日にカルフォルニアのオークランドにて開催され、11-14日は NodeConf Adventure がウォーカークリークランチにて開催されます。
- CascadiaJS のチケットも販売中です。7月8-10日にワシントン州にて開催されます。
- NodeConf EU のチケットも販売中です。9月6-9日にアイルランドのウォーターフォードにて開催されます。