Node TSC 初ミーティング, 2.2リリース, io.js と node.js の関係性の記事 他
今週は v2.2.0 と v2.2.1 の2回 io.js のリリースをしました。完全なチェンジログは GitHub で見れます。
- node:
fs.statSync()
とfs.readFileSync()
を使用していた箇所をこのユースケースのために改善された内部変数に置換しました。この変更によって多数のオブジェクトを作らずに済むため、 GC の作業が減らされ、require()
が高速化されます。主な2つのメリットはアプリケーションの起動時間の改善と数千もの例外イベントが削除されることにより、デバッガーの起動時間が改善されます。(Ben Noordhuis) #1801 - node: プリロードモジュール(
-r
または--require
)は標準のrequire()
のパス解決ルールに従って解決されるので、node_modules
からプリロードできるようになりました。 (Ali Ijaz Sheikh) #1812 - npm: npm を v2.11.0 にアップグレードしました。新しいフックとしてライフサイクルイベントの
preversion
,version
とpostversion
が追加されました。いくつかの SPDX-related ライセンスが変更され、ライセンスファイルが含まれるようになりました。詳細はリリースノートをご覧ください。
- http: 削除されたドキュメント化されていないクライアントコネクションの
client
プロパティを元に戻しました。このプロパティは様々な箇所で使われていました。特筆するべきモジュールは request です。このモジュールは npm でも使われています。(Michaël Zasso) #1852
現在の完全な既知の問題リストは https://github.com/nodejs/io.js/labels/confirmed-bug を参照してください。
beforeExit
が実行されている最中の非参照のtimersに起因するいくつかの問題は、まだ解決されていません。詳細は #1264 を参照して下さい。- REPL 内のサロゲートペアがターミナルのフリーズを引き起こすことがあります。 #690
process.send()
はドキュメントに記述されている通り、本来は同期的に実行されるはずですが、1.0.2
にて発生した不具合により非同期的に呼び出されてしまうようになりました。詳細は #760 を、修正については #774 を参照して下さい。dns.setServers()
を呼び出している間の DNS クエリが、進行中にアサーションに失敗してプロセスをクラッシュさせることがあります。#894url.resolve
は2つの完全なホストを解決しようとした際に url の auth の部分を移動する可能性があります。詳細は #1435 を参照してください。
- Rod Vagg は Node コミュニティの分裂と和解の記事を書きました。
- 最初の Node TSC ミーティングは SoundCloud で聞くことができます。
- io.js は新しい Benchmarking Working Group を創設しました: nodejs/benchmarking#1。
- Node Foundation 下の io.js + node.js についての記事。
- io.js は新しいコントリビュータに向けて
good first contribution
タグを実装しました。 - TheNewStack にて io.js と node.js の新しい関係について記事が投稿されました。
- Oliver Zeigermann は ES6 と io.js の実装についてのリポジトリ を作成しました。
- NodeConf Adventure のチケットが販売中です。6月11-14日にカリフォルニアのウォーカークリークランチにて開催されます。
- CascadiaJS のチケットが販売中です。7月8-10日にワシントン州にて開催されます。
- BrazilJS Conf のチケットが販売中です。8月21-22日にリオ・グランデ・ド・スール州のBarra Shopping Sulで開催されます。
- NodeConf EU のチケットが販売中です。9月6-9日にアイルランドのウォーターフォードにて開催されます。