古本屋に行くと、表紙がなかったり紙面が日焼けしている本をよく見かける。これらのほとんどは売っている段階でそのようになったわけではなく、そのような本を仕入れたということだ。では、状態が悪い本はどんなものが現金化できてどのようなものが処分するしかないのか。さまざまな角度から現金化できる方法を探ってみよう。
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
売れる本と売れない本がある
まず知っておきたいのが、状態にかかわらず売れる本と売れない本があるということである。
具体的に述べると、日本で市販されている書籍には必ずISBNコードというものが付けられる。これは本の裏付に記載されている「ISBNxxx」と記載されている番号を指す。
このコードがない和書の場合、市販されているものではないと判断され、買取店舗で値付けすることができない。まずは本の裏付きを確認し、市販されているものかどうかを確認しよう。
ページの欠損は売り物にならない
市販されているものであることが確認できたら、まずページの欠損がないか確認すること。
書籍というものはページが切りとられていたり破られていたりすると、著しく価値が下がるものである。ページの一部が破られているような場合は、辛うじて買取に応じてもらえるかもしれないが、ページ単位で明らかに欠損しているものは、残念ながら価値がないものと諦めるしか方法がないだろう。
表紙はできるだけ保管しておく
状態が悪いものでも、すべてのパーツが揃っている場合は、少なからず査定に色が付く可能性がある。
例えばハードカバーの書籍は、表紙や帯が綺麗な状態であれば中身が多少傷んでいても、買取金額がわずかながらアップすることも考えられる。日ごろから表紙や帯は外して保管しておくか、なるべく汚れないように工夫しておくことが1円でも高く売るためのコツにもなる。
日焼けしてしまった本は元に戻すことができない
漫画や小説などの単行本は、使用している紙が薄く日焼けしやすい。しかも、一度日焼けしてしまうと元の白さに戻すことはできない。しかし、書籍の場合、紙面の色よりも問題なく読めるということのほうが重要となる。古書店で売られている本でも日焼けしているものは多く見かける。売却を視野に入れ検品する際は、紙の変色は気にせず、読みにくくなっている箇所はないかをしっかり確認しよう。
相見積もりを取ることは難しい
検品を行い現金化できそうであると判断した場合、いよいよ業者の選定となる。
近年はインターネットの普及により、ネット上でも買取を申し込むことができる。業者の業態もさまざまで、店舗に直接着払いで発送したり、出張買取に応じてもらえる業者もある。
複数の見積もりには手間がかかる
しかしほとんどの場合は、実物を見てからの査定となり、店舗に発送してしまった場合、返送してもらうのに有料となる業者もある。複数の業者に相見積もりを取ることは不可能ではないが、それなりに手間と時間が必要となることを覚えておいたほうが良いだろう。
利便性に応じて業者を選定する
結論から言ってしまうと、書籍の場合、業者によって買取価格に大きな開きがあることは考えにくい。
特定の分野の専門書で、発行部数が極端に少なかったりする書籍などでは変動があるかもしれないが、漫画や小説などの単行本の類はどこもだいたい同じ買取価格となる。
冊数によって業者を使い分ける
よって、売る側の利便性に応じて業者を選定するという方法で問題はない。売りたい書籍がわずかで手で持ち運べそうな場合は、近所のブックオフの店舗に直接持ち込んだり、ある程度まとまった量の本を売りたいときはブックオフや古本市場の出張買取や宅配買取など、ケースに応じて業者を選定しよう。
まとめ売りなら「あおば堂」を利用してみる
「あおば堂」は、本・CD・DVD・ゲームなどを買い取っている業者である。ネットで簡単にお試し査定ができ、買取時は商品1点ずつの査定結果を教えてくれるのが魅力的だ。また、経験を積んだプロが査定をし、リーピーターも多くいるので、安心して利用することができるだろう。合計20点からは送料無料なのも嬉しい。一部商品のみの返送も可能なので、希望の買取金額にならなくて売る気がなくなった商品を手元に戻すことができる。本に関しては、書込、日焼け、破け、汚れ等の状態に軽度の難があるものでも買取ってもらえるようなので、一度査定に出してみてはいかがだろうか。
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対策
オークションは出品の前にまず相場の確認
検品の段階で買取に応じてもらえないと判断した場合は、オークションに出品することをおすすめしたい。オークションでは市販されているものであるかという基準もないため、ISBNコードがない書籍も出品することができる。まずはオークションサイト内を検索して、同じ書籍が出品されているかどうか確認し、出品されている場合は販売価格を確認しておこう。
ただし、状態が悪い本となると、他の出品物と同じ価格では落札される可能性は低い。開始価格は、正常品よりも多少安いところからスタートしてみよう。
状態を細かく明記することを忘れずに
ネットオークションでは、ほとんどが実物を手に取って状態を確認することができない。
せっかく興味を持ってくれた閲覧者がいたとしても、状態が細かく記載されていないようでは、せっかくのチャンスを逃してしまうことになる。
商品画像は必須
そのためにも出品の際は第一に商品の画像を入れること。画像も1枚ではなくあらゆる角度から撮ったものが望ましい。そして、商品の全体の状態、キズ、汚れなどをできるだけ細かく記載することが重要である。
自分が落札者の立場として閲覧したときに、どの部分に注目するかを考えて出品すればよいだろう。
本のジャンルによって出品先を変えてみる
では、どのサイトに出品すれば落札者が現れるか?それは出品する本のジャンルによって異なってくるだろう。
国内最大級のヤフオクは、サイトの規模から最も多くの層が利用しているサービスとなるだろう。ほとんどの書籍が出品されているといっても過言ではなく、自分が出品せずとも平均的な相場を確認するのに最も適しているといえる。
近年急速に利用者が増加しているサイトでは、メルカリやスマオクなどがある。これらは取り引きをすべてスマートフォンで完結できるため、若者の利用者が非常に多い。若者向けの小説やマンガ本を出品売りたいときは、この2サイトに出品すれば目を引きやすいだろう。
万策尽きた場合は廃棄する
オークションに出品しても落札者が現れなかった場合は、廃棄するしか方法は残されていない。図書館や福祉施設に寄贈するという手段もあるが、状態の悪い本の場合ではそれも叶わない。
廃棄方法も選択肢がある
書籍の廃棄は自治体により回収方法は異なるので、住んでいる自治体のゴミ出しの方法を確認すること。また、街を巡回しているチリ紙交換に回収を依頼してもよいだろう。ゴミとして廃棄する場合、何も得ることはできないが、チリ紙交換の場合はトイレットペーパーやティッシュに交換することができる。
まとめ
本の場合は古くからリサイクルの方法が確立されている影響もあり、処分の方法も多種多様にわたる。処分方法が多彩ということは、それだけ現金化できるチャンスでもあるので、すぐに捨てるという選択肢ではなく、あらゆる可能性を模索することをおすすめしたい。なお、以下のコラムでは買取でおすすめの業者を紹介しているので、合わせて確認してみてほしい。
- 参考:ブックオフで古本買取は時代遅れ?宅配買取で評判の古本買取業者まとめ
- 参考:古本の出張買取サービスを徹底比較!
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