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| Genre = [[スラッシュメタル]]
| Length =
| Label = {{flagicon|USA}}[[エレクトラ・レコード]]<br />{{flagicon|UK}}[[ヴァーティゴ]]<br />{{flagicon|JPN}}[[ソニー・ミュージックレコーズ|CBSソニー]]<br />[[ユニバーサルミュージック (日本)|ユニバーサル・ミュージック]](リイシュー盤)
| Label = [[エレクトラ・レコード]]
| Producer = メタリカ、[[フレミング・ラスムッセン]]
| Reviews =
*[[オールミュージック|Allmusic]] {{rating-5|4.5}} [httphttps://www.allmusic.com/cgalbum/amg.dll?p=amg&sql=10:o6j4eae04xu7and-justice-for-all-mw0000196917 link]
*[[ローリング・ストーン|Rolling Stone]] {{rating-5|4}} [http://www.rollingstone.com/artists/metallica/albums/album/111633/rid/5943099/ link]
| Chart position = *6位(アメリカ)
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| This album = メタル・ジャスティス<br />(1988年)
| Next album = [[メタリカ (アルバム)|メタリカ]]<br />([[1991年]])
| Misc = {{External music video|{{YouTube|WM8bTdBs-cw|「One」}}| Type = Studio}}
}}
'''メタル・ジャスティス''' ('''...And Justice For All''')は、[[メタリカ]]が[[1988年]]に発表したアルバム。4作目の[[スタジリジナル・アルバムとしては4作目]]
 
'''メタル・ジャスティス'''('''...And Justice For All''')は、[[メタリカ]]が[[1988年]]に発表したアルバム。オリジナル・アルバムとしては4作目。
 
== 解説 ==
[[ジェイソン・ニューステッド]]加入後としては初のスタジオ・アルバムだが、[[エレクトリックベース|ベース]]の音がほとんど聞こえないミックスのため、ベースは録音されていないのでは、といった疑惑もあったが、2015年に同アルバムでミキシングを務めたスティーブ・トンプソンがインタビューでこの事について触れ、レコーディング当時、ラーズからドラムの音を目立たせる為に、ベースの音を下げる要求があり、その要求が通らなければバンドを脱退すると言った、という経緯を話していたが、ラーズ本人は記憶にない様子であった事から、真相は現在も明確にはなっていない。
[[ジェイソン・ニューステッド]]加入後としては初のオリジナル・アルバムで、変拍子の多用や大作指向の楽曲から、[[オールミュージック|allmusic.com]]では「メタリカの作品中最も複雑で野心的」と評されている<ref>[http://www.allmusic.com/cg/amg.dll?p=amg&sql=10:o6j4eae04xu7 ...And Justice for All>Overview(allmusic.com)]</ref>。
歌詞の内容は主に司法システムの矛盾点や腐敗を歌っており、従来のヘヴィメタル・バンドの軽薄で重みの無い歌詞(ファンタジー、ドラッグやアルコール、自動車や二輪車、性的な内容)と比べ、知的であると新聞等のメディアに取り上げられた。
 
[[ジェイソン・ニューステッド]]加入後としては初のオリジナル・アルバムで、変拍子の多用や大作指向の楽曲から、[[オールミュージック|allmusic.com]]では「メタリカの作品中最も複雑で野心的」と評されている<ref>[httphttps://www.allmusic.com/cgalbum/amg.dll?p=amg&sql=10:o6j4eae04xu7and-justice-for-all-mw0000196917 ...And Justice for All>Overview(allmusic.com)]</ref>。
シングル「ワン」は、メタリカにとって初の[[ミュージック・ビデオ]]が制作され、同曲は[[グラミー賞]]のベスト・メタル・パフォーマンス部門を受賞。
 
タイトル・ナンバーは、同名の原題で、腐敗した[[法曹界]]を描いた映画『[[ジャスティス (1979年の映画)|ジャスティス]]』にインスパイアされた。ジャケットも、[[ギリシア神話]]の[[法]]・[[掟]]の女神、[[テミス]]の石像が縄で縛られ、持っている天秤は金によって傾けられている、という皮肉が込められている。
しかし、音質に疑問を呈する声も多く、「ベースの音が殆ど聞き取れない」と揶揄する声も多く、リリース後に物議を醸す事になった。後にメンバーも後に音質の悪さを認めているため、佳曲揃いでありながらも音質の点では次回作の「METALLICA」と比べると評価が極端に低い。
 
歌詞内容は主司法システムの矛盾点や腐敗や[[核戦争]]など、アルバム歌っ通しおり、従来社会的なテーマが強く、当時流行をしていたヘヴィメタル・バンドの軽薄で重みの無い歌詞(ファンタジー、ドラッグやアルコール、自動車や二輪車、性的な内容)と比べ、知的であると新聞等のメディアに取り上げられた。
アルバムジャケットのイラストは法と正義を司る女神[[テミス]]([[ローマ神話]]の女神[[ユスティティア]])で、右手に持った剣は折れ、左手に持った[[天秤]]は[[紙幣]]の重みで傾き、しかも目隠しをされた姿となっている。アルバム収録曲の歌詞コンセプトにも通じるデザインとなっている。
 
シングル「[[ワン (メタリカの曲)|ワン]]」は、メタリカにとって初の[[ミュージック・ビデオ]]が制作され、同曲は[[グラミー賞]]のベスト・メタル・パフォーマンス部門を受賞。
 
==収録曲==
「ザ・プリンス」は日本盤ボーナス・トラックで、[[ダイアモンド・ヘッド (バンド)|ダイアモンド・ヘッド]]のカヴァー。
# ブラッケンド - Blackened ([[ジェイムズ・ヘットフィールド|Hetfield]], [[ラーズ・ウルリッヒ|Ulrich]], [[ジェイソン・ニューステッド|Newsted]])
#: 核戦争後の壊滅的な世界を描いている。当時は、[[アフガニスタン紛争 (1978年-1989年)|アフガニスタン紛争]]や[[イラン・イラク戦争]]などの真っ只中だった。
#...アンド・ジャスティス・フォー・オール - ...And Justice For All (Hetfield, Ulrich, [[カーク・ハメット|Hammett]])
#: イントロのギター演奏は、デモを逆再生したものである。
#アイ・オブ・ザ・ビホールダー - Eye Of The Beholder (Hetfield, Ulrich, Hammett)
#ワン メタル・ジャスティス - One...And Justice for All (Hetfield, Ulrich, [[カーク・ハメット|Hammett]])
#: 先述の通り、同名の原題である映画『ジャスティス』にインスパイアを受けたタイトル・ナンバー。司法システムの矛盾点を突いている。
#ザ・ショーテスト・ストロー - The Shortest Straw (Hetfield, Ulrich)
#ハーヴェスター アイ・オブ・ソロザ・ビホールダー - HarvesterEye Ofof Sorrowthe Beholder (Hetfield, Ulrich, Hammett)
#: [[表現の自由]]や選択の自由について歌っている。
#ザ・フレンド・エンズ・オブ・サニティ - The Frayed Ends Of Sanity (Hetfield, Ulrich, Hammett)
#トゥ・ [[ワン (メタヴ・イズ・トゥ・ダイカの曲)|ワン]] - To Live Is To DieOne (Hetfield, Ulrich, [[クリフ・バートン|Burton]])
#: [[ダルトン・トランボ]]の小説『[[ジョニーは戦場へ行った]]』をヒントに作られ、メタリカにとって初のミュージック・ビデオには、原作映画のシーンが差し込まれている。
#ダイアーズ・イヴ - Dyers Eve (Hetfield, Ulrich, Hammett)
#: 「One」とは「孤独」、そして[[地雷]](映画では砲弾)により手足を失った「[[だるま]]」という意味で、研究のために機械に縛り付けられ、生かされている恐怖を描いている。
#ザ・プリンス - The Prince (Sean Harris, Brian Tatler)
#: グラミー賞のベスト・メタル・パフォーマンス部門を受賞。
# ザ・ショーテスト・ストロー - The Shortest Straw (Hetfield, Ulrich)
# [[ハーヴェスター・オブ・ソロー]] - Harvester of Sorrow (Hetfield, Ulrich)
#: 映画『[[シャイニング (映画)|シャイニング]]』から着想を得た楽曲。
#: 最愛の父親が、[[虐待]]や[[嬰児殺し]]で狂気に変わっていくストーリー。
# ザ・フレド・エンズ・オブ・サニティ - The Frayed Ends Ofof Sanity (Hetfield, Ulrich, Hammett)
# トゥ・リヴ・イズ・トゥ・ダイ - To Live is to Die (Hetfield, Ulrich, [[クリフ・バートン|Burton]])
# ダイアーズ・イヴ - Dyers Eve (Hetfield, Ulrich, Hammett)
#: [[ジェイムズ・ヘットフィールド]]が、[[新興宗教]]の間違った教育を受けさせた亡き両親への怒りを綴った内容となっている。
# ザ・プリンス - The Prince (Sean Harris, Brian Tatler)
 
==レコーディングメンバー==
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[[Category:メタリカのアルバム]]
[[Category:1988年のアルバム]]
[[Category:エレクトラ・レコードのアルバム]]
[[Category:ユニバーサル ミュージック グループのアルバム]]
 
[[Category:CBSソニーのアルバム]]
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