「ロックマン4 新たなる野望!!」の版間の差分
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|Title=ロックマン4 新たなる野望!!<br/>''Mega Man 4
|Genre=[[アクションゲーム]]
|Plat=[[ファミリーコンピュータ]][FC]/[[Nintendo Entertainment System|NES]]<br />[[PlayStation (ゲーム機)|
|Dev=[[カプコン]]
|Pub=カプコン
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|Sale=93万本
}}
『'''ロックマン4 新たなる野望!!'''』(ロックマンフォー あらたなるやぼう!!、ROCKMAN 4)は、[[カプコン]]から[[1991年]][[12月6日]]に発売された[[ファミリーコンピュータ]](以下FC)専用の[[アクションゲーム]]。[[ロックマンシリーズ]]第4作である。後に[[PlayStation (ゲーム機)|
== 概要 ==
ステージは8つの選択ステージとコサックステージ(4ステージ)、ワイリーステージ(4ステージ)の計16ステージから構成される。新アクションとして「チャージショット」が導入された初の作品。また、新キャラクターとして「エディー」が登場。オープニングデモではシリーズ第
カートリッジの色は[[稲船敬二]]の趣味でオレンジになっている{{efn|稲船は「アクションゲームには、オレンジみたいな、明るくて派手な色がぴったり合うと以前から思っていたものですから」と述べている{{R|10年史-79}}。}}。
== ゲーム内容 ==
=== システムの変更点 ===
* 威力の高いチャージショットを撃てるようになった
** 『[[大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS/Wii U]]』では、ロックマンの横スマッシュ攻撃としてチャージショットが登場する。こちらも溜める時間に比例して、威力と射程
* ロックマンの最大残機数がE缶最大保有数と同じく1桁になった。ただし、E缶の個数は前作と異なりパスワードに記録されない仕様になっている(この仕様は『[[ロックマン6 史上最大の戦い!!|ロックマン6]]』まで続く)。また、体力が全快の時にE缶を選択しても消費しなくなった(前作、前々作では選択すると消費した)。
* ステージの特定の場所で、アイテムを1つランダムで出してくれるエディーが登場した。
* 装備変更が前作までの
* 一度クリアしたステージに何度でも挑戦できるシステムが復活した。ただし[[ロックマン (ゲーム)|第1作]]とは違い、ボスとの再戦はできない([[iアプリ]]版およびスマホアプリ版ではボスと再戦できるようになっている)。
== ストーリー ==
ロックマンが巨大ロボット「ガンマ」を撃破してから
== 登場キャラクター ==
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; Dr.ライト(Dr.Right)
; カリンカ(Kalinka)
: コサックの愛娘。ワイリーの人質にされてしまう。
; Dr.ワイリー(Dr.Wily)
: カリンカを誘拐し、コサックをロックマンを倒す
=== ボスキャラクター<!--「8大ボス」という総称は公式のものではありません。気をつけて下さい。--> ===
====メインボス====
以下のボスはDr.コサックの製作したものであるが、ワイリーの手で大幅な改造をされたため、ワイリーナンバーズにカテゴライズされている
; DWN.025 ブライトマン(Brightman)
: 長所:アイデアマン / 短所:おしゃべり/ 好き:発明/ 嫌い:夜のネオン{{R|R&F}}
: 元々は暗い場所を照らすために造られた照明用ロボット
: キャラクターデザインは[[榎本よしたか]]。原案ハガキでの名前は「パールマン」<ref>[https://yoshitakaworks.blog.fc2.com/blog-entry-367.html 【日記】ロックマン4の思い出]、榎本よしたか雑記帳、2012年6月19日。</ref>。
; DWN.026{{efn|エンディングではNO.29と誤記。}} トードマン(Toadman)
: 人工の雨を発生させて水不足の時に大活躍していた農作業ロボットをDr.ワイリーが改造。ロボットに悪影響を与える強酸性雨「レインフラッシュ」を降らせるようになった。▼
: 長所:理科が得意 / 短所:音痴 / 好き:三段跳び / 嫌い:スネークマン{{R|R&F}}
: レインフラッシュは画面全体に効果を及ぼす強力な攻撃だが、腰を振っている間に攻撃すれば止める。他には跳ね回っての体当たり攻撃を持つ。[[カエル]]型ロボットのため、[[ヘビ]]型ロボットの[[ロックマン3 Dr.ワイリーの最期!?#ボスキャラクター|スネークマン]]が苦手。▼
▲: レインフラッシュは画面全体に効果を及ぼす強力な攻撃だが、腰を振っている間に攻撃すれば止める。他には跳ね回っての体当たり攻撃を持つ
: 原案ハガキでは「タング砲」という武器を持っていた。
; DWN.027 ドリルマン(Drillman)
: 長所:仕事熱心 / 短所:計画性がない / 好き:突貫工事 / 嫌い:計算{{R|R&F}}
: 元々、工事現場
:
: 地中に潜っている間も、レインフラッシュならダメージを与えられる。なお、ワイリーステージでの再戦時にこの方法で止めをさすと、ライフエネルギーを回収できない。
; DWN.028{{efn|エンディングではNO.26と誤記。}} ファラオマン(Pharaohman)
: 長所:カリスマ性がある / 短所:美人に弱い / 好き:財宝 / 嫌い:墓荒らし{{R|R&F}}
: [[ピラミッド]]探索用のロボットを戦闘用に改造。外見はピラミッドの呪いをさけるために、[[ツタンカーメン]]に似せてデザインされている。ピラミッド内部にあるかもしれない罠に備えて、耐久性と敏捷性が高く設定されている。1000体もの部下、マミーラ
: 暗いピラミッド内で活動することを前提に作られたため、微弱な光でも周囲が見えるようにカメラアイの感度が良いが、急激な光には弱い。接触によるダメージが他のボスの半分程度に設定されている。
: 原案ハガキでの名前は「ミイラマン」。
; DWN.029{{efn|エンディングではNO.28と誤記。}} リングマン(Ringman)
: 長所:戦略家 / 短所:自信家 / 好き:輪投げ / 嫌い:子供{{R|R&F}}
: 戦闘用に開発された戦闘ロボット{{efn|ただし、講談社
: 『[[ロックマン10 宇宙からの脅威!!|ロックマン10]]』では、過去のシリーズに登場したボスロボットたちの能力をコピーしたボス
; DWN.030 ダストマン(Dustman)
: 長所:大食漢 / 短所:息が臭い / 好き:年末大掃除 / 嫌い:花粉{{R|R&F}}
: 元々ゴミを吸い込んで圧縮処理する自動ゴミ収集ロボット。その吸引力にDr.ワイリーが惚れこみ、戦闘用に改造した。きれい好きな性格で、研究所の掃除役としても活躍している
:
; DWN.031 ダイブマン(Diveman)
: 長所:耳がいい / 短所:乗り物酔いしやすい / 好き:珊瑚礁の海 / 嫌い:[[ロックマン&フォルテ#ボスキャラクター|パイレーツマン]]{{R|R&F}}
: 小型[[潜水艦]]に[[人工知能|AI]]を内蔵した水中探査ロボット ; DWN.032 スカルマン(Skullman)
: 長所:骨身を惜しまない / 短所:悪趣味 / 好き:ホラー映画 / 嫌い:こだわり{{R|R&F}}
: リングマンと同じく戦闘用に開発された戦闘ロボット。戦うこと以外は何も教えられておらず、知略に長け、残忍な性格の持ち主。特殊武器
: ロックマンの動きに合わせて行動するので、戦闘開始直後に限り、ロックマンが何か行動するまでは何も行動を起こさない。
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: コサックステージ1のボス。[[蝶]]や[[蛾]]のような見た目をしている。元は寒冷地などで砕氷などを行うための作業用ロボット。それゆえに口から伸びるドリルの威力は強力な上、足場を砕いてしまう。エネルギー弾を発射する真ん中のコアが弱点。
; スクエアーマシン(Square Machine)
: コサックステージ2のボス。3つの部屋状の巨大パーツがスライドして中に敵を閉じ込める「侵入者阻止シャッター」だが、うっかり作業用の足場を取り除き忘れられた。強力なプラズマエネルギー弾によって閉じ込めた侵入者を撃退するが、その発射口が弱点にもなっている(スマホアプリ版では足場が下からすり抜けられるようになっている)。
; コックローチツイン(Cockroach Twin)
: コサックステージ3のボス。元は建造物補修用ロボットで、ワイリーとコサックが戦闘用に改造。壁に沿って動く。2体セットで販売されていたために「ツイン」と名づけられた。ゲーム内でも、それぞれで2体と戦う。1体目と2体目では攻撃方法と移動スピードが異なる。
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: とある武器を当てると、本体の当たり判定が無くなる。
; ワイリーマシーン4号(Wily Machine 4)
: ワイリーステージ3のボス。初
: ドクロ型のフロントカバーに隠した拡散ビーム砲が主力兵装。また、第一形態がやられてコックピットが露出すると、強化システムが発動する。 : 第二形態に止めを刺した直後に脱出するワイリーカプセルにレインフラッシュを撃つと、ワイリーカプセルが消えてしまいゲームが進まなくなる。また、フラッシュストッパーで一時的に止めることができる。
; ワイリーカプセル(Wily Capsule)
: ワイリーステージ4のボス。ワイリーマシーン4号が破壊された際に用いる脱出装置。赤外線探知装置を内蔵しており、単体でも小型兵器として戦うことができる。暗闇の中で戦うことになり、一定間隔で姿を現し威力の高いエネルギー弾で攻撃を仕掛けてくる。ロックバスターも効かず、効果のある特殊武器も2種類しかない。最終ボスの[[
== 特殊武器 ==
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: 上に乗ると空を飛行する。前作とは異なり、自動で前方に一定速度で移動する。操作は十字キー上下で高度調整、後ろで減速ができるようになっている。また、足場の無い場所でも呼び出すことが可能になったが、水中では使用不能になった。
; ラッシュマリン(Rush Marine) - トードマンを撃破 - 消費エネルギー(-)
: 水中で呼び出し、水中を自在に進むことが
: 次作『[[ロックマン5 ブルースの罠!?|ロックマン5]]』からラッシュジェットが水中でも使用可能となったため、今作を最後に廃止された。
; [[風船|バルーン]](Balloon) - 特定のステージでアイテムを入手 - 消費エネルギー(2)
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; PlayStation版
: 本作から『[[ロックマン6 史上最大の戦い!!|6]]』までの[[ロックマン (ゲーム)#移植
: また、新たな追加要素として、ゲームをプレイしていくとライト博士が「パワーアップパーツ」を開発し、ナビモードでそれらを選択・装備することで、ダメージの軽減などロックマンの基本性能を上げることができる。
: なお、日本未発売のコレクションソフト『[[:en:Mega Man Anniversary Collection|Mega Man Anniversary Collection]]』に収録されているものは、単独で発売されたものと比較すると、以下の違いがある(『6』までも同様)。
:* ナビモードでパワーアップパーツを装備できなくなった。
:* ナビモードの武器選択画面が、オリジナルモードと同一となっている。
== 攻略本 ==
* トクマインターメディアムック完璧攻略本シリーズ ロックマン4 新たなる野望!! 完全攻略本 - [[徳間書店インターメディア]]、1992年1月10日
* ロックマン4・5・6 公式ガイドブック - [[アスペクト (企業) |アスペクト]]、2000年1月7日、ISBN 4-7572-0648-8
== その他 ==
* この作品のボスキャラクター公募の当選者には金色のカセットとバスタオルが送られ、中でも金色のカセット(ゴールドカートリッジ)は世界に8個しか存在せず、秋葉原のゲーム店で59万円の値がついており、『[[TVチャンピオン]]』、『[[ゲームセンターCX]]』、『[[お試しかっ!]]』などのメディアに取り上げられた。現在この商品には値札は貼られていない。
** 後に、当選者の一人である榎本よしたかが『[[開運!なんでも鑑定団]]』(2014年8月12日放送分)でこのゴールドカートリッジの鑑定を依頼し、[[平林久和]]が鑑定を行った結果、40万円の値が付けられた<ref name="natsukashi">{{Cite book|和書|author=<!--株式会社-->QBQ(編)|title=懐かしファミコン パーフェクトガイド|publisher=マガジンボックス|series=M.B.ムック|year=2016|ISBN=9784906735891|page=105}}</ref>。
* スタッフロールのBGMは、『ロックマン2』のオープニングの曲をアレンジしたものが使われている
* FC版シリーズ(『ロックマン6』までの[[ロックマンシリーズ#ナンバリング作品|ナンバリング作品]]とFCグラフィックの『9』、『10』も含む)では唯一、武器装備画面呼び出しの[[効果音|SE]]が他のシリーズと異なっている(カーソルのSEも異なる)。また他のシリーズ作品に比べて画面切り替え時のスクロールやE缶での回復とボス登場のエネルギーの上昇が遅めになっているなど、演出面で他作品との違いが見られる(スマホアプリ版ではエネルギーの上昇がそれまでの作品と同じ速さになった他、画面切り替え時にスクロールがしなくなった)。
* 本作より敵を倒した時にドロップしたアイテムが消える前には点滅するようになった。
* タイトル曲は、FCでは時間が経つと
* 本作発売後から、[[バンダイ]]から[[カードダス]]などのグッズ発売や、[[講談社]]の『[[コミックボンボン]]』で連載漫画開始といった、シリーズのメディアミックス展開が行われるようになった。
== 脚注 ==
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{{Notelist}}
=== 出典 ===
{{Reflist
|refs=
<ref name="クラブ">{{Cite journal |和書|journal= クラブ☆カプコン |page= 56 |publisher= カプコン |title= Dr.ライトのわしに聞け! |volume= 1993☆AUTUMN創刊号 |year= 1993}}</ref>
<ref name="10年史-79">{{Harvnb|10年史大事典|1998|pp=79}}</ref>
<ref name="10年史-95">{{Harvnb|10年史大事典|1998|pp=95|loc=「作品別 オール敵キャラ&メカ大図鑑」}}</ref>
<ref name="R&F">『[[ロックマン&フォルテ]]』のデータベースより。</ref>
}}
== 参考文献 ==
* {{Cite book|和書|editor=大﨑悌造 |date=1998-03-24 |isbn=4-06-103318-2 |series=コミックボンボンスペシャル118 |publisher= 講談社 |ref={{SfnRef|10年史大事典|1998}} |title= ロックマン10年史大事典}}
== 外部リンク ==
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* {{3DSバーチャルコンソール|tbdj}}
* {{Wii Uバーチャルコンソール|fa7j}}
*
{{ロックマンシリーズ|ロックマンシリーズ}}
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