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{{出典の明記| date = 2021年3月}}
{{Infobox Software
| 名称 = Microsoft Office
| ロゴ =
| 開発元 = [[マイクロソフト]]
| 初版 = {{Flagicon|USA}}{{Start date|1989}}(Mac)<br>{{Flagicon|JPN}}{{Start date|1993|06|25}}<ref>『日経産業新聞』1993年6月17日</ref>
| 最新版 = 2021
| 最新版発表日 = {{Start date and age|2021|10|5}}
| プログラミング言語 = [[C++]]
| 対応OS = [[Microsoft Windows|Windows]]
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| name2 = Microsoft Office:mac
| 開発元 = [[マイクロソフト]]
| 最新版 = 2021
| 最新版発表日 = {{Start date and age|2021|10|5}}
| プログラミング言語 = [[C++]]
| 対応OS = [[macOS]]
| 対応プラットフォーム = [[
| 種別 = [[オフィススイート|オフィス スイート]]
| ライセンス = [[プロプライエタリソフトウェア|プロプライエタリ]]
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}}
{{Infobox Software
| 名称 = Microsoft Office for iPhone/iPad
| 開発元 = [[マイクロソフト]]
| プログラミング言語 =
| 対応OS = [[iOS]]/[[iPadOS]]
| 対応プラットフォーム = [[iPhone]]
| 種別 = [[オフィススイート|オフィス スイート]]
| ライセンス = [[プロプライエタリソフトウェア|プロプライエタリ]]
| 公式サイト = {{URL|https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/mobile}}
}}
'''Microsoft Office'''(マイクロソフト オフィス)は、[[マイクロソフト]]の[[オフィススイート]]である。
Microsoft Office は、単体ソフトウェアとしては[[1983年]][[5月]]に[[Microsoft Word|Multi-Tool Word]]の名前で[[XENIX]]向けに発売されたのが最初で、オフィススイートとして複数のソフトウェアがセットになった状態で発売されたのは[[1989年]][[6月]]に[[Macintosh]](Mac)向けが最初である。この時点でWord、Excel、PowerPointが含まれていた。[[Microsoft Windows|Windows]]向けに発売したのは[[1990年]][[10月]]である。日本語版が用意されたのは、Office for Mac 4.2とOffice 3.0(日本ではOffice 1.0として発売)からである。
現在は日本市場の需要として従来の買い切り方式(一度買うと永年使えるがバージョンアップしたい時は再購入)と[[サブスクリプション]]方式(1か月単位で料金を支払わなければならないがバージョンアップは無料)の2種類でサービス提供されている。後者は[[Microsoft 365]](旧称Office 365)と呼ばれる。
== 製品 ==
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: [[表計算ソフト]]。[[マクロ言語]]によって、表計算ソフトを越えた利用も可能である。
; [[Microsoft Outlook|Outlook]]
: [[Personal Information Manager|個人情報管理ソフト]]。[[電子メールクライアント]]としての機能を備えており、[[グループウェア]]の利用も強く意識されている。Mac版は[[Microsoft Outlook#Microsoft Entourage|Entourage]]という名称だったが、Office
; [[Microsoft PowerPoint|PowerPoint]]
: [[プレゼンテーションソフトウェア|プレゼンテーション用のソフトウェア]]。
; [[Microsoft OneNote|OneNote]]
: デジタルノート。
; [[Microsoft Access|Access]]
: [[データベース]]・ソフトウェア。Windows版のみ存在し、かつてはMac版として[[Microsoft File]]という製品が存在した。
; [[Microsoft Publisher|Publisher]]
: [[デスクトップパブリッシング]](DTP)である。Windows版のみ存在する。
; [[Office Sway|Sway]]
: '''[[Microsoft OneDrive|OneDrive]]'''▼
: Webを利用した、[[レイアウト|ページレイアウト]]/[[プレゼンテーションソフトウェア|プレゼンテーションツール]]。単体ソフトはWindows版のみ存在するが、MacやモバイルOSのWebブラウザからも利用できる。
: [[Microsoft Word|Word]]や[[Microsoft Excel|Excel]]などで作成したドキュメントや写真などを保存できる▼
▲: [[Microsoft Word|Word]]や[[Microsoft Excel|Excel]]などで作成したドキュメントや写真などを保存できる[[オンラインストレージ]]サービス。
: [[Microsoft
: 会議を行ったり、チャットをすることが出来る。
=== その他のデスクトップ製品 ===
* [[Microsoft Visio|Visio]] - 作図ソフト。単体製品のみ存在する。
* [[Microsoft Project|Project]] - 工程管理ソフト。単体製品のみ存在する。
=== Office server 製品 ===
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== バージョン ==
製品名はOffice 95
=== Office 95より前のバージョン ===
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|
|-
|1991年<ref name="history">{{cite web|url=
|Office 1.5 for Macintosh
|Word 4.0, Excel 3.0, PowerPoint 2.01, Mail
143 ⟶ 146行目:
|日本語版
|-
|1994年1月17日<ref>[http://www.intowindows.com/microsoft-office-history-in-brief/] {{wayback|url=
|Office for Windows 4.0
|Word 6.0, Excel 4.0, PowerPoint 3.0
183 ⟶ 186行目:
|日本語版、PowerPointは7月出荷
|-
|1997年2月28日<ref>{{Cite web|和書|title=漢字Talk7.5.3に対応した、Macintosh対応のMicrosoft(R) Office|url=https://web.archive.org/web/19970225071456/http://www.microsoft.co.jp/info/releases/offormac.htm|website=web.archive.org|date=1997-02-25|accessdate=2021-03-12}}</ref>
|Office 4.2 for Macintosh <small>漢字Talk 7.5.3対応版</small>
|Word 6.0, Excel 5.0, PowerPoint 4.0, Mail 3.1, Internet Explorer 3.0
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=== Office 7 ===
{{Main|en:Microsoft Office 95}}
; Office for Windows 95(Office 95)
: 英語版は1995年8月24日<ref>{{cite web|first=Alan |last=Zisman |url=
=== Office 8 ===
{{Main|en:Microsoft Office 97|en:Microsoft Office 98 Macintosh Edition}}
; Office 97
: 英語版は1996年11月19日に発表、1997年1月16日に発売<ref>{{Cite web|url=
: 2002年2月でサポートが終了している。
; Office 98 Macintosh Edition
: 日本語版は1998年9月4日に発売<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.microsoft.com/ja-jp/presspass/detail.aspx?newsid=1361|title=「Microsoft(R) Office(TM) 98 Macintosh(R) Edition 」日本語版 9月4日(金)発売 - News Center|accessdate=2016-10-30|date=1998-07-13|publisher=日本マイクロソフト|archiveurl=https://web.archive.org/web/20161114002440/https://www.microsoft.com/ja-jp/presspass/detail.aspx?newsid=1361|archivedate=2016-11-14}}</ref>。Mac向けでは、このバージョンでバージョン番号が統一された。Internet Explorer 4.0 for MacとOutlook Express 4.0がバンドルされた。
: 2003年6月でサポートが終了している。
=== Office 9 ===
{{Main|en:Microsoft Office 2000|en:Microsoft Office 2001}}
; Office 2000
: 英語版は1999年6月7日<ref>{{cite web|title=Microsoft Office 2000, an Essential Tool For All Knowledge Workers, Is Available This Week|url=
: 2009年7月でサポートが終了している。
; Office 2001 for Mac
: 日本語版は2000年10月16日に発売<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.microsoft.com/ja-jp/presspass/detail.aspx?newsid=1087|title=Microsoft(R) Office 2001 for Mac(R) 日本語版11月17日(金)発売 - News Center|accessdate=2016-10-30|date=2000-10-16|publisher=日本マイクロソフト|archiveurl=https://web.archive.org/web/20161114004024/https://www.microsoft.com/ja-jp/presspass/detail.aspx?newsid=1087|archivedate=2016-11-14}}</ref>。Classic Macに対応した最後のバージョンで、Office v.X発売後も併売された。Entourageが含まれたが、[[Microsoft Exchange Server|Microsoft Exchange]]への対応のためMicrosoft Outlook 2001 for Macも提供された。[[MS ゴシック]]と[[MS 明朝]]が含まれた。
: 2005年12月でサポートが終了している。
=== Office 10 ===
{{Main|en:Microsoft Office XP}}
; Office XP(Version 2002)
: 英語版は2001年5月31日<ref>{{cite web|url=
: 2011年7月13日限りでサポートが終了している。
; Office v. X for Mac
: 日本語版は2002年1月25日に発売<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.microsoft.com/ja-jp/presspass/detail.aspx?newsid=214|title=Microsoft(R) Office v. X for Mac 日本語版2002年1月25日(金)発売 - News Center|accessdate=2016-10-30|date=2001-12-05|publisher=日本マイクロソフト|archiveurl=https://web.archive.org/web/20161114004022/https://www.microsoft.com/ja-jp/presspass/detail.aspx?newsid=214|archivedate=2016-11-14}}</ref>。[[Mac OS X v10.1]]に対応した最初のバージョン。EntourageがMicrosoft Exchangeクライアントに対応した。
: 2007年1月9日限りでサポートが終了している。
=== Office 11 ===
{{Main|en:Microsoft Office 2003|en:Office 2004 for Mac}}
; Microsoft Office System 2003
: [[ボリュームライセンス]]品は英語版、日本語版とも2003年9月1日に発売。パッケージ品は英語版が2003年10月21日、日本語版が10月24日に発売<ref>{{cite web|url=
: 2014年4月9日にサポートが終了した。保証はされていないが、[[Microsoft Windows 10|Windows 10]]でもインストールおよび動作は可能である。
; Office 2004 for Mac
: 2004年6月18日発売<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.microsoft.com/ja-jp/presspass/detail.aspx?newsid=1889|title=「Microsoft(R) Office 2004 for Mac Standard Edition」を6月18日(金)、「Microsoft Office 2004 for Mac Professional Edition」を7月23日(金) に発売 - News Center|accessdate=2016-10-30|date=2004-04-07|publisher=日本マイクロソフト|archiveurl=https://web.archive.org/web/20161114004029/https://www.microsoft.com/ja-jp/presspass/detail.aspx?newsid=1889|archivedate=2016-11-14}}</ref>。MS PゴシックおよびMS P明朝が含まれた。Office 2004 for Mac Professional Editionには[[Microsoft Virtual PC]] 2004とWindowsのライセンスがセットで含まれた。
: 2012年1月10日限りでサポートが終了している。
=== Office 12 ===
{{Main|en:Microsoft Office 2007|en:Microsoft Office 2008 for Mac}}
; the 2007 Microsoft Office system(Office 2007)
: ボリュームライセンス品は2006年11月30日発売<ref>{{cite web | last =Hill | first =Brandon | title =Vista, Office 2007 Now Available for Volume Licensing | publisher =DailyTech | date= December 1, 2006 | url =http://www.dailytech.com/article.aspx?newsid=5165 | accessdate =2006-12-19|archiveurl=https://web.archive.org/web/20160303214335/http://www.dailytech.com/article.aspx?newsid=5165|archivedate=2016-03-03}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://www.microsoft.com/ja-jp/presspass/detail.aspx?newsid=2895|title=Windows Vista(TM)、2007 Office system、Exchange Server 2007の法人および企業向けライセンス提供を発表 - News Center|accessdate=2016-10-30|date=2006-11-30|publisher=日本マイクロソフト|archiveurl=https://web.archive.org/web/20161114002455/https://www.microsoft.com/ja-jp/presspass/detail.aspx?newsid=2895|archivedate=2016-11-14}}</ref>、パッケージ品は2007年1月30日発売<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.microsoft.com/ja-jp/presspass/detail.aspx?newsid=2949|title=Microsoft(R) Windows Vista(TM) および2007 Office system 本日より一般・個人向けに発売開始 - News Center|accessdate=2016-10-30|date=2007-01-30|publisher=日本マイクロソフト|archiveurl=https://web.archive.org/web/20161114004026/https://www.microsoft.com/ja-jp/presspass/detail.aspx?newsid=2949|archivedate=2016-11-14}}</ref>。[[Microsoft Windows Vista|Windows Vista]]との同時発売である。Office製品にGrooveとOffice server製品が加わった。FrontPageを廃止してSharePoint Designerに置き換えられた。Officeアシスタントはこのバージョンから廃止された。一部製品のユーザー インターフェイスがコマンドバーからFluent User Interface([[リボン (GUI)|リボン UI]])に変更された。配色の制限やExcelのスプレッドシートの制限が緩和されたほか、多くの個所に改良が施された。標準のファイル保存形式がMicrosoft Officeバイナリ ファイル形式から[[Office Open XML]]ファイル形式に変更された。Office 2007 Service Pack 2により[[OpenDocument]]形式の対応、[[XML Paper Specification|XPS]]ドキュメントと[[Portable Document Format|PDF]]ドキュメントの保存に対応した。化粧箱が紙製からVistaのパッケージと同様の素材・様式のプラスチックの箱に変更された。
: 2017年10月10日にサポート終了。
; Office 2008 for Mac
: 2008年1月16日発売<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.microsoft.com/ja-jp/presspass/detail.aspx?newsid=3292|title=Microsoft(R) Office 2008 for Mac シリーズを2008 年 1 月 16 日 (水) より発売 - News Center|accessdate=2016-10-30|date=2007-12-05|publisher=日本マイクロソフト|archiveurl=https://web.archive.org/web/20161114002450/https://www.microsoft.com/ja-jp/presspass/detail.aspx?newsid=3292|archivedate=2016-11-14}}</ref>。PowerPC と、新規に[[Intel Mac]]にネイティブ対応した(同時に[[PowerPC]]搭載 Macにとっては最後のバージョンでもある)。Office Open XMLに対応した。
: 2013年4月9日にサポートが終了した。
=== Office 14 ===
{{Main|en:Microsoft Office 2010|en:Microsoft Office for Mac 2011}}
バージョン13は[[忌み数]]を考慮したため、バージョン14となった<ref>{{Cite web|和書|author=エリック・レイ|date=2007-02-16|url=
; Office 2010
: 2010年6月17日発売<ref>{{Cite web
: 全製品に Fluent User Interface([[リボン (GUI)|リボン UI]])が採用され、統一された操作性が提供されるようになった。ファイルメニューが改良され、履歴の参照や印刷プレビューなどの表示が以前よりもわかりやすくなっている。IME 2010 がOfficeの正規ユーザー(Office XP以降)に無償で提供されるようになった。化粧箱が[[Microsoft Windows 7|Windows 7]]のパッケージと同様の素材・様式に改められた。このバージョンから、プリインストール製品の初回起動時にもインストールはされているがプロダクトキーの入力および、[[ライセンス認証]]が必須となった(ただし、Office 2000では初回起動時にはCDキーの入力が必要でユーザー登録は任意、前バージョンのOffice Personal 2007 with PowerPoint 2007ではPersonalは初回起動時にはライセンス認証済みとなっているが、PowerPointのみプロダクトキーの入力とライセンス認証が必要だったほか、Office Personal 2007 2年間ライセンス版でもプロダクトキーの入力とインターネットのみからのライセンス認証が必要だった)。日本以外の国でリリースされたOfficeにはすでにこの仕組みが導入されていたが、本バージョンから日本国内にも導入された<ref>{{Cite web|和書|url=http://pc.nikkeibp.co.jp/article/news/20100615/1025533/|title=Office 2010はプリインストールの仕組みが変わる――MSが注意喚起初回にプロダクトキーの入力が必要、同梱DVDの紛失に注意|accessdate=2016-06-19|date=2010-06-15|publisher=日経BP}}</ref>。{{要出典範囲|この措置は、その特殊なプロダクトキーをプロダクトキーを確認するソフトを用いて取り出すことや、レジストリのデジタルプロダクトIDの記述をコピーすることによって、無制限にインストールされてしまうという盲点を回避するための変更と思われる|date=2016年6月}}。前述の通り前バージョンまでは、メーカーがプリインストール時に、ライセンス認証が不要な(インストールした時点でライセンス認証は完了していますと出る)特殊なプロダクトキーでインストールしていたため、初回起動時は使用許諾契約書の確認のみであった。再インストールの際は、前バージョンまでと同様製品版と同じようにDVDケースの裏に記載されたプロダクトキーを用いてインストールする必要があるため、前バージョンまでと同様ライセンス認証は必須。
: [[Microsoft Windows XP|Windows XP]]および[[Microsoft Windows Vista|Vista]]で利用可能な最後のバージョンである。
: 2020年10月13日限りでサポート終了している。
;Office for Mac 2011▼
:2010年10月27日発売<ref>{{Cite web|url=https://www.microsoft.com/ja-jp/presspass/detail.aspx?newsid=3895|title=「Microsoft(R) Office for Mac 2011」の 参考価格を発表 - News Center|accessdate=2016-10-30|date=2010-09-29|publisher=日本マイクロソフト|archiveurl=https://web.archive.org/web/20161114002500/https://www.microsoft.com/ja-jp/presspass/detail.aspx?newsid=3895|archivedate=2016-11-14}}</ref>。Office 2008 for Macと比べ動作速度が向上し、Office 2004 for Mac以来となるVBAが復活した。メール、[[Personal Information Manager|個人情報管理]](PIM)ソフトウェアはEntourageからOutlookに置き換えられた。この版よりWindows版と同様に[[アクティベーション]]が導入されたが、64ビットネイティブ版は提供されていない。▼
▲; Office for Mac 2011
:2015年2月10日の更新プログラム(Version14.4.8)で[[OS X Yosemite|Yosemite]](OS X v10.10)に対応した。▼
▲: 2010年10月27日発売<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.microsoft.com/ja-jp/presspass/detail.aspx?newsid=3895|title=「Microsoft(R) Office for Mac 2011」の 参考価格を発表 - News Center|accessdate=2016-10-30|date=2010-09-29|publisher=日本マイクロソフト|archiveurl=https://web.archive.org/web/20161114002500/https://www.microsoft.com/ja-jp/presspass/detail.aspx?newsid=3895|archivedate=2016-11-14}}</ref>。Office 2008 for Macと比べ動作速度が向上し、Office 2004 for Mac以来となるVBAが復活した。メール、[[Personal Information Manager|個人情報管理]](PIM)ソフトウェアはEntourageからOutlookに置き換えられた。この版よりWindows版と同様に[[アクティベーション]]が導入されたが、64ビットネイティブ版は提供されていない。
:2015年10月7日の更新プログラム(Version14.5.6)で[[OS X El Capitan|El Capitan]](OS X v10.11)に対応した。▼
▲: 2015年2月10日の更新プログラム(Version14.4.8)で[[OS X Yosemite|Yosemite]](OS X v10.10)に対応した。
:2016年1月12日にサポート終了予定だったが、Office 2016 for Macへの移行期間を確保するため、2017年10月10日まで延長された<ref name=cw150709>[http://www.computerworld.com/article/2946187/mac-apps/microsoft-wraps-up-revamped-office-2016-for-mac.html Microsoft wraps up revamped Office 2016 for Mac] - COMPUTERWORLD・2015年7月9日</ref>。最終サポートOSは[[macOS Sierra]](macOS v10.12.6)。▼
▲: 2015年10月7日の更新プログラム(Version14.5.6)で[[OS X El Capitan|El Capitan]](OS X v10.11)に対応した。
▲: 2016年1月12日にサポート終了予定だったが、Office 2016 for Macへの移行期間を確保するため、2017年10月10日まで延長された<ref name="cw150709">[
==== [[Microsoft 365|Office 365]] ====
法人向けに[[サブスクリプション]]方式で[[クラウドコンピューティング|クラウド]]機能を強化した「Office 365 Business」として[[2011年]][[6月28日]]サービス開始した。個人ユーザー向けのサービス開始は次バージョンにずれ込んでいるため下記参照の事。個人でもOffice 365サービスは付属しないが「Office 365 Business」を主に販売代理店で契約することができる(2018年ごろに家電量販店でも販売開始)。
=== Office 15 ===
{{Main|en:Microsoft Office 2013|Microsoft Office 365}}
; Office 2013
: [[2013年]][[2月7日]]<ref>[
: Office 2013からライセンス形態が変更され、パッケージ版でも1つのデバイスにのみ使用が許される(当初は異なるPCへのライセンス移管すら認められなかったが、顧客からの反発を受け認めるようになった)<ref>{{Cite web|和書|url=
: また、このバージョンでWindows XPおよびWindows Vistaがそれぞれ非対応となり、さらにインストールに必要なCD-ROMおよびDVD-ROMなどのディスクが同梱されなくなった(一部の大手メーカー製PCの[[プリインストール]]版([[バンドル]]版も含む)にも再インストール用DVD-ROMは同梱されない[
: なお「Office 2013」は正式名称ではなく通称である(各エディションには「2013」が正式名称に入る)。
: タブレットも含むwith BingにもOffice 2013がプリインストールされている機種もあるが、ARM向け[[Microsoft Windows RT|Windows RT]]には標準で搭載されている(ただし、機能が制限されている)。当初はプレビュー版を搭載し、のちに正式版がリリースされたら、 Windows Updateで無償でアップデートすることができる<ref group="※">ただし、日本市場向けの[[Microsoft Surface|Surface RTモデル]]に関しては最初から正式版が搭載されている。</ref>。
: [[2023年]][[4月11日]]限りでサポート終了予定。
; Office Premium
: [[2014年]][[10月17日]]より、日本で発売されるPCへの[[プリインストール]]専用([[OEM]]版)としてリリースされる'''日本限定'''のライセンス形態(機種によりOffice 2016などのOffice Premiumでない製品がプリインストールされたパソコンもあるが、バージョンなどにより初回起動時や再インストールの方法などが違う)。インストールにはインターネットに接続する必要がありバックアップディスクはないが、インストール後はオフラインでも使用可能。
: 発売時点で最新のOfficeと同じソフトがプリインストールされており、同一のPCを使い続ける限り最新バージョンへのアップグレードが受けられる(アップグレードにはインターネットに接続する必要がある)。機種により(現在はすべての機種に)、[[Microsoft OneDrive|OneDrive]](1TB)・[[Skype]](60分/月の通話)などの1年間の利用権であるOffice 365サービス(Office Premium搭載パソコン専用)も無料で付属している<ref>[
: [[2018年]]をもって新規搭載されるPCはなくなっており、Office 2016に置き換えられている。
; Office 365
: 個人ユーザー向け
; Office Online(旧・Office Web Apps)
: ''詳細は[[Office 365]]を参照''。
; Office Mobile
: ''詳細は[[Office Mobile]]を参照''。 === Office 2016 ===
{{Main|en:Microsoft Office 2016|en:Microsoft Office 2019|Microsoft 365}}
Office 2016以降、2021に至るまで内部バージョンは16のまま据え置かれている。
; Office 2016
: 2015年9月23日に発売され、当初は法人向け、および個人向けOffice 365ユーザー契約者向けに対し先行提供される<ref>[http://blogs.technet.com/b/microsoft_office_/archive/2015/09/11/admins-get-ready-for-office-2016-rollout-begins-september-22.aspx Office Blogs「9月23日よりOffice 2016 を Office 365 ユーザーに提供開始!」]([[マイクロソフト]]、2015年9月11日)</ref>。また、ボリュームライセンス契約を締結しているユーザーは同年10月1日よりボリュームライセンスサービスセンターからOffice 2016をダウンロードすることが可能となる。そして、個人向けの永続ライセンス版のOffice 2016が同年9月30日に発売された([[パッケージ]]版から[[プリペイドカード|POSAカード]]版に)。
: Office 2016でも、インストールするときに必要な「Microsoftアカウント」を取得すれば、オンラインストレージの「OneDrive」を15GB使用できるようになる。
: OEM版は個人向けと法人向けとでパッケージが違い、個人向けはネット接続が必要で、バックアップディスク(インストールされているストアアプリ版でなくデスクトップ版)は法人向けと同じくあるが作成のみで購入は不可([
: スタンドアロン版の(延長)サポート終了予定は2025年10月14日。
; Office 2016 for Mac
: 2015年9月23日に発売され、Mac版は約5年ぶりのメジャーアップデートとなった。他のプラットフォームと統一されたコードベース<ref>{{Cite web|和書|title=(13) Erik SchwiebertさんはTwitterを使っています: 「Mac Office 2016 version 16 is now live! For the first time in over 20 years, Office is again built out of one codebase for all platforms (Windows, Mac, iOS, Android)! https://t.co/6gNdKTOEHl」 / Twitter|url=https://twitter.com/schwieb/status/954037656677072896|website=Twitter|accessdate=2021-03-12|language=ja}}</ref>とフラットなデザインが特徴で、OneDriveの連携が強化されている。2015年7月に[[Microsoft Office 365|Office 365]]契約者向けに提供が開始されており、個人向けの永続ライセンス版が同年9月30日に発売された<ref name=cw150709 />。
: 永続ライセンス版は2020年10月13日にサポート終了した(延長サポート対象外)。
: 2017年6月16日リリースの更新プログラム(Version15.35.0)で[[macOS High Sierra]](macOS v10.13)に暫定対応した。正式対応は9月12日リリースの更新プログラム(Version15.38.0)以降。
=== Office 2019 ===
; Office 2019
: 2018年9月24日に発売され、当初は法人向けに先行提供される。一般向けは2019年1月22日に発売された<ref>{{Cite web
: Office 2019はWindows、macOSで使用できるOffice 365の[[オンプレミス]]バージョンである。定期的なセキュリティと安定性の更新プログラムのみ提供される<ref>{{Cite web
: 2016までのメインストリーム5年、延長5年、計10年のサポートポリシーが短縮され、メインストリーム5年、延長2年、計7年のサポートとなっている。この関係上、2016と同じく2025年10月14日に全サポートが終了する<ref name="support-2019-2021">{{Cite web
=== Office 2021 ===
; Office 2021
: 2021年10月5日に発売された、永続ライセンス版のOfficeである<ref>{{Cite web
: 2019よりさらにサポート期間が短縮され、延長サポートは設定されず、メインストリームの5年のみとなった<ref name="support-2019-2021" />。サポート終了日は2026年10月13日<ref>{{Cite web
=== サポート状況 ===
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|}
{{plainlist|style=font-size: 90%;|
* {{note_label|v8|1|1}} 日本と韓国のみ、Powerd by Word 98 も発売された。Word 97 がWord 98 に、Outlook 97がOutlook 98に置き換わっている。
* {{note_label|v8|2|2}} 他に Bookshelf Basic(バージョンにより一部のエディションにも搭載)と、バージョンにより異なるが他社製品の[[ジョルダン (企業)|ジョルダン]][[乗換案内]]などが含まれた。Word と家庭向けソフトを収録した Family Package も発売された。
* {{note_label|v8|3|3}} 日本では取り扱っていない。
* {{note_label|v8|A|A}} Powerd by Word 98 パッケージに含まれるバージョン。
}}
|}
419 ⟶ 428行目:
|}
{{plainlist|style=font-size: 90%;|
* {{note_label|v9|1|1}} 日本では扱っていない。
}}
|}
469 ⟶ 478行目:
|}
{{plainlist|style=font-size: 90%;|
* {{note_label|v10|1|1}} 日本では扱っていない。
* {{note_label|v10|2|2}} 日本でのみ扱っている。
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* {{note_label|v11|1|1}} 日本では
* {{note_label|v11|2|2}} 日本では扱っていない。
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* {{note_label|v12|1|1}} 日本では
* {{note_label|v12|2|2}} 日本でのみ扱われている。
* {{note_label|v12|3|3}} 日本では扱っていない。
* {{note_label|v12|4|4}} 2007年第2四半期以前のパッケージには含まれていない。
}}
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* {{note_label|v15|1|1}} 日本では扱っていない。
* {{note_label|v15|2|2}} 日本でのみ扱っている。
* {{note_label|v15|3|3}} [
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* {{note_label|v16|1|1}} 同一の構成のProfessional Academicが存在する。
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* {{note_label|v16-2019-2021|1|1}} 同一の構成のProfessional Academicが存在する。
}}
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アップグレード版の場合は、アップグレードと同時に下位エディションから上位エディションに変更することもできる。たとえばOffice 2003 PersonalからOffice Professional 2010へのアップグレードも可能である。
場合によっては、新規パッケージを購入するよりも、アップグレードの対象となる安価な単体製品とアップグレード版を購入した方が安い場合も生じる。なお、譲渡については原則1回のみ可能。アップグレード版の場合は、アップグレードの対象となる製品も合わせて譲渡しなければならない規定となっている<ref name="jouto">[
Office 2016以降は(Office 365が始まったため)アップグレード版は販売されていない。
==== アカデミック版 ====
製品版の一部のエディションでは[[アカデミックパッケージ|アカデミック版]]が設定されている。Office 2013ではProfessionalのみに設定されており、一般の製品版同様、新規購入パッケージとアップグレード版パッケージがある。購入は一般的なアカデミック版と同様で、[[教員]]や[[学生]]であることを証明する書類を提示したり、[[ファクシミリ|FAX]]で送信することで購入が可能になる。
譲渡は譲渡先がアカデミック対象ユーザーに該当している場合のみ可能<ref>[
=== プリインストール ===
[[プリインストール]]されている(OEM版)エディションはPersonalが過半数であった。 しかし、企業や学校においてプレゼンをする機会が増えてきたため、日本ではOffice 2007においてPersonalにPowerPointを加えたOffice Personal 2007 with PowerPoint 2007が新たなプリインストール専用エディションとして登場した<ref>{{Cite web|和書|date=2006-12-21|url=
</ref>。さらにOffice 2010からはPersonalに替わって、PowerPointのほかにOneNoteが加わったHome and Businessがプリインストールされることが多くなった。こちらはリテール版も設定されている。また、[[BTO]]ではProfessionalなどの多くのエディションが選択できる場合が多い。
いずれにしても、ソフトのみのリテール版(製品パッケージ版)よりも安く設定されているが、パソコンハードウェア本体に付属するライセンス形態のため、パソコンを譲渡する場合、ハードウェアとセットで譲渡しなければならない規定となっている<ref name="jouto"/>。
ただし、プリインストールのOfficeを根拠に、別のパソコンへ小売されているアップグレード版のインストールが、元々のパソコンからプリインストール済みのOfficeを削除することを条件に認められており、この場合、ハードウェアとソフトウェアのライセンスは切り離されることになる<ref>[
=== プリインストール版とリテール版の相違点 ===
プリインストール版は搭載されたパソコンでのみ使用可能であるが、リテール版はあるパソコンで使用しなくなれば、アンインストールした上で新しい別のパソコンで使用することができる。また、Windows用のリテール版ならば、同時使用しないという制限が加わるが、同一個人が所有し利用するパソコンで、かつ一方が携帯用である場合に限り(例・自宅のデスクトップ パソコンと携帯用[[ノートパソコン]]、あるいは自宅で使う大型ノートと[[ネットブック]]を含む携帯用モバイルノート)2台まで[[インストール]]できる<ref>{{Cite web|和書|date=2004-11-05|url=
{{節スタブ}}
809 ⟶ 820行目:
マイクロソフトは[[オペレーティングシステム|OS]]の販売も行っていることから、Microsoft OfficeはOSの改良にあわせて改良を行ったり、Microsoft Officeによる改良がOSに取り入れられる場合などがある。
Office 2000の改良点であるメニューの優先表示などの機能は、のちに販売された[[Microsoft Windows 2000|Windows 2000]]でも採用された。また、Office 2007から採用されたリボンUIは[[Microsoft Windows 7|Windows 7]]において付属のペイントやワードパッドに導入されるほか、一般のアプリケーションがリボンを搭載できるようAPIの公開が決定している<ref>{{Cite web|和書|author=一色政彦|date=2008-11-26|url=
=== 開発環境との連携 ===
アプリケーション開発者は、Visual Studio Tools for Office(以下VSTO)、[[Visual Basic]]およびVisual [[C Sharp|C#]]を使用してOffice 2003以降のアプリケーションを拡張できる<ref>[
[[Visual Studio]] 2005シリーズの場合はTeam Systemエディションを購入する、MSDNサブスクリプション契約を結ぶ、あるいはVSTOを別途購入する必要があったが、Visual Studio 2008の場合、Professionalエディション以上からVSTOが標準付属するようになっている。VSTOを使用することで、Officeアプリケーション用アドインの作成、リボンUIのカスタマイズなどが行えるようになっている。
821 ⟶ 832行目:
=== 競合ソフトとのシェア争い ===
{{Seealso|オフィススイート#代表的なオフィススイート}}
[[パーソナルコンピュータ]]
一方で、マイクロソフトはパソコンメーカーに対してバンドル契約にWordとExcelの2本セットでの添付を条件づけていたことがあり、不公正な取引にあたるとして[[公正取引委員会]]から注意を受けたことがある<ref>{{Cite web|和書|url= 無料の代替品を作る動きも起き、[[オープンソースソフトウェア]]として[[OpenOffice.org]]・[[LibreOffice]]が登場、官公庁にも導入された<ref>[https://ja.libreoffice.org/discover/who-uses-libreoffice/ LibreOfficeを使っている団体 | LibreOffice - オフィススイートのルネサンス]</ref>。
[[2010年代]]
[[2000年代]]まではオフィススイートの利用形式は、パーソナルコンピュータにバンドルプリインストールされたオフィススイートを利用する形式が主要な利用形式だったが、2010年代以後は個人としての使用・法人の業務としての利用でも、バンドルプリインストール版の利用と、クラウドサービス版で利用する形式の2種類が主要な利用形式になっている。2015年時点では、クラウドサービス版は、Google、マイクロソフト、Appleが主要な供給者として競合状態であり、デファクトスタンダードは確立していない{{要出典|date=2023年4月}}。
== 注釈 ==
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== 関連項目 ==
* [[Microsoft
* [[Macintosh Business Unit]](通称「Mac BU」。[[Macintosh]] 向け Microsoft Office
* [[Microsoft Works]]
* [[オートシェイプ]]
* [[オフィススイートの比較]]
* [[
* [[Microsoft Office Specialist]](MOS)
== 外部リンク ==
* {{Official website|name=
{{オフィススイート}}
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