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{{出典の明記| date = 2021年3月}}
{{Infobox Software
| 名称 = Microsoft Office
| ロゴ = <br/>[[File:Office 365 app logos.svg|300px]]
| 開発元 = [[マイクロソフト]]
| 初版 = {{Flagicon|USA}}{{Start date|1989}}(Mac)<br>{{Flagicon|JPN}}{{Start date|1993|06|25}}<ref>『日経産業新聞』1993年6月17日</ref>
| frequently updated = yes
| 最新版 = 2021
| 最新版発表日 = {{Start date and age|2021|10|5}}
| プログラミング言語 = [[C++]]
| 対応OS = [[Microsoft Windows|Windows]]
| 対応プラットフォーム = [[クロスプラットフォーム]]
| 種別 = [[オフィススイート|オフィス スイート]]
| ライセンス = [[プロプライエタリソフトウェア|プロプライエタリ]]
| 公式サイト = [http://office.microsoft.com/ja-jp/{{Official office.microsoft.com/ja-jp/]URL}}
}}
 
{{Infobox Software
| 名称 = Microsoft Office:mac for Mac
| name2 = Microsoft Office:mac
| 開発元 = [[マイクロソフト]]
| 最新版 = 2011 (14.0.0)2021
| 最新版発表日 = [[2010年]][[{{Start date and age|2021|10月27日]]|5}}
| 最新評価版 =
| 最新評価版発表日 =
| プログラミング言語 = [[C++]]
| 対応OS = [[Mac OS XmacOS]]
| 対応プラットフォーム = [[クロスプラットフォMac (コンピュタ)|Mac]]
| 種別 = [[オフィススイート|オフィス スイート]]
| ライセンス = [[プロプライエタリソフトウェア|プロプライエタリ]]
| 公式サイト = {{URL|https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/mac/microsoft-365-for-mac}}
}}
{{Infobox Software
| 名称 = Microsoft Office for iPhone/iPad
| 開発元 = [[マイクロソフト]]
| プログラミング言語 =
| 対応OS = [[iOS]]/[[iPadOS]]
| 対応プラットフォーム = [[iPhone]]、 [[iPad]]
| 種別 = [[オフィススイート|オフィス スイート]]
| ライセンス = [[プロプライエタリソフトウェア|プロプライエタリ]]
| 公式サイト = [http{{URL|https://www.microsoft.com/japanja-jp/mac/ www.microsoft.com/japan/mac-365/]mobile}}
}}
'''Microsoft Office''' (マイクロソフト オフィス)は、[[マイクロソフト]]の[[オフィススイート|オフィス スイート]]である。
 
Microsoft Office は、単体ソフトウェアとしては[[1983年]][[5月]] [[Microsoft Word|Multi-Tool Word]] の名前で [[XenixXENIX]] 向けに発売されたのが最初で、オフィス スイートとして複数のソフトウェアがセットになった状態で発売されたのは[[1989年]][[6月]] [[Macintosh]] (Mac)向けが最初である。この時点で Word、Excel、PowerPoint が含まれていた。[[Microsoft Windows|Windows]] 向けに発売したのは[[1990年]][[10月]]である。日本語版が用意されたのは、Office for Mac 4.2 Office 3.00(日本ではOffice 1.0として発売)からである。
 
現在は日本市場の需要として従来の買い切り方式(一度買うと永年使えるがバージョンアップしたい時は再購入)と[[サブスクリプション]]方式(1か月単位で料金を支払わなければならないがバージョンアップは無料)の2種類でサービス提供されている。後者は[[Microsoft 365]](旧称Office 365)と呼ばれる。
 
== 製品 ==
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: [[表計算ソフト]]。[[マクロ言語]]によって、表計算ソフトを越えた利用も可能である。
; [[Microsoft Outlook|Outlook]]
: [[Personal Information Manager|個人情報]]管理ソフト ([[PIM]]) 。[[電子メールクライアント|電子メール クライアント]]としての機能を備えており、[[グループウェア]]の利用も強く意識されている。Mac 版は [[Microsoft Outlook#Microsoft Entourage|Entourage]] という名称だったが Office 2011 for macMac 2011から Mac 版も Outlook に変更された。
; [[Microsoft PowerPoint|PowerPoint]]
: [[プレゼンテーションソフトウェア|プレゼンテーション用のソフトウェア]]。
; [[Microsoft OneNote|OneNote]]
: デジタルノート。
; [[Microsoft Access|Access]]
: [[データベース]]・ソフトウェア。Windows 版のみ存在し、かつては Mac 版として [[Microsoft File]] という製品が存在した。
; [[Microsoft Publisher|Publisher]]
: [[デスクトップパブリッシング]] (DTP) (DTP)である。Windows 版のみ存在する。
; [[Office Sway|Sway]]
: Webを利用した、[[レイアウト|ページレイアウト]]/[[プレゼンテーションソフトウェア|プレゼンテーションツール]]。単体ソフトはWindows版のみ存在するが、MacやモバイルOSのWebブラウザからも利用できる。
; [[Microsoft OneDrive|OneDrive]]
: [[Microsoft Word|Word]]や[[Microsoft Excel|Excel]]などで作成したドキュメントや写真などを保存できる[[オンラインストレージ]]サービス。
: [[Microsoft 365]]のサブスクリプションを購入することで、5GBから1TBに増やすことができる。
; [[Microsoft Teams|Teams]]
: 会議を行ったり、チャットをすることが出来る。
 
=== その他のデスクトップ製品 ===
* [[Microsoft Office AccountingVisio|AccountingVisio]] - 業務会計作図ソフトウェア。無料版の Express と有料版の Professional が存在する。単体製品のみ存在する。
* [[Microsoft Project|Project]] - 工程管理ソフト。単体製品のみ存在する。
* [[Microsoft Office Communicator|Communicator]] - プレゼンスの表示およびインスタント メッセージング ツール
* [[Microsoft Office SharePoint Workspace|SharePoint Workspace]] - [[ピアツーピア]]型ファイル共有ツール。Office 2007までのGrooveを名称変更したものである。
* [[Microsoft Office InfoPath|InfoPath]] - [[Extensible Markup Language|XML]] オーサリング ツール
* [[Microsoft Office InterConnect|InterConnect]] - 電子名刺・情報管理ツール
* [[Microsoft OneNote|OneNote]] - メモ管理ツール
* [[Microsoft Project|Project]] - 工程管理ツール。単体製品のみ存在する。
* [[Microsoft SharePoint Designer|SharePoint Designer]] - [[Webオーサリングツール|Web オーサリング]]ツール。単体製品のみ存在する。無償ダウンロードが可能。
* [[Microsoft Visio|Visio]] -作図ツール。単体製品のみ存在する。
 
=== ホスティング サービス ===
* [[Live Meeting]] - Web 会議
 
=== Office server 製品 ===
62 ⟶ 75行目:
 
=== 関連ツール ===
* [[Microsoft IME|Office Input Method Editor]] - [[日本語入力システム]]であり、Windows 95以降のWindowsに標準添付されているものと少し異なる仕様となっている。
* [[Microsoft Office Document Imaging|Document Imaging]] - [[スキャナ]]から [[Tagged Image File Format|TIFF]] 形式の画像を読み込み、閲覧するためのツール。[[光学文字認識|OCR]] 機能も付属。Document imagwriterは、tiffファイルを作成するための仮想プリンタドライバで、画面を印刷すると透明テキスト付tiffファイルを作成する。
* [[Microsoft Home Style+|Home Style+]] - 家庭向け機能拡張ツール
* [[Microsoft IME|Office Input Method Editor]] - [[日本語入力システム]]であり、Windows 95 以降の Windows に標準添付されているものと少し異なる仕様となっている。
* [[Microsoft Office Picture Manager|Picture Manager]] - [[写真編集]]。Office 2003 から Photo Editor の置換えとして搭載。
* [[Microsoft Virtual PC|Virtual PC]] - デスクトップ[[仮想化]]ソフトウェア。Office 2004 for Mac の上位バージョンに含まれた。
* Microsoft クリップ オーガナイザ - クリップ アートの整理ツール
 
=== 以前に存在した製品と機能 ===
* [[Microsoft Office Accounting|Accounting]] - 業務会計ソフトウェア。無料版のExpressと有料版のProfessionalが存在する。単体製品のみ存在する。
* [[Microsoft PhotoDraw|PhotoDraw]] - Office 2000 のみに含まれる [[写真編集]]。
* [[Microsoft Photo EditorPhotoDraw|Photo EditorPhotoDraw]] - Office XP まで2000のみに含まれる[[写真編集]]
* [[Microsoft BookshelfPhoto BasicEditor|BookshelfPhoto BasicEditor]] - Office XP まで含まれた統合辞書写真編集
* [[Microsoft Office Shortcut Bar|Shortcut Bar]] - Office XPまで含まれたプログラムランチャーソフトウェア。
* [[Microsoft FrontPage|FrontPage]] - Web オーサリング。Office 2003 まで存在した。Office 2007 で SharePoint Designer に置き換わった。
* [[Microsoft Bookshelf Basic|Bookshelf Basic]] - Office XPまで含まれた統合辞書。
* [[Microsoft FrontPage|FrontPage]] - [[Webオーサリングツール|Webオーサリング]]。Office 2003まで存在した。Office 2007でSharePoint Designerに置き換わった。
* [[Microsoft Office Communicator|Communicator]] - プレゼンスの表示およびインスタントメッセージング ツール。
* [[Microsoft Office SharePoint Workspace| Microsoft SharePoint]] - [[ピアツーピア]]型ファイル共有ツール。Office 2007までのGrooveを名称変更したものである。
* [[Microsoft InfoPath|InfoPath]] - [[Extensible Markup Language|XML]] [[オーサリング]]ツール。
* [[Microsoft InterConnect|InterConnect]] - 電子名刺・情報管理ツール。
* [[Microsoft SharePoint Designer|SharePoint Designer]] - [[Webオーサリングツール]]。単体製品のみ存在する。無償ダウンロードが可能。
* [[Microsoft Office Picture Manager|Picture Manager]] - [[写真編集]]。Office 2003からPhoto Editorの置き換えとして搭載。
* [[Microsoft Virtual PC|Virtual PC]] - デスクトップ[[仮想化]]ソフトウェア。Office 2004 for Macの上位バージョンに含まれた。
* [[Microsoft クリップ オーガナイザ]] - [[クリップアート]]の整理ツール。
* [[Microsoft Office Document Imaging|Document Imaging]] - [[スキャナ]]から[[Tagged Image File Format|TIFF]]形式の画像を読み込み、閲覧するためのツール。[[光学文字認識|OCR]]機能も付属Document imagwriterは、tiffファイルを作成するための仮想プリンタドライバで、画面を印刷すると透明テキストつきtiffファイルを作成する。
* [[Live Meeting]] - [[Web会議]]。
* [[Microsoft Home Style+|Home Style+]] - 家庭向け機能拡張ツール。
 
== バージョン ==
製品名は Office 95より前はバージョンをそのまま名称としていたが、Office 95 から以降は販売開始された年としているただし、Office XP その例外となっ)。ま、[[コードネーム]]は一貫して「Office *(*にはメジャーバージョン番号が入る)」が使われている。Office 95以降の節では見出しにコードネームを用いる
また、[[コードネーム]]は一貫して「Office *(*にはメージャー バージョン番号が入る)」が使われている。以下の節では見出しにコードネームを用いる。
 
=== Office 3 以95より前の Office for Windowsバージョン ===
{| class="wikitable"
;Office for Windows 1.0
!発売日
:1990年10月に発売された。Windows 3.0 用で、Word for Windows 1.1 と Excel for Windows 2.0、PowerPoint for Windows 2.0 が含まれたものであった。
!製品名
;Office for Windows 1.5
!内容
:Office for Windows 1.0 の Excel for Windows 2.0 が Excel 3.0 にアップデートされた。
!備考
;Office for Windows 1.6
|-
:Office for Windows 1.5 に Microsoft Mail for PC Networks 2.1 がバンドルされた。
|1989年<ref>{{cite news|last=Wildstrom|first=Stephen H.|date=3 January 2008|work=Business Week|title=Microsoft and Mac, Happy Together|url=http://www.businessweek.com/magazine/content/08_02/b4066000498753.htm|accessdate=30 October 2010|archiveurl=https://web.archive.org/web/20080106081222/http://www.businessweek.com/magazine/content/08_02/b4066000498753.htm|archivedate=2008-01-06}}</ref>
 
=== |Office 1for ===Mac
|Word 4.0, Excel 2.2, PowerPoint 2.01, Mail 1.37
;Office for Mac
|
:1989年6月に発売された。Word 4.0 と Excel 2.20、PowerPoint 2.01 が含まれたものであった。
|-
;Office 1.5 for Mac
|1990年11月19日<ref>{{cite news|date=November 19, 1990|newspaper=InfoWorld|title=The Microsoft Office for Windows Advertisement|url=https://books.google.co.jp/books?id=wFAEAAAAMBAJ&lpg=PA1&pg=PA50&redir_esc=y&hl=ja#v=onepage&q&f=false|page=50}}</ref>
:1991年に発売された。Office for Mac の Excel 2.20 が Excel 3.0 にアップデートされ、System 7 に対応した。
|Office for Windows 1.0
 
|Word 1.1, Excel 2.0, PowerPoint 2.0
=== Office 2 ===
|
;Office 2.9 for Mac
|-
:1992年に発売された。Excel 4.0 で初めて [[AppleScript]] に対応した。
|1991年3月4日<ref>{{cite news|date=March 4, 1991|newspaper=InfoWorld|title=Microsoft ships updated Office for Windows|url=https://books.google.co.jp/books?id=rlAEAAAAMBAJ&pg=PT15&redir_esc=y&hl=ja|page=16}}</ref>
 
=== |Office 3for Windows ===1.5
|Word 1.1, Excel 3.0, PowerPoint 2.0
;Office for Windows 3.0 (Office 92)
|
:1992年に発売された。日本語版が追加された。1993年に発売された Professional Edition で Access 1.1 が加わった。CD-ROM で提供され、Word 2.0c、Excel 4.0a、PowerPoint 3.0、Mail が含まれた。
|-
 
|1991年<ref name="history">{{cite web|url=https://download.microsoft.com/download/4/E/0/4E01F3E7-53CF-4744-9BBB-876F69FA1683/MacBUHistoryFS.doc|title=History of the Microsoft Macintosh Business Unit|accessdate=30 October 2010|date=August 2009|format=Microsoft Word format|publisher=Microsoft|archiveurl=https://web.archive.org/web/20080625000838/http://download.microsoft.com/download/4/E/0/4E01F3E7-53CF-4744-9BBB-876F69FA1683/MacBUHistoryFS.doc|archivedate=2008-06-25}}</ref>
=== Office 4 ===
;|Office 41.05 for Macintosh
:1994年1月に発売された。|Word 64.0, Excel 43.0, PowerPoint 32.001, が含まれた。Mail
|
;Office 4.3
|-
:1994年6月に発売された。Word 6.0、Excel 5.0、PowerPoint 4.0、Mail 3.2 が含まれ、Professional Edition には Access 2.0 が含まれた。
|1991年7月8日<ref>{{cite news|date=July 8, 1991|newspaper=InfoWorld|title=The Microsoft Office for Windows 1.6 Advertisement|url=https://books.google.co.jp/books?id=iVAEAAAAMBAJ&pg=PA18&redir_esc=y&hl=ja|pages=18–19}}</ref>
;Office for NT 4.2
|Office for Windows 1.6
:1994年6月に発売された。32 ビット版の Word 6.0 と Excel 5.0 が含まれ、16 ビット版の PowerPoint 4.0 が含まれた。Word と Excel は MIPS、PowerPC、Alpha、x86 プロセッサで動作した。
|Word 1.1, Excel 3.0, PowerPoint 2.0, Mail 2.1
;Office 4.0 for Mac
|
:1993年に発売された。Power Macintosh に対応した。Office 4.2 for Mac では日本語版が追加され、Word 6.0 と Excel 5.0、PowerPoint 4.0 と Mail 3.1 を含んだ。
|-
|1992年8月30日<ref>{{cite news|date=31 August 1992|newspaper=InfoWorld|title=Microsoft Office now has Mail, PowerPoint|url=https://books.google.co.jp/books?id=EVEEAAAAMBAJ&pg=PA15&redir_esc=y&hl=ja|page=15}}</ref>
|Office for Windows 3.0
|Word 2.0c, Excel 4.0a, PowerPoint 3.0, Mail
|1993年発売のProfessional EditionでAccess 1.1追加
|-
|1992年<ref name="history" />
|Office 3.0 for Macintosh
|Word 5.0, Excel 4.0, PowerPoint 3.0 Mail
|
|-
|1993年6月25日<ref>「マイクロソフト、ウィンドウズ3.1対応ソフト―パッケージを投入」『日経産業新聞』1993年6月17日、6面。</ref>
|Office for Windows 1.0
|Word 5.0, Excel 4.0
|日本語版
|-
|1994年1月17日<ref>[http://www.intowindows.com/microsoft-office-history-in-brief/] {{wayback|url=https://www.intowindows.com/microsoft-office-history-in-brief/|date=20120829165451|df=y}}</ref>
|Office for Windows 4.0
|Word 6.0, Excel 4.0, PowerPoint 3.0
|
|-
|1994年3月10日<ref>「マイクロソフト、ワープロ、表計算ソフト合体―「オフィス」新バージョン」『日経産業新聞』1994年2月28日、7面。</ref>
|Office for Windows 1.5
|Word 5.0, Excel 5.0
|日本語版
|-
|1994年6月2日
|Office for Windows 4.3
|Word 6.0, Excel 5.0, PowerPoint 4.0, Mail 3.2
|Pro版のみAccess 2.0
|-
|1994年7月3日
|Office for NT 4.2
|Word 6.0, Excel 5.0, PowerPoint 4.0, Office Manager
|Word, Excelは32ビット版
|-
|1994年<ref name="infoworld_office42mac_1">{{cite news|last=Greenberg|first=Ilan|date=4 August 1994|work=InfoWorld|title=Microsoft set to unveil Office for Power Mac|url=https://books.google.co.jp/books?id=pjgEAAAAMBAJ&pg=PA21&redir_esc=y&hl=ja|page=21|accessdate=7 November 2010}}</ref>
|Office 4.2 for Macintosh
|Word 6.0, Excel 5.0, PowerPoint 4.0, Mail 3.1
|
|-
|1994年9月9日<ref>「マイクロソフト、「オフィス」「ワード」増産―倍の月20万本に。」『日経産業新聞』1994年10月18日、6面。</ref>
|Office for Windows 4.2
|Word 6.0, Excel 5.0, PowerPoint 4.0, Mail 3.2
|日本語版
|-
|1995年4月14日<ref>「マイクロソフト、低価格の「オフィス」「アクセス」統合版。」『日経産業新聞』1995年3月10日、6面。</ref>
|Office for Windows 4.3
|Word 6.0, Excel 5.0, PowerPoint 4.0, Mail 3.2, Access 2.0
|日本語版
|-
|1995年5月26日<ref>「マック用ソフト2種、マイクロソフトが発売へ。」『日経産業新聞』1995年4月13日、6面。</ref>
|Office 4.2 for Macintosh
|Word 6.0, Excel 5.0, PowerPoint 4.0, Mail 3.1
|日本語版、PowerPointは7月出荷
|-
|1997年2月28日<ref>{{Cite web|和書|title=漢字Talk7.5.3に対応した、Macintosh対応のMicrosoft(R) Office|url=https://web.archive.org/web/19970225071456/http://www.microsoft.co.jp/info/releases/offormac.htm|website=web.archive.org|date=1997-02-25|accessdate=2021-03-12}}</ref>
|Office 4.2 for Macintosh <small>漢字Talk 7.5.3対応版</small>
|Word 6.0, Excel 5.0, PowerPoint 4.0, Mail 3.1, Internet Explorer 3.0
|日本語版
|}
 
=== Office 7 ===
;Office for Windows 95{{Main|en:Microsoft (Office 95)}}
; Office for Windows 95(Office 95)
:1995年に発売した。最初の完全な 32 ビット版 Microsoft Office であり、Windows 95 と同日に発売された。Microsoft Binder を含んだ。Windows 版のバージョン番号が統一された。
: 英語版は1995年8月24日<ref>{{cite web|first=Alan |last=Zisman |url=https://www.zisman.ca/Articles/1995/Office95.html |title=This Suite smells of success: MS Office 95 review of new features |work=Zisman.ca |date= October 1995 |accessdate=2 May 2013}}</ref>、日本語版は11月23日に発売<ref>{{Cite web|url=https://www.wincons.or.jp/view/vol18/WV-08.html|title=Windows View Vol.18|accessdate=2016-10-30|date=1995-11|publisher=Windows コンソーシアム}}</ref>。最初の完全な 32ビット版Microsoft Officeであり、[[Microsoft Windows 95|Windows 95]]と同日に発売された。Microsoft Binderを含んだ。Windows版のバージョン番号が統一された。
 
=== Office 8 ===
{{Main|en:Microsoft Office 97|en:Microsoft Office 98 Macintosh Edition}}
;Office 97
; Office 97
:1996年に発売した。Office アシスタント機能が含まれた。ユーザー インターフェイスがコマンド バーに変更された。Office 製品に Outlook が加わった。日本と韓国のみ Office 97 Powerd by Word 98 が発売され、Word 98 と Microsoft IME 98 を含んだ。
: 英語版は1996年11月19日に発表、1997年1月16日に発売<ref>{{Cite web|url=https://news.microsoft.com/1996/11/19/microsoft-office-97-released-to-manufacturing/|title=Microsoft Office 97 Released to Manufacturing {{!}} News Center|accessdate=2016-10-30|date=1996-11-19|publisher=Microsoft}}</ref>された。日本語版(Pro)は1997年3月14日に発売<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.microsoft.com/ja-jp/presspass/detail.aspx?newsid=1246|title=「Microsoft(R) Office 97, Professional Edition,for Windows(R)」日本語版、3月14日(金)発売 - News|accessdate=2016-10-30|date=1997-01-30|publisher=日本マイクロソフト|archiveurl=https://web.archive.org/web/20161114002442/https://www.microsoft.com/ja-jp/presspass/detail.aspx?newsid=1246|archivedate=2016-11-14}}</ref>。Officeアシスタント機能が含まれた。ユーザーインターフェイスがコマンドバーに変更された。Office製品にOutlookとPublisherが加わった。日本と韓国のみ'''Microsoft Office 97 Powered by Word 98'''も発売され、Word 98とMicrosoft IME 98などに置き換わっている<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.microsoft.com/ja-jp/presspass/detail.aspx?newsid=1334|title=「Microsoft(R) Office 97 Powered by Word 98」 日本語版  7月10日(金)より発売開始 - News Center|accessdate=2016-10-30|date=1998-06-15|publisher=日本マイクロソフト|archiveurl=https://web.archive.org/web/20161114002503/https://www.microsoft.com/ja-jp/presspass/detail.aspx?newsid=1334|archivedate=2016-11-14}}</ref>。[[Microsoft Windows NT|Windows NT 3.51]]で利用可能な最後のバージョンである。
:2002年2月でサポートが終了している。
: 2002年2月でサポートが終了している。
;Office 98 Macintosh Edition
; Office 98 Macintosh Edition
:1998年に発売した。Mac 向けでは、このバージョンでバージョン番号が統一された。Internet Explorer 4.0 for Mac と Outlook Express 4.0 がバンドルされた。
: 日本語版は1998年9月4日に発売<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.microsoft.com/ja-jp/presspass/detail.aspx?newsid=1361|title=「Microsoft(R) Office(TM) 98 Macintosh(R) Edition 」日本語版 9月4日(金)発売 - News Center|accessdate=2016-10-30|date=1998-07-13|publisher=日本マイクロソフト|archiveurl=https://web.archive.org/web/20161114002440/https://www.microsoft.com/ja-jp/presspass/detail.aspx?newsid=1361|archivedate=2016-11-14}}</ref>。Mac向けでは、このバージョンでバージョン番号が統一された。Internet Explorer 4.0 for MacとOutlook Express 4.0がバンドルされた。
:2003年6月でサポートが終了している。
: 2003年6月でサポートが終了している。
 
=== Office 9 ===
{{Main|en:Microsoft Office 2000|en:Microsoft Office 2001}}
;Office 2000
; Office 2000
:1999年に発売した。マクロにデジタル署名を組み込めるようになり、強制終了した際のファイルの修復機能を含んだ。また、多言語フォントを含むようになり、さらには一部でライセンス認証を実装した。Office 製品には、Publisher と PhotoDraw、Project と FrontPage が新たに加わったが、Binder がこのバージョンを最後に含まれなくなった。
: 英語版は1999年6月7日<ref>{{cite web|title=Microsoft Office 2000, an Essential Tool For All Knowledge Workers, Is Available This Week|url=https://www.microsoft.com/en-us/news/press/1999/jun99/offlaunchpr.aspx|work=Microsoft|publisher=Microsoft|accessdate=14 June 2012|date=7 June 1999|quote=[Steve] Ballmer ... announced that Microsoft Office 2000 [will be] available in the retail channel later this week [of the 4th, ] on June 10...|archiveurl=https://web.archive.org/web/20121026045817/http://www.microsoft.com/en-us/news/press/1999/jun99/offlaunchpr.aspx|archivedate=2012-10-26}}</ref>、日本語版は7月9日に発売<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.microsoft.com/ja-jp/presspass/detail.aspx?newsid=1667|title=「Microsoft(R) Office 2000 」日本語版 7月9日(金)発売 - News Center|accessdate=2016-10-30|date=1999-06-10|publisher=日本マイクロソフト|archiveurl=https://web.archive.org/web/20161114004019/https://www.microsoft.com/ja-jp/presspass/detail.aspx?newsid=1667|archivedate=2016-11-14}}</ref>。マクロにデジタル署名を組み込めるようになり、強制終了した際のファイルの修復機能を含んだ。多言語フォントを含むようになり、さらには一部で[[ライセンス認証]]を実装した。Office製品には、Project、PhotoDraw、FrontPageが新たに加わったが、Binderがこのバージョンを最後に含まれなくなった。また、[[Microsoft Windows 95|Windows 95]]で利用可能な最後のバージョンである。
:2009年7月でサポートが終了している。
: 2009年7月でサポートが終了している。
;Office 2001
; Office 2001 for Mac
:2000年に発売した。Classic Mac に対応した最後のバージョンで、Office v.X 発売後も併売された。Entourage が含まれたが、Microsoft Exchange への対応のため Microsoft Outlook 2001 for Mac も提供された。[[MS ゴシック|MS ゴシック]]と[[MS 明朝|MS 明朝]]が含まれた。
: 日本語版は2000年10月16日に発売<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.microsoft.com/ja-jp/presspass/detail.aspx?newsid=1087|title=Microsoft(R) Office 2001 for Mac(R) 日本語版11月17日(金)発売 - News Center|accessdate=2016-10-30|date=2000-10-16|publisher=日本マイクロソフト|archiveurl=https://web.archive.org/web/20161114004024/https://www.microsoft.com/ja-jp/presspass/detail.aspx?newsid=1087|archivedate=2016-11-14}}</ref>。Classic Macに対応した最後のバージョンで、Office v.X発売後も併売された。Entourageが含まれたが、[[Microsoft Exchange Server|Microsoft Exchange]]への対応のためMicrosoft Outlook 2001 for Macも提供された。[[MS ゴシック]]と[[MS 明朝]]が含まれた。
:2005年12月でサポートが終了している。
: 2005年12月でサポートが終了している。
 
=== Office 10 ===
;{{Main|en:Microsoft Office XP (Version 2002)}}
; Office XP(Version 2002)
:2001年に発売した。Windows XP と合わせるように名称が変更された。Safe Mode 機能を実装した。日本語版でライセンス認証が要求される最初のバージョンである。入力ミスのためのスマート タグ機能、手書き文字認識や音声認識に対応した。標準でウィンドウ内の右側に作業ウィンドウが設けられた。Office 製品に Visio が加わった。
: 英語版は2001年5月31日<ref>{{cite web|url=https://news.microsoft.com/2001/05/31/office-xp-adds-new-tools-and-innovations-to-foundation-of-past-versions/ |title=Office XP Adds New Tools and Innovations to Foundation of Past Versions |publisher=Microsoft.com |date=2001-05-31 |accessdate=2013-06-07|archiveurl=https://web.archive.org/web/20150727212112/http://news.microsoft.com/2001/05/31/office-xp-adds-new-tools-and-innovations-to-foundation-of-past-versions/|archivedate=2015-07-27}}</ref>、日本語版は6月8日に発売<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.microsoft.com/ja-jp/presspass/detail.aspx?newsid=859|title=「 Microsoft(R) Office XP 日本語版」 6月8日(金)より店頭発売 - News Center|accessdate=2016-10-30|date=2001-05-18|publisher=日本マイクロソフト|archiveurl=https://web.archive.org/web/20161114002445/https://www.microsoft.com/ja-jp/presspass/detail.aspx?newsid=859|archivedate=2016-11-14}}</ref>。[[Microsoft Windows XP|Windows XP]]と合わせるように名称が変更された。Safe Mode機能を実装した。日本語版でライセンス認証が要求される最初のバージョンである。入力ミスのためのスマートタグ機能、手書き文字認識や音声認識に対応した。標準でウィンドウ内の右側に作業ウィンドウが設けられた。Office製品にVisioが加わった。また、[[Microsoft Windows 98|Windows 98]]、[[Microsoft Windows Millennium Edition|Me]]および[[Microsoft Windows NT 4.0|NT 4.0]]で利用できる最後のバージョンのOfficeである。
:2011年7月13日限りでサポートが終了している。
: 2011年7月13日限りでサポートが終了している。
;Office v.X
; Office v. X for Mac
:2001年に発売した。Mac OS X v10.1 に対応した最初のバージョン。Entourage が Microsoft Exchange クライアントに対応した。
: 日本語版は2002年1月25日に発売<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.microsoft.com/ja-jp/presspass/detail.aspx?newsid=214|title=Microsoft(R) Office v. X for Mac 日本語版2002年1月25日(金)発売 - News Center|accessdate=2016-10-30|date=2001-12-05|publisher=日本マイクロソフト|archiveurl=https://web.archive.org/web/20161114004022/https://www.microsoft.com/ja-jp/presspass/detail.aspx?newsid=214|archivedate=2016-11-14}}</ref>。[[Mac OS X v10.1]]に対応した最初のバージョン。EntourageがMicrosoft Exchangeクライアントに対応した。
:2007年1月9日限りでサポートが終了している。
: 2007年1月9日限りでサポートが終了している。
 
=== Office 11 ===
;{{Main|en:Microsoft Office System 2003|en:Office 2004 for Mac}}
; Microsoft Office System 2003
:2003年に発売した。Office 製品に InfoPath と OneNote、InterConnect が加わった。XML ドキュメントに対応した。また、メニューバー&ツールバーUI搭載の最後のバージョンである。
: [[ボリュームライセンス]]品は英語版、日本語版とも2003年9月1日に発売。パッケージ品は英語版が2003年10月21日、日本語版が10月24日に発売<ref>{{cite web|url=https://www.microsoft.com/en-us/news/exec/steve/2003/10-21office-launch.aspx |title=Steve Ballmer Speech Transcript - Microsoft Office System Launch |publisher=Microsoft |date=2003-10-21 |accessdate=2013-06-07|archiveurl=https://web.archive.org/web/20130921061421/http://www.microsoft.com/en-us/news/exec/steve/2003/10-21office-launch.aspx|archivedate=2013-09-21}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://www.microsoft.com/ja-jp/presspass/detail.aspx?newsid=1683|title=「Microsoft(R) Office 2003 Editions」日本語版 ライセンス製品を9月1日(月)、パッケージ製品を10月24日(金)に発売 - News Center|accessdate=2016-10-30|date=2003-08-26|publisher=日本マイクロソフト|archiveurl=https://web.archive.org/web/20161114004032/https://www.microsoft.com/ja-jp/presspass/detail.aspx?newsid=1683|archivedate=2016-11-14}}</ref>。Office製品にOneNote、InfoPath、InterConnectが加わった。XMLドキュメントに対応した。また、メニューバー&ツールバーUI搭載の最後のバージョンであるほか、[[Microsoft Windows 2000|Windows 2000]]で利用可能な最後のバージョンである。
:2014年4月8日限りでサポート終了予定。
: 2014年4月9日にサポートが終了した。保証はされていないが、[[Microsoft Windows 10|Windows 10]]でもインストールおよび動作は可能である。
;Office 2004 for Mac
; Office 2004 for Mac
:2004年に発売。「MS Pゴシック」及び「MS P明朝」が含まれた。「Office 2004 for Mac Professional Edition」には「[[Microsoft Virtual PC]] 2004」と Windows のライセンスがセットで含まれた。
: 2004年6月18日発売<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.microsoft.com/ja-jp/presspass/detail.aspx?newsid=1889|title=「Microsoft(R) Office 2004 for Mac Standard Edition」を6月18日(金)、「Microsoft Office 2004 for Mac Professional Edition」を7月23日(金) に発売 - News Center|accessdate=2016-10-30|date=2004-04-07|publisher=日本マイクロソフト|archiveurl=https://web.archive.org/web/20161114004029/https://www.microsoft.com/ja-jp/presspass/detail.aspx?newsid=1889|archivedate=2016-11-14}}</ref>。MS PゴシックおよびMS P明朝が含まれた。Office 2004 for Mac Professional Editionには[[Microsoft Virtual PC]] 2004とWindowsのライセンスがセットで含まれた。
:2012年1月10日限りでサポートが終了している。
: 2012年1月10日限りでサポートが終了している。
 
=== Office 12 ===
;the{{Main|en:Microsoft 2007Office 2007|en:Microsoft Office system2008 (Officefor 2007)Mac}}
; the 2007 Microsoft Office system(Office 2007)
:2007年1月30日に発売した。Office 製品に Groove と Office server 製品が加わった。FrontPage を廃止して SharePoint Designer に置き換えられた。Office アシスタントはこのバージョンから廃止された。ユーザー インターフェイスがコマンド バーから Fluent User Interface ([[リボン (GUI)|リボン UI]])に変更された。配色の制限や Excel のスプレッドシートの制限が緩和された他、多くの個所に改良が施された。標準のファイル保存形式が Microsoft Office バイナリ ファイル形式から [[Office Open XML]] ファイル形式に変更された。Office 2007 Service Pack 2 により OpenDocument 形式の対応、[[XML Paper Specification|XPS]] ドキュメントと [[Portable Document Format|PDF]] ドキュメントの保存に対応した。化粧箱が紙製からプラスチックの箱に変更された。
: ボリュームライセンス品は2006年11月30日発売<ref>{{cite web | last =Hill | first =Brandon | title =Vista, Office 2007 Now Available for Volume Licensing | publisher =DailyTech | date= December 1, 2006 | url =http://www.dailytech.com/article.aspx?newsid=5165 | accessdate =2006-12-19|archiveurl=https://web.archive.org/web/20160303214335/http://www.dailytech.com/article.aspx?newsid=5165|archivedate=2016-03-03}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://www.microsoft.com/ja-jp/presspass/detail.aspx?newsid=2895|title=Windows Vista(TM)、2007 Office system、Exchange Server 2007の法人および企業向けライセンス提供を発表 - News Center|accessdate=2016-10-30|date=2006-11-30|publisher=日本マイクロソフト|archiveurl=https://web.archive.org/web/20161114002455/https://www.microsoft.com/ja-jp/presspass/detail.aspx?newsid=2895|archivedate=2016-11-14}}</ref>、パッケージ品は2007年1月30日発売<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.microsoft.com/ja-jp/presspass/detail.aspx?newsid=2949|title=Microsoft(R) Windows Vista(TM) および2007 Office system 本日より一般・個人向けに発売開始 - News Center|accessdate=2016-10-30|date=2007-01-30|publisher=日本マイクロソフト|archiveurl=https://web.archive.org/web/20161114004026/https://www.microsoft.com/ja-jp/presspass/detail.aspx?newsid=2949|archivedate=2016-11-14}}</ref>。[[Microsoft Windows Vista|Windows Vista]]との同時発売である。Office製品にGrooveとOffice server製品が加わった。FrontPageを廃止してSharePoint Designerに置き換えられた。Officeアシスタントはこのバージョンから廃止された。一部製品のユーザー インターフェイスがコマンドバーからFluent User Interface([[リボン (GUI)|リボン UI]])に変更された。配色の制限やExcelのスプレッドシートの制限が緩和されたほか、多くの個所に改良が施された。標準のファイル保存形式がMicrosoft Officeバイナリ ファイル形式から[[Office Open XML]]ファイル形式に変更された。Office 2007 Service Pack 2により[[OpenDocument]]形式の対応、[[XML Paper Specification|XPS]]ドキュメントと[[Portable Document Format|PDF]]ドキュメントの保存に対応した。化粧箱が紙製からVistaのパッケージと同様の素材・様式のプラスチックの箱に変更された。
:2017年4月11日限りでサポート終了予定。
: 2017年10月10日にサポート終了。
;Office 2008 for Mac
; Office 2008 for Mac
:2008年に発売した。PowerPC と、新規に Intel Mac にネイティブ対応した。Office Open XML に対応した。
: 2008年1月16日発売<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.microsoft.com/ja-jp/presspass/detail.aspx?newsid=3292|title=Microsoft(R) Office 2008 for Mac シリーズを2008 年 1 月 16 日 (水) より発売 - News Center|accessdate=2016-10-30|date=2007-12-05|publisher=日本マイクロソフト|archiveurl=https://web.archive.org/web/20161114002450/https://www.microsoft.com/ja-jp/presspass/detail.aspx?newsid=3292|archivedate=2016-11-14}}</ref>。PowerPC と、新規に[[Intel Mac]]にネイティブ対応した(同時に[[PowerPC]]搭載 Macにとっては最後のバージョンでもある)。Office Open XMLに対応した。
:2013年4月9日限りでサポート終了予定。
: 2013年4月9日にサポートが終了した。
 
=== Office 14 ===
{{Main|en:Microsoft Office 2010|en:Microsoft Office for Mac 2011}}
バージョン 13 は[[忌み数]]を考慮したため、バージョン 14 となった<ref>{{Cite web|author=エリック・レイ|date=2007-02-16|url=http://www.computerworld.jp/news/sw/58333.html|title=次期Officeは2009年?――社内資料で明らかになった「Office 14」の開発ロードマップ|publisher=Computerworld.jp|accessdate=2009-05-20}}</ref>。
バージョン13は[[忌み数]]を考慮したため、バージョン14となった<ref>{{Cite web|和書|author=エリック・レイ|date=2007-02-16|url=https://www.computerworld.com/news/sw/58333.html|title=次期Officeは2009年?――社内資料で明らかになった「Office 14」の開発ロードマップ|publisher=Computerworld.jp|accessdate=2009-05-20|archiveurl=https://web.archive.org/web/20090513124655/http://www.computerworld.jp/news/sw/58333.html|archivedate=2009-05-13|url-status=dead|url-status-date=2013-06-02}}</ref>。
;Office 2010
 
:2010年6月17日に発売された。日本語版にのみアップグレード版も用意されている。また、初めて 64 ビット ネイティブ版も登場した<ref>{{Cite web|last=Fried|first=Ina|coauthors=湯木進悟|date=2009-04-15|url=http://japan.cnet.com/news/ent/story/0,2000056022,20391685,00.htm|title=マイクロソフト、64ビット版の「Office 14」もリリースへ|publisher=CNET Japan|accessdate=2009-05-13}}</ref>。「Office Web Apps」は、同年6月15日に提供された。
; Office 2010
:全製品にFluent User Interface (リボン UI)が採用され、統一された操作性が提供されるようになった。ファイルメニューが改良され、履歴の参照や印刷プレビューなどの表示が以前よりもわかりやすくなっている。IMEがOfficeの正規ユーザー(Office XP以降)に無償で提供されるようになった。化粧箱が[[Microsoft Windows 7|Windows 7]]のパッケージと同様の素材・様式に改められた。このバージョンから、プレインストール製品の初回起動時のプロダクトキーの入力及び、ライセンス認証が必須となった。前バージョンまでは、メーカーがプレインストール時に、ライセンス認証が不要な(インストールした時点でライセンス認証は完了していますと出る)特殊なプロダクトキーでインストールしていたため、初回起動時は使用許諾契約書の確認のみであった。再インストールの際は、CDケースの裏に記載されたプロダクトキーを用いてインストールする必要があるのでライセンス認証は必須。この措置は、その特殊なプロダクトキーをプロダクトキーを確認するソフトを用いて取り出すことや、レジストリのデジタルプロダクトIDの記述をコピーすることによって、無制限にインストールされてしまうという盲点を回避するための変更と思われる。
: 2010年6月17日発売<ref>{{Cite web|和書| url = https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1004/22/news051.html|title=「Office 2010」日本語版、6月17日発売 大幅値下げで普及狙う|publisher = ITmedia|date=2010-04-22|accessdate=2022-02-27}}</ref>。日本語版にのみアップグレード版も用意されている。また、初めて64ビットネイティブ版も登場した<ref>{{Cite web|和書|last=Fried|first=Ina|coauthors=湯木進悟|date=2009-04-15|url=https://japan.cnet.com/article/20391685/|title=マイクロソフト、64ビット版の「Office 14」もリリースへ|publisher=CNET Japan|accessdate=2009-05-13}}</ref>。Office Web Apps(現・[[Office Online]])は、同年6月15日に提供された。
:2020年10月13日限りでサポート終了予定。
: 全製品に Fluent User Interface([[リボン (GUI)|リボン UI]])が採用され、統一された操作性が提供されるようになった。ファイルメニューが改良され、履歴の参照や印刷プレビューなどの表示が以前よりもわかりやすくなっている。IME 2010 がOfficeの正規ユーザー(Office XP以降)に無償で提供されるようになった。化粧箱が[[Microsoft Windows 7|Windows 7]]のパッケージと同様の素材・様式に改められた。このバージョンから、プリインストール製品の初回起動時にもインストールはされているがプロダクトキーの入力および、[[ライセンス認証]]が必須となった(ただし、Office 2000では初回起動時にはCDキーの入力が必要でユーザー登録は任意、前バージョンのOffice Personal 2007 with PowerPoint 2007ではPersonalは初回起動時にはライセンス認証済みとなっているが、PowerPointのみプロダクトキーの入力とライセンス認証が必要だったほか、Office Personal 2007 2年間ライセンス版でもプロダクトキーの入力とインターネットのみからのライセンス認証が必要だった)。日本以外の国でリリースされたOfficeにはすでにこの仕組みが導入されていたが、本バージョンから日本国内にも導入された<ref>{{Cite web|和書|url=http://pc.nikkeibp.co.jp/article/news/20100615/1025533/|title=Office 2010はプリインストールの仕組みが変わる――MSが注意喚起初回にプロダクトキーの入力が必要、同梱DVDの紛失に注意|accessdate=2016-06-19|date=2010-06-15|publisher=日経BP}}</ref>。{{要出典範囲|この措置は、その特殊なプロダクトキーをプロダクトキーを確認するソフトを用いて取り出すことや、レジストリのデジタルプロダクトIDの記述をコピーすることによって、無制限にインストールされてしまうという盲点を回避するための変更と思われる|date=2016年6月}}。前述の通り前バージョンまでは、メーカーがプリインストール時に、ライセンス認証が不要な(インストールした時点でライセンス認証は完了していますと出る)特殊なプロダクトキーでインストールしていたため、初回起動時は使用許諾契約書の確認のみであった。再インストールの際は、前バージョンまでと同様製品版と同じようにDVDケースの裏に記載されたプロダクトキーを用いてインストールする必要があるため、前バージョンまでと同様ライセンス認証は必須。
;Office 2011 for Mac
: [[Microsoft Windows XP|Windows XP]]および[[Microsoft Windows Vista|Vista]]で利用可能な最後のバージョンである。
:2010年10月27日リリース。Entourage が Outlook に置き換えられる。なお、Windows 版とは異なり、64 ビット ネイティブ版は提供されない。起動速度が改善し、VBAが復活した。この版より[[アクティベーション]]が導入された。
:2016 20201101213日限りでサポート終了予定している
 
; Office for Mac 2011
: 2010年10月27日発売<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.microsoft.com/ja-jp/presspass/detail.aspx?newsid=3895|title=「Microsoft(R) Office for Mac 2011」の 参考価格を発表 - News Center|accessdate=2016-10-30|date=2010-09-29|publisher=日本マイクロソフト|archiveurl=https://web.archive.org/web/20161114002500/https://www.microsoft.com/ja-jp/presspass/detail.aspx?newsid=3895|archivedate=2016-11-14}}</ref>。Office 2008 for Macと比べ動作速度が向上し、Office 2004 for Mac以来となるVBAが復活した。メール、[[Personal Information Manager|個人情報管理]](PIM)ソフトウェアはEntourageからOutlookに置き換えられた。この版よりWindows版と同様に[[アクティベーション]]が導入されたが、64ビットネイティブ版は提供されていない。
: 2015年2月10日の更新プログラム(Version14.4.8)で[[OS X Yosemite|Yosemite]](OS X v10.10)に対応した。
: 2015年10月7日の更新プログラム(Version14.5.6)で[[OS X El Capitan|El Capitan]](OS X v10.11)に対応した。
: 2016年1月12日にサポート終了予定だったが、Office 2016 for Macへの移行期間を確保するため、2017年10月10日まで延長された<ref name="cw150709">[https://www.computerworld.com/article/2946187/mac-apps/microsoft-wraps-up-revamped-office-2016-for-mac.html Microsoft wraps up revamped Office 2016 for Mac] - COMPUTERWORLD・2015年7月9日</ref>。最終サポートOSは[[macOS Sierra]](macOS v10.12.6)。
 
==== [[Microsoft 365|Office 365]] ====
法人向けに[[サブスクリプション]]方式で[[クラウドコンピューティング|クラウド]]機能を強化した「Office 365 Business」として[[2011年]][[6月28日]]サービス開始した。個人ユーザー向けのサービス開始は次バージョンにずれ込んでいるため下記参照の事。個人でもOffice 365サービスは付属しないが「Office 365 Business」を主に販売代理店で契約することができる(2018年ごろに家電量販店でも販売開始)。
 
=== Office 15 ===
{{Main|en:Microsoft Office 2013|Microsoft Office 365}}
; Office 2013
: [[2013年]][[2月7日]]<ref>[https://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1301/15/news041.html 日本マイクロソフト、「Office 2013」の発売日をアナウンス――2月7日発売] - [[ITmedia]] PC USER_ 2013年1月16日閲覧。</ref>より発売開始。日本語版のProfessionalにのみ数量限定でアップグレード版がある。リボンUIは引き続き搭載されるが、ユーザーインターフェイスや各アプリのアイコンが[[Microsoft Windows 8|Windows 8]]のスタイルに合わせてある。Windows 8タッチ対応やクラウド対応の強化が施されており、ほぼどこでも作業が可能となる。「名前を付けて保存」や「開く」の機能改善や簡単になったファイル共有、Excelに新しい関数も追加された。Wordには新しい閲覧モードが追加され、前回終了した位置から文書を開くこともできる。ほかにも、多数の新機能が追加されているが、Windows AeroのAero Peekにてウィンドウ枠のライン表示には非対応となった。化粧箱がWindows 8のパッケージと同様の素材・様式のパッケージとなる。デザインもシンプルとなっている。
: Office 2013からライセンス形態が変更され、パッケージ版でも1つのデバイスにのみ使用が許される(当初は異なるPCへのライセンス移管すら認められなかったが、顧客からの反発を受け認めるようになった)<ref>{{Cite web|和書|url=https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/590861.html|title=Microsoft、Office 2013ライセンスのPC間移行を認める|accessdate=2016-06-19|date=2013-03-07|publisher=インプレス}}</ref>。なお日本のみ、パッケージ版1ライセンスにつき2つのデバイスでの使用が認められている<ref>{{Cite web|和書|url=https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/miura/588806.html|title=なぜ日本のOffice 2013のライセンス形態が特別なのか|accessdate=2016-06-19|date=2013-02-22|publisher=インプレス}}</ref>。ちなみにボリュームライセンス向けに提供されてきた「Standard」(Office 2010から)や「Professional Plus」のエディションは継続。
: また、このバージョンでWindows XPおよびWindows Vistaがそれぞれ非対応となり、さらにインストールに必要なCD-ROMおよびDVD-ROMなどのディスクが同梱されなくなった(一部の大手メーカー製PCの[[プリインストール]]版([[バンドル]]版も含む)にも再インストール用DVD-ROMは同梱されない[https://www.microsoft.com/ja-jp/office/2013/guide/default.aspx][https://www.microsoft.com/ja-jp/office/2013/prodinfo/default.aspx]。マイクロソフトの公式サイトにて[[Microsoft アカウント]]を作成後、別途インストール用ファイルをダウンロードした直後にそのままインストール、もしくはダウンロード後にDVD-R、USBメモリ、外付けHDDなどの各種メディアに保存する必要がある<ref group="※">ファイル容量は1GB - 3GB程度で各エディションでファイル容量が異なっている</ref>。プリインストール版とリテール製品版とも、別途有料でバックアップ用DVDを購入も可能[https://www.microsoft.com/ja-jp/office/2013/pipcsetup/pipc_media2.aspx])。プリインストール製品の初回起動時は前バージョンと違い[[HDD]]からプロダクトキーを用いてインストール。再インストールの際は、前バージョンまでと違い製品版と同じようにプロダクトキーを用いてダウンロードする必要がある(先述の通り有料のインストール用DVDもある)。
: なお「Office 2013」は正式名称ではなく通称である(各エディションには「2013」が正式名称に入る)。
: タブレットも含むwith BingにもOffice 2013がプリインストールされている機種もあるが、ARM向け[[Microsoft Windows RT|Windows RT]]には標準で搭載されている(ただし、機能が制限されている)。当初はプレビュー版を搭載し、のちに正式版がリリースされたら、 Windows Updateで無償でアップデートすることができる<ref group="※">ただし、日本市場向けの[[Microsoft Surface|Surface RTモデル]]に関しては最初から正式版が搭載されている。</ref>。
: [[2023年]][[4月11日]]限りでサポート終了予定。
; Office Premium
: [[2014年]][[10月17日]]より、日本で発売されるPCへの[[プリインストール]]専用([[OEM]]版)としてリリースされる'''日本限定'''のライセンス形態(機種によりOffice 2016などのOffice Premiumでない製品がプリインストールされたパソコンもあるが、バージョンなどにより初回起動時や再インストールの方法などが違う)。インストールにはインターネットに接続する必要がありバックアップディスクはないが、インストール後はオフラインでも使用可能。
: 発売時点で最新のOfficeと同じソフトがプリインストールされており、同一のPCを使い続ける限り最新バージョンへのアップグレードが受けられる(アップグレードにはインターネットに接続する必要がある)。機種により(現在はすべての機種に)、[[Microsoft OneDrive|OneDrive]](1TB)・[[Skype]](60分/月の通話)などの1年間の利用権であるOffice 365サービス(Office Premium搭載パソコン専用)も無料で付属している<ref>[https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/gyokai/671255.html 【大河原克行の「パソコン業界、東奔西走」】Office搭載PCを3台買ったら、使えるのは3年間? それとも3TB? ~複雑な新Officeの仕組みやライセンスを解説]([[Impress Watch|PC Watch]]、2014年10月15日)</ref>(更新には1年間延長できるのを別途有料で購入する必要がある)。
: [[2018年]]をもって新規搭載されるPCはなくなっており、Office 2016に置き換えられている。
; Office 365
: 個人ユーザー向けの「Office 365 Solo」(日本のみのエディションで商用利用も可能)がPremiumと同日の2014年10月17日よりサービス開始した。契約期間は1か月単位と1年単位を選べるようになっている。契約するとプランに応じた最新のOffice製品が[[サブスクリプション方式]]として使用できるほか、プランによってはOneDriveの容量が増えたり、一般電話へのSkype通話が月60分使える。1か月(30日)に一度は[[ライセンス認証]]確認のためインターネットに接続する必要がある。
; Office Online(旧・Office Web Apps)
: ''詳細は[[Office 365]]を参照''。
; Office Mobile
: ''詳細は[[Office Mobile]]を参照''。
 
=== Office 2016 ===
{{Main|en:Microsoft Office 2016|en:Microsoft Office 2019|Microsoft 365}}
Office 2016以降、2021に至るまで内部バージョンは16のまま据え置かれている。
; Office 2016
: 2015年9月23日に発売され、当初は法人向け、および個人向けOffice 365ユーザー契約者向けに対し先行提供される<ref>[http://blogs.technet.com/b/microsoft_office_/archive/2015/09/11/admins-get-ready-for-office-2016-rollout-begins-september-22.aspx Office Blogs「9月23日よりOffice 2016 を Office 365 ユーザーに提供開始!」]([[マイクロソフト]]、2015年9月11日)</ref>。また、ボリュームライセンス契約を締結しているユーザーは同年10月1日よりボリュームライセンスサービスセンターからOffice 2016をダウンロードすることが可能となる。そして、個人向けの永続ライセンス版のOffice 2016が同年9月30日に発売された([[パッケージ]]版から[[プリペイドカード|POSAカード]]版に)。
: Office 2016でも、インストールするときに必要な「Microsoftアカウント」を取得すれば、オンラインストレージの「OneDrive」を15GB使用できるようになる。
: OEM版は個人向けと法人向けとでパッケージが違い、個人向けはネット接続が必要で、バックアップディスク(インストールされているストアアプリ版でなくデスクトップ版)は法人向けと同じくあるが作成のみで購入は不可([https://www.microsoft.com/ja-jp/office/homeuse/2016-info-difference.aspx 個人向けと法人向けの違い][https://www.microsoft.com/ja-jp/office/setup/2016pipc/setup.aspx 個人向けPIPCセットアップ方法][https://www.microsoft.com/ja-jp/office/setup/2016pipc/faq.aspx 個人向けFAQ][https://www.microsoft.com/ja-jp/office/2016/pipcsetup/pipc_setup.aspx 法人向けPIPCセットアップ方法][https://www.microsoft.com/ja-jp/office/2016/pipcsetup/pipc_faq.aspx 法人向けFAQ])。なお、以前はディスク注文が可能であったもよう[https://www.microsoft.com/ja-jp/office/2016/pipcsetup/pipc_media2.aspx]。また、Windows 10 Fall Creators Update以降のOffice 2016がプリインストールモデルでは、デスクトップアプリ版のOffice 2016でなくWindows 10のストアアプリ版のOffice 2016がプリインストールされているモデルもある。
: スタンドアロン版の(延長)サポート終了予定は2025年10月14日。
; Office 2016 for Mac
: 2015年9月23日に発売され、Mac版は約5年ぶりのメジャーアップデートとなった。他のプラットフォームと統一されたコードベース<ref>{{Cite web|和書|title=(13) Erik SchwiebertさんはTwitterを使っています: 「Mac Office 2016 version 16 is now live! For the first time in over 20 years, Office is again built out of one codebase for all platforms (Windows, Mac, iOS, Android)! https://t.co/6gNdKTOEHl」 / Twitter|url=https://twitter.com/schwieb/status/954037656677072896|website=Twitter|accessdate=2021-03-12|language=ja}}</ref>とフラットなデザインが特徴で、OneDriveの連携が強化されている。2015年7月に[[Microsoft Office 365|Office 365]]契約者向けに提供が開始されており、個人向けの永続ライセンス版が同年9月30日に発売された<ref name=cw150709 />。
: 永続ライセンス版は2020年10月13日にサポート終了した(延長サポート対象外)。
: 2017年6月16日リリースの更新プログラム(Version15.35.0)で[[macOS High Sierra]](macOS v10.13)に暫定対応した。正式対応は9月12日リリースの更新プログラム(Version15.38.0)以降。
 
=== Office 2019 ===
; Office 2019
: 2018年9月24日に発売され、当初は法人向けに先行提供される。一般向けは2019年1月22日に発売された<ref>{{Cite web|和書|url=https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/1164582.html |title=日本マイクロソフト、「Office 2019」の販売を1月22日より開始 |publisher=impress watch |accessdate=2021-07-23}}</ref>。
: Office 2019はWindows、macOSで使用できるOffice 365の[[オンプレミス]]バージョンである。定期的なセキュリティと安定性の更新プログラムのみ提供される<ref>{{Cite web|和書|url=https://support.office.com/ja-jp/article/Office-2019-for-Windows-%E3%81%A8-Mac-%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6%E3%82%88%E3%81%8F%E5%AF%84%E3%81%9B%E3%82%89%E3%82%8C%E3%82%8B%E8%B3%AA%E5%95%8F-FAQ-a8fed43d-4c11-404a-acc3-09eb46a3a7fb |title=Office 2019 for Windows と Mac についてよく寄せられる質問 (FAQ) |publisher=Microsoft |accessdate=2019-12-19}}</ref>。
: 2016までのメインストリーム5年、延長5年、計10年のサポートポリシーが短縮され、メインストリーム5年、延長2年、計7年のサポートとなっている。この関係上、2016と同じく2025年10月14日に全サポートが終了する<ref name="support-2019-2021">{{Cite web|和書|url=https://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/2103/08/news060.html |title=Office 2021と日本市場 永続とクラウドのはざまで |publisher=ITmedia Inc. |accessdate=2021-10-06}}</ref>。
 
=== Office 2021 ===
; Office 2021
: 2021年10月5日に発売された、永続ライセンス版のOfficeである<ref>{{Cite web|和書|url=https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1355835.html |title=買い切り版Office 2021、国内価格も発表 |publisher=Impress Corporation |accessdate=2021-10-06}}</ref>。[[Microsoft Windows 11|Windows 11]]と同日のリリースとなった。
: 2019よりさらにサポート期間が短縮され、延長サポートは設定されず、メインストリームの5年のみとなった<ref name="support-2019-2021" />。サポート終了日は2026年10月13日<ref>{{Cite web|和書|url=https://docs.microsoft.com/ja-jp/lifecycle/ |title=Microsoft ライフサイクル ポリシー |publisher=Microsoft Corporation |accessdate=2021-10-06}}</ref>。
 
=== Office 2024 ===
; Office 2024
: 2024年10月1日に発売される<ref>{{Cite web|url=https://licensecounter.jp/microsoft365/blog/2024/09/officeltsc2024-release.html|title=10月リリース!Office LTSC 2024情報まとめ|Microsoft 365 相談センター|accessdate=2024-09-23}}</ref>、永続ライセンス版のOfficeである。
: 2021同様、延長サポートは設定されず、メインストリームの5年のみとなった。サポート終了日は2029年10月9日<ref>{{Cite web|url=https://learn.microsoft.com/ja-jp/lifecycle/products/office-ltsc-2024 |title=Office LTSC 2024 - Microsoft Lifecycle | Microsoft Learn |publisher=Microsoft Corporation |accessdate=2024-09-23}}</ref>。
 
=== サポート状況 ===
{{Timeline Microsoft Office for Windows}}
 
== エディション ==
171 ⟶ 319行目:
|+Microsoft Office 95
!
!Standard Edition
!Professional Edition
|-
!style="text-align:left"|Word
199 ⟶ 347行目:
|+Microsoft Office 97
!
!Personal Edition名称なし{{ref_label|v8|1|1}}
!Personal businessBusiness Edition{{ref_label|v8|2|2}}
!Standard Edition{{ref_label|v8|1|1}}
!Small Business Edition{{ref_label|v8|3|3}}
!Small Business (Edition v2){{ref_label|v8|3|3}}
!Professional Edition{{ref_label|v8|1|1}}
!Developer Edition{{ref_label|v8|1|1}}
237 ⟶ 385行目:
|{{no}}||{{no}}||{{no}}||{{no}}||{{yes}}||{{no}}||{{no}}
|}
<ol {{plainlist|style="list-style-type:none; font-size: 90%">;|
<li>* {{note_label|v8|1|1}} 日本と韓国のみ、Powerd by Word 98 として発売された。Word 97 が Word 98 に、Outlook 97がOutlook 98に置き換わっている。</li>
<li>* {{note_label|v8|2|2}} 他に Bookshelf Basic Basic(バージョンにより一部のエディションにも搭載)と、バージョンにより異なるが他社製品の[[ジョルダン MapFan II (企業)|ジョルダン]][[乗換案内]]などが含まれた。同時期に Word と家庭向けソフトを収録した Family Package 97 も発売された。</li>
<li>* {{note_label|v8|3|3}} 日本では取り扱っていない。</li>
<li>* {{note_label|v8|A|A}} Powerd by Word 98 パッケージに含まれるバージョン。</li>
}}
</ol>
|}
 
250 ⟶ 398行目:
|+Microsoft Office 2000
!
!Personal Edition
!Standard Edition
!Small Business{{ref_label|v9|1|1}}
!Professional Edition
!Premium
!Developer
284 ⟶ 432行目:
|{{no}}||{{no}}||{{no}}||{{no}}||{{no}}||{{yes}}
|}
<ol {{plainlist|style="list-style-type:none; font-size: 90%">;|
<li>* {{note_label|v9|1|1}} 日本では扱っていない。</li>
}}
</ol>
|}
 
297 ⟶ 445行目:
!Standard
!Small Business{{ref_label|v10|1|1}}
!Professional Edition
!Professional Special Edition
!Professional with FrontPage{{ref_label|v10|2|2}}
!Developer
307 ⟶ 455行目:
|Retail & VL & OEM
|Retail
|VL
|Retail
|Retail & VL
|-
!style="text-align:left"|Word
334 ⟶ 482行目:
|{{no}}||{{no}}||{{no}}||{{no}}||{{no}}||{{no}}||{{yes}}
|}
<ol {{plainlist|style="list-style-type:none; font-size: 90%">;|
<li>* {{note_label|v10|1|1}} 日本では扱っていない。</li>
<li>* {{note_label|v10|2|2}} 日本でのみ扱っている。</li>
}}
</ol>
|}
 
345 ⟶ 493行目:
|+2003 Microsoft Office system
!rowspan="2"|
!PersonalBasic / BasicEdition{{ref_label|v12|1|1}}
!Student and Teacher Edition{{ref_label|v12|2|2}}
!Standard Edition
!Small Business Edition{{ref_label|v12|2|2}}
!Professional Edition
!Professional Enterprise Edition
356 ⟶ 504行目:
|Retail & VL
|Retail & VL
|Retail
|VL & OEM
|VL
|-
!style="text-align:left"|Word
380 ⟶ 528行目:
|{{no}}||{{no}}||{{no}}||{{no}}||{{no}}||{{yes}}
|}
<ol {{plainlist|style="list-style-type:none; font-size: 90%">;|
<li>* {{note_label|v11|1|1}} 日本では Basic エディションEdition Personal エディションEditionとして扱われている。</li>
<li>* {{note_label|v11|2|2}} 日本では扱っていない。</li>
}}
</ol>
|}
 
441 ⟶ 589行目:
|{{no}}||{{no}}||{{no}}||{{no}}||{{no}}||{{no}}||{{no}}||{{yes}}{{ref_label|12|4|4}}||{{yes}}
|}
<ol {{plainlist|style="list-style-type:none; font-size: 90%">;|
<li>* {{note_label|v12|1|1}} 日本では Basic エディションが Personal エディションとして扱われている。</li>
<li>* {{note_label|v12|2|2}} 日本でのみ扱われている。</li>
<li>* {{note_label|v12|3|3}} 日本では扱っていない。</li>
<li>* {{note_label|v12|4|4}} 2007年第2四半期以前のパッケージには含まれていない。</li>
}}
</ol>
|}
 
 
{|
503 ⟶ 650行目:
|{{yes}} ([[Windows Live]])||{{yes}} ([[Windows Live]])||{{yes}} ([[Windows Live]])||{{yes}}||{{yes}}
|}
|}
 
{|
|
{|class="wikitable" style="text-align:center; font-size:90%;"
|+Microsoft Office 2013
!rowspan="2"|
!Home & Student{{ref_label|v15|1|1}}
!Personal{{ref_label|v15|2|2}}
!Home & Business
!Professional
!Standard
![http://products.office.com/ja-jp/professional-plus/office-professional-plus-2013 Professional Plus]
!RT
|-
|Retail & OEM
|Retail & OEM
|Retail & OEM
|Retail & OEM
|VL{{ref_label|v15|3|3}}
|VL{{ref_label|v15|3|3}}
|Windows RT 標準搭載
|-
!style="text-align:left"|Word
|{{yes}}||{{yes}}||{{yes}}||{{yes}}||{{yes}}||{{yes}}||{{yes}}
|-
!style="text-align:left"|Excel
|{{yes}}||{{yes}}||{{yes}}||{{yes}}||{{yes}}||{{yes}}||{{yes}}
|-
!style="text-align:left"|PowerPoint
|{{yes}}||{{no}}||{{yes}}||{{yes}}||{{yes}}||{{yes}}||{{yes}}
|-
!style="text-align:left"|Outlook
|{{no}}||{{yes}}||{{yes}}||{{yes}}||{{yes}}||{{yes}}||{{partial|8.1以降}}
|-
!style="text-align:left"|OneNote
|{{yes}}||{{no}}||{{yes}}||{{yes}}||{{yes}}||{{yes}}||{{yes}}
|-
!style="text-align:left"|Access
|{{no}}||{{no}}||{{no}}||{{yes}}||{{no}}||{{yes}}||{{no}}
|-
!style="text-align:left"|Publisher
|{{no}}||{{no}}||{{no}}||{{yes}}||{{yes}}||{{yes}}||{{no}}
|-
!style="text-align:left"|InfoPath
|{{no}}||{{no}}||{{no}}||{{no}}||{{no}}||{{yes}}||{{no}}
|-
!style="text-align:left"|Lync
|{{no}}||{{no}}||{{no}}||{{no}}||{{no}}||{{yes}}||{{no}}
|-
!style="text-align:left"|Office Web Apps
|{{yes}} ([[Windows Live]])||{{yes}} ([[Windows Live]])||{{yes}} ([[Windows Live]])||{{yes}} ([[Windows Live]])||{{yes}}||{{yes}}||{{yes}}
|}
{{plainlist|style=font-size: 90%;|
* {{note_label|v15|1|1}} 日本では扱っていない。
* {{note_label|v15|2|2}} 日本でのみ扱っている。
* {{note_label|v15|3|3}} [https://office.microsoft.com/ja-jp/standard/ ボリューム ライセンスで提供される Office 統合製品の比較]
}}
|}
 
{|
|
{|class="wikitable" style="text-align:center; font-size:90%;"
|+Microsoft Office 2016
!
!Personal
!Home & Business (Win/Mac)
!Professional{{ref_label|v16|1|1}}
!Home & Student for Mac
!Academic for Mac
|-
!style="text-align:left"|Word
|{{yes}}||{{yes}}||{{yes}}||{{yes}}||{{yes}}
|-
!style="text-align:left"|Excel
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!style="text-align:left"|PowerPoint
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!style="text-align:left"|Outlook
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!style="text-align:left"|OneNote
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!style="text-align:left"|Access
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!style="text-align:left"|Publisher
|{{no}}||{{no}}||{{yes}}||{{no}}||{{no}}
|-
|}
{{plainlist|style=font-size: 90%;|
* {{note_label|v16|1|1}} 同一の構成のProfessional Academicが存在する。
}}
|}
 
{|
|
{|class="wikitable" style="text-align:center; font-size:90%;"
|+Microsoft Office 2019/2021
!
!Personal
!Home & Business (Win/Mac)
!Professional{{ref_label|v16-2019-2021|1|1}}
!Home & Student for Mac
!Academic for Mac
|-
!style="text-align:left"|Word
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|-
!style="text-align:left"|Excel
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!style="text-align:left"|PowerPoint
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!style="text-align:left"|Outlook
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!style="text-align:left"|Access
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!style="text-align:left"|Publisher
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|-
|}
{{plainlist|style=font-size: 90%;|
* {{note_label|v16-2019-2021|1|1}} 同一の構成のProfessional Academicが存在する。
}}
|}
 
== Linuxへの対応 ==
Microsoftはこの製品のLinux版を提供していないため、Linux上でMicrosoft Officeを動作させるには、[[Wine]]が必要になる。2016年12月現在、Office 2013(32bit)およびそれ以前のバージョンはおおむね動作する。Office2016(32bit)も大幅に改善している。しかしながら、Wineの以前のバージョンでないとインストーラすら動作しない場合があるほか、また[[.NET]]などの他のWindowsのソフトウェアも一緒にインストールする必要がある場合が多い。手っ取り早くこの問題に対処するには、[[PlayOnLinux]]を用いて、開発者により良好な動作が確認されたインストールの手順を自動的に再現させる方法がある。このほか、[[SharePoint Designer]]など、利用者の少ないアプリケーションにはそもそも動作確認がほとんどされていないものもあるので注意が必要。Microsoft Officeの64Bit版(バージョン・エディション問わず)をLinux上でインストールならびに動作させる方法は2016年12月現在、対応するバージョンのWindowsのライセンスを取得して、 Windows仮想マシンにWindowsをインストールするしかない<ref>[https://appdb.winehq.org/objectManager.php?bShowAll=true&bIsQueue=false&bIsRejected=false&sClass=version&sTitle=&sReturnTo=&iId=18487 WineHQ - Microsoft Office (installer only) 2010 (64 bit)]</ref><ref>[https://appdb.winehq.org/objectManager.php?bShowAll=true&bIsQueue=false&bIsRejected=false&sClass=version&sTitle=&sReturnTo=&iId=28170 WineHQ - Microsoft Office (installer only) 2013 (64 bit)]</ref><ref>[https://appdb.winehq.org/objectManager.php?bShowAll=true&bIsQueue=false&bIsRejected=false&sClass=version&sTitle=&sReturnTo=&iId=33762 WineHQ - Microsoft Office (installer only) 2016 (64-bit)]</ref>。
 
== ライセンス形態 ==
これらの各種ソフトウェアをそれぞれのエディション、つまり製品世代で組み合わせて「オフィス スイート製品」として販売している。単体パッケージでも販売されている。一部のソフトウェアは単体パッケージのみ、あるいはボリュームライセンスのみのために、Office 2010 2013の最上位エディションである Professional でもオフィスアプリケーション単体のパッケージを追加で買わないかぎり、Microsoft スイOfficeのアプリケションが全種類揃うことはない。
 
=== リテール版 ===
ソフトウェア単独や統合製品として小売されているリテール版(パッケージ版、製品版)には、新規購入パッケージと、旧バージョンや現行バージョンを含む単体パッケージやプリインストール(OEM 版)からのアップグレード版パッケージの 2 つが提供されている。
 
アップグレード版の場合は、アップグレードと同時に下位エディションから上位エディションに変更することもできる。たとえば Office 2003 Personal から Office Professional 2010 へのアップグレードも可能である。
 
場合によっては、新規パッケージを購入するよりも、アップグレードの対象となる安価な単体製品とアップグレード版を購入した方が安い場合も生じる。なお、譲渡については原則1回だけのみ可能。アップグレード版の場合は、アップグレードの対象となる製品も合わせて譲渡しなければならない規定となっている<ref name="jouto">[httphttps://support.microsoft.com/kbja-JP/881457help/ja881457 ライセンス認証が完了している製品を他人に譲渡することはできますか?]</ref>。
 
Office 2016以降は(Office 365が始まったため)アップグレード版は販売されていない。
 
==== アカデミック版 ====
製品版の一部のエディションでは[[アカデミックパッケージ|アカデミック版]]が設定されている。Office 2010 2013では Professional のみに設定されており、一般の製品版同様、新規購入パッケージとアップグレード版パッケージがある。購入は一般的なアカデミック版と同様で、[[教員]]や[[学生]]であることを証明する書類を提示したり、[[ファクシミリ|FAX]] で送信することで購入が可能になる。
 
譲渡は譲渡先がアカデミック対象ユーザーに該当している場合のみ可能<ref>[httphttps://downloadwww.microsoft.com/downloadja-jp/4education/clicense/2ap/4c29cbd4-f377-43c9-ac38-96fc4fde81f8/MSDNAA_EULAfaq.pdfaspx アカデミック アライアンスパック : よく寄せられる質問 プログラム(FAQ)]</ref>。
 
=== プリインストール ===
[[プリインストール]]されている(OEM版)エディション(OEM 版) Personal が過半数であったしかし、企業や学校においてプレゼンをする機会が増えてきたため、日本では Office 2007 において PersonalにPowerPoint Personal に加えた Microsoft Office Personal 2007 with PowerPoint 2007 が新たなプリインストール専用エディションとして登場している<ref>{{Cite web|和書|date=2006-12-21|url=httphttps://wwwnews.microsoft.com/japanja-jp/presspass/detail.aspx?newsid=2923|title=「Microsoft(R) Office Personal 2007 with Microsoft Office PowerPoint(R) 2007」搭載モデルをPCメーカー各社が1月より出荷|publisher=Microsoft|accessdate=2010-10-30}}</ref><ref>{{Cite web|和書|date=2006-12-21|url=httphttps://www.itmedia.co.jp/news/articles/0612/21/news039.html|title=PowerPointがプリインストール対応に 1月以降、搭載PC登場|publisher=ITmedia|accessdate=2009-05-20}}
</ref>。さらに Office 2010 からは上記の代Personalにとしわって、PowerPoint ほか OneNote が加わった Home and Business エディション登場していプリインストールされことが多くなった。こちらはリテール版も設定されている。また、[[BTO]] ではProfessionalなどの多くのエディションが選択できる場合が多い。
 
いずれにしても、ソフトのみのリテール版(製品パッケージ版、製品版)よりも安く設定されているが、パソコン ハードウェア本体に付属するライセンス形態のため、パソコンを譲渡する場合、ハードウェアとセットで譲渡しなければならない規定となっている<ref name="jouto"/>。
 
ただし、プリインストールの Office を根拠に、別のパソコンへ小売されているアップグレード版のインストールが、元々のパソコンからプリインストール済みの Office を削除することを条件に認められており、この場合、ハードウェアとソフトウェアのライセンスは切り離されることになる<ref>[httphttps://support.microsoft.com/kbja-JP/881464help/ja881464 新しく購入したコンピュータに、OEM 版 Office XP をアップグレード対象にして Office 2003 アップグレード版をインストールできますか?]</ref>
 
=== プリインストール版とリテール版の相違点 ===
プリインストール版は搭載されたパソコンでのみ使用可能であるが、リテール版はあるパソコンで使用しなくなれば、アンインストールした上で新しい別のパソコンで使用することができる。また、Windows 用のリテール版ならば、同時使用しないという前提であ制限が加わるが、同一個人が所有し利用するパソコンで、かつ一方が携帯用である場合に限り(例・自宅のデスクトップ パソコンと携帯用[[ノートパソコン|ノート パソコン]]、あるいは自宅で使う大型ノートと[[ネットブック]]を含む携帯用モバイル ノート)2 台まで[[インストール]]できる<ref>{{Cite web|和書|date=2004-11-05|url=httphttps://support.microsoft.com/kbja-JP/881466help/ja881466|title=2 台以上のコンピュータにインストールできますか?|work=サポート オンライン|publisher=マイクロソフト|accessdate=2009-11-05}}</ref>。
 
{{節スタブ}}
== Microsoft Office に関する資格について ==
 
== Microsoft Office に関する資格 ==
{{Main|マイクロソフト認定アプリケーションスペシャリスト|Microsoft Office Specialist}}
 
Microsoft Office に関する資格として、Office 2007 に対応したマイクロソフト認定アプリケーション スペシャリスト('''Microsoft Certified Application Specialist''' (略称 MCAS))や、Office 2003 までのバージョンに対応する '''Microsoft Office Specialist''' (略称 MOS)がある。以前 Microsoft Office User Specialist (Specialist(略称 MOUS)とされていた。
 
== 製品の特徴 ==
=== OS との協調路線 ===
マイクロソフトは [[オペレーティングシステム|OS ]]の販売も行っていることから、Microsoft Office OS の改良にあわせて改良を行ったり、Microsoft Office による改良が OS に取り入れられる場合などがある。
 
Office 2000の改良点であるメニューの優先表示などの機能は、のちに販売された [[Microsoft Windows 2000|Windows 2000]] でも採用された。また、Office 2007 から採用されたリボン UI [[Microsoft Windows 7|Windows 7]] において付属のペイントやワードパッドに導入されるほか、一般のアプリケーションがリボンを搭載できるよう API の公開が決定している<ref>{{Cite web|和書|author=一色政彦|date=2008-11-26|url=httphttps://www.atmarkit.itmedia.co.jp/fdotnet/dnfuture/win7office14_01/win7office14_01_02.html|title=次期Windows 7とOffice 14はどう進化するのか?|work=特集 マイクロソフトのクライアント戦略|publisher=@IT|accessdate=2009-05-20}}</ref>。
 
=== 開発環境との連携 ===
アプリケーション開発者は、Visual Studio Tools for Office(以下 VSTO)、[[Visual Basic]] および Visual [[C Sharp|C#]] を使用して Office 2003 以降のアプリケーションを拡張できる<ref>[https://learn.microsoft.com/ja-jp/visualstudio/vsto/office-and-sharepoint-development-in-visual-studio?view=vs-2022&redirectedfrom=MSDN Visual Studio Tools for Office]</ref>
<ref>[http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/d2tx7z6d(VS.80).aspx Visual Studio Tools for Office]</ref>
 
[[Visual Studio]] 2005 シリーズの場合は Team System エディションを購入する、MSDN Subscription サブスクリプション契約を結ぶ、あるいは VSTO を別途購入する必要があったが、Visual Studio 2008 の場合、Professional エディション以上から VSTO が標準付属するようになっている。VSTOを使用することで、Officeアプリケーション用アドインの作成、リボンUIのカスタマイズなどが行えるようになっている。
VSTOを使用することで、Officeアプリケーション用アドインの作成、リボン UI のカスタマイズなどが行なえるようになっている。
 
=== Office アシスタント ===
{{Main|Officeアシスタント}} Office 97~2003に存在していた機能。
'''Office アシスタント'''は、ヘルプ メッセージの表示などを行うユーザー サポート キャラクター。Windows 版、Macintosh 版ともに利用できる(若干の差異あり)。Office 97 で初採用され、Office 2000 ではウィンドウを飛び出して自由に移動できるようになった。また、別途用意されている開発ツールを駆使すれば自作で Office アシスタントを開発することも出来る。しかし、Office アシスタントを常駐させることがかえって作業の邪魔になったり、アシスタント機能そのものが不要という意見も多く、Office XP 以降では標準では表示されないように設定され、Office 2007 ではこの機能は完全に廃止された。なお、Office アシスタント機能の代替として Office XP 以降ではメニュー バーの端に検索用語を入力することで該当記事を即座に検索できる'''「質問バー」'''が付加された。
 
=== 競合ソフトとのシェア争い ===
Office アシスタントは質問を入力すると該当する項目またはそれに近い記事を検索するが、Office XP 以前と Office 2003 では該当する記事の一覧表示方法が異なっており、Officeのバージョンが上がるにつれてアシスタントが目立ちづらくなってしまった。
{{Seealso|オフィススイート#代表的なオフィススイート}}
[[パーソナルコンピュータ]]普及初期の[[1980年代]]後半から[[1990年代]]前半は、[[マイクロソフト]]の他に、[[Apple]]、[[ロータス (ソフトウェア)|ロータス]]、[[コーレル]]、[[ジャストシステム]]などがオフィススイートを開発・供給していた。しかし[[マイクロソフト]]の[[Microsoft Windows 95|Windows 95]]のリリースにより、パーソナルコンピュータが職場や一般市民に広く普及した1990年代後半以後は、[[マイクロソフト]]のデスクトップOSであるWindowsにMicrosoft Officeを[[バンドル]][[プリインストール]]したパーソナルコンピュータが大量に供給され、市場シェアの面で競合製品を圧倒するようになり<ref>{{Cite web|和書|url=http://bcnranking.jp/award/section/soft/soft03.html|title=統合ソフト : 部門別受賞企業一覧 : 実売データに基づいてNo1メーカーを讃える BCN AWARD|accessdate=2016-06-19|publisher=BCN Inc.}}</ref>、デファクトスタンダードの地位を確立した<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0507/04/news002.html|title=OpenOffice.org 2.0はMicrosoft Office代替えにふさわしいか|accessdate=2016-06-19|date=2005-07-04|publisher=ITmedia}}</ref>。
 
一方で、マイクロソフトはパソコンメーカーに対してバンドル契約にWordとExcelの2本セットでの添付を条件づけていたことがあり、不公正な取引にあたるとして[[公正取引委員会]]から注意を受けたことがある<ref>{{Cite web|和書|url=https://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/981124/koutori.htm|title=公正取引委員会、マイクロソフトへの勧告内容をPDFファイルで公開|accessdate=2016-06-19|date=1998-11-24|publisher=インプレス}}</ref>。このようなマイクロソフトの販売手法は「[[Microsoft Windows#独占の問題|マイクロソフトによる独占の問題]]」でも述べているように、独占禁止法に触れるのではないかとする人々も多く、たびたび裁判沙汰となる<ref>{{Cite web|和書|url=http://www.jiten.com/dicmi/docs/m/7909.htm|title=MSの反トラスト法裁判の年表/~1997年12月31日 - マルチメディア/インターネット事典|accessdate=2016-06-19|publisher=Digital Creators Conference}}</ref>。
==== 主なアシスタント ====
; クリッパー
: [[ゼムクリップ]]がモデルの Office アシスタント。体は細い[[針金]]でできており、その形状を自在に変化させることができる。体の端を丸めることで物をつかむこともできる。英語版のMicrosoft Officeを使用している場合はこのアシスタントが標準のキャラクターとして表示される。
; カイル
: [[イルカ]]がモデルの Office アシスタント。愛用する[[ホタテガイ|ホタテ貝]]形のノートパソコンを鼻先でタイプする。日本語版の Microsoft Office を使用しており、アシスタントを有効にしている場合はこのイルカが標準のキャラクターとして表示される。Office 2000 より擬似的な立体感を表現するようになった。同様の例では上記のクリッパーや下記の F1、Office ロゴが例に挙げられる。
; F1
: 二足歩行ロボット風 Office アシスタント。Office 2000 より登場。300/M シリーズに属し、その初代型であるという。ボディの分解・再構築も得意。退場時にたびたび爆破される。
; Office ロゴ
: Office XP 及びそれ以前のロゴマークをモチーフとしたミステリアスな Office アシスタント。
; マーリン
: 立派なひげをたたえた老人男性風 Office アシスタント。本人は[[魔法使い]]という設定。Office XP より登場するが、[[Microsoft Windows Millennium Edition|Windows Me]] の初回設定画面にも登場する。
; 孫悟空
: 『[[西遊記]]』の主人公、[[孫悟空]]がモデルの Office アシスタント。Office XP より登場。
; ミミー
: [[ネコ]]のアシスタント。しばらく操作等せずに放置しておくと、居眠りを始める。
; ロッキー
: [[イヌ]]。たまに登場するとき、チェーンが引っかかるのでガスバーナーを使って切る。[[Microsoft Windows XP|Windows XP]] の検索アシスタントの標準キャラクターである。
; スーパーわん太
: Office 97 にのみ登場したマントを装着した[[イヌ]]。
; 冴子先生
: 表情豊かな女性Office アシスタント。名刺が変形した専用のデスクに席を構えている。不思議な力を持っている。日本語版オリジナルのアシスタント。退場時に突然現れた穴に吸い込まれる。
; [[さんまのまんま|まんまちゃん]]
: Office 2000 の販促キャンペーン時にのみ存在したテレビ番組のマスコットキャラクターを模したアシスタント。現在では入手不可能。
; マックス
: Macintosh 版限定。足の生えた [[Macintosh 128K|初代 Macintosh]] といった風体。放っておくと、[[ルービックキューブ]]になったりする。
 
無料の代替品を作る動きも起き、[[オープンソースソフトウェア]]として[[OpenOffice.org]]・[[LibreOffice]]が登場、官公庁にも導入された<ref>[https://ja.libreoffice.org/discover/who-uses-libreoffice/ LibreOfficeを使っている団体 | LibreOffice - オフィススイートのルネサンス]</ref>。
=== 競合ソフトとのシェア争い ===
 
1995年にマイクロソフトは、Windows 95 の登場に合わせて OS の販売における独占的な立場を生かし、いち早く [[32ビット]]化した Office 95 の販売を開始し、対応が遅れた他社製オフィス スイート商品を圧倒した。また、このころの[[パーソナルコンピュータ]](パソコン)への組み込み販売では、マイクロソフトがパソコンメーカー各社に対し、Windows 95 への初期導入[[ソフトウェア|ソフト]]として Microsoft Office を指定した。Office 95 登場まで、[[アメリカ合衆国|米国]]では [[WordPerfect]] がワープロの、[[Lotus 1-2-3]] が[[表計算ソフト|スプレッドシート]]の、また[[日本]]では[[一太郎]]が[[ワードプロセッサ|ワープロ]]の、それぞれ[[市場占有率|シェア]] No. 1 であったが、初期導入指定という販売手法も相まって、[[1990年代]]後半から[[デファクトスタンダード]]として Microsoft Office が市場を占めている。一度シェアを失った競合製品はその後の挽回を図って極端な低価格によって対抗したが、多くは市場から撤退を余儀なくされた。
[[2010年代]]頃からオフィススイートへの再参入・新規参入が盛んになり、[[クラウドコンピューティング|クラウドサービス]]で無料または有料[[サブスクリプション]]で利用する形式を、Google、Apple、IBM、Zohoなどが開発供給した。
 
[[2000年代]]まではオフィススイートの利用形式は、パーソナルコンピュータにバンドルプリインストールされたオフィススイートを利用する形式が主要な利用形式だったが、2010年代以後は個人としての使用・法人の業務としての利用でも、バンドルプリインストール版の利用と、クラウドサービス版で利用する形式の2種類が主要な利用形式になっている。2015年時点では、クラウドサービス版は、Google、マイクロソフト、Appleが主要な供給者として競合状態であり、デファクトスタンダードは確立していない{{要出典|date=2023年4月}}。
このようなマイクロソフトの販売手法は「[[Microsoft Windows#マイクロソフトによる独占の問題|マイクロソフトによる独占の問題]]」でも述べているように、独占禁止法に触れるのではないかと意見する人々も多く、度々裁判沙汰となる。
 
== 注釈 ==
近年では [[OpenOffice.org]] が政府系機関や[[地方公共団体]]などを中心にシェアを奪いつつあり、マイクロソフトは Office 2007 からオープンな[[ファイルフォーマット|ファイル形式]]を採用するなどして対抗しているが、オープンフォーマットを標準とする無料のオフィス スイートがある中、対価を払ってまで Microsoft Office を購入する必要があるのかという意見もある<ref>特に、マルチライセンスで導入されている旧バージョンのサポート終了をきっかけに、バージョンアップ費用を回避する目的で、無料で使えるOpenOffice.orgへ切り替えるケースも増えている。一例:[http://www.pref.yamagata.jp/ou/somu/020051/openoffice_dounyu.html 山形県の例]</ref>。
{{Reflist|group="※"}}
 
== 脚注出典 ==
{{脚注ヘルプReflist|30em}}
{{Reflist}}
 
== 関連項目 ==
* [[Microsoft 365]]
* [[Macintosh Business Unit]](通称「Mac BU」。[[Macintosh]] 向け Microsoft Office を開発している)
* [[Macintosh Business Unit]](通称「Mac BU」。[[Macintosh]] 向け Microsoft Officeを開発している)
* [[Microsoft Works]]
* [[オートシェイプ]]
* [[オフィススイートの比較]]
* [[WPS Office]]
* [[Microsoft Office Specialist]](MOS)
 
== 外部リンク ==
* {{Official website|name=Microsoft Office}} 公式サイト{{Ja icon}}
* [http://msdn.microsoft.com/ja-jp/office/ Microsoft Office 開発者向け技術情報]
* [http://technet.microsoft.com/ja-jp/office/ Microsoft Office マイクロソフト 公式技術情報]
* [http://office.microsoft.com/ja-jp/ Microsoft Office Online ホームページ]
* [http://www.microsoft.com/japan/mac/ Microsoft Office for Mac]
 
{{オフィススイート}}
{{Microsoft Office}}
{{マイクロソフト}}
{{コンピュータの資格}}
 
{{典拠管理}}
[[Category:オフィスソフト]]
[[Category:Microsoft Office|*]]
[[Category:1989年のソフトウェア]]
 
[[af:Microsoft Office]]
[[ar:مايكروسوفت أوفيس]]
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